ラジカル重合の速度
ラジカル重合反応
ri 開始過程 I → 2R・
R・+M → M・
rp 成長過程 M・+M → M2・
・・・・・・
Mm・+M → M(m+1)・
・・・・・・
rt 停止過程 Mm・+Mn・ → P(m+n)
Mm・+Mn・ → Pm+Pn
rm 連鎖移動過程 Mm・+Y → Pm+Y・
Iは開始剤、Mはモノマー、R・は開始剤の分解により生じるラジカル
Mi・はi量体のポリマーラジカル、Piはi量体ポリマー、
YはMm・との反応でラジカルY・を生成する成分で、溶媒やモノマーです。
各過程の速度式は
開始過程 ri=2kdf[I]
成長過程 rp=kp[R][M]
停止過程 rt=kt[R]^2
連鎖移動過程 rm=km[R][Y]
ここで、[R]=Σ{∞,i=1}[Mi・]
fは開始剤効率で、開始剤の分解により生じたR・からM・を生じる割合です。
開始過程で消費されるモノマー量は、成長過程で消費されるそれに比べて無視できるので、
この重合反応の速度は
r=-rm=kp(2kpf/kt)^(1/2)[M][I]^(1/2)
で表されると言うのですが、
どのように計算すれば算出出来るのでしょうか?
補足
いろいろ調べてくださってありがとうございます。 自分が調べた本(洋書)に載っていたのが Mn + M→ Mn+1 (両矢印かけなかったんですけど平衡ということで)Mn:成長種、M:モノマー 正反応の速度定数kp逆反応kdpとして Rp=-d[M]/dt= kp[M*][M]-kdp[M*] 平衡時 kp[M]c=kdp [M]c:平衡モノマー濃度 Ki I + M →M* (平衡です)I:開始種 サイズnの成長鎖の濃度 [Mn*] = Ki[I]c[M]c(Kp[M]c)n-1(乗) Ki、Kp:開始、成長の平衡定数 ポリマー分子の全濃度[N]= Σ[Mn*]= Ki[I]c[M]c/1-Kp[M]c ポリマー内に取り込まれたモノマーの全濃度 [W]=Σn[Mn*]= Ki[I]c[M]c/(1-Kp[M]c)2 平均重合度 Xn = [W]/[N] = 1/1-Kp[M]c というのがあるのですが成長鎖の濃度以下がよくわからないのです。数学的には数列の和なんですけど。高分子の勉強はじめたばかりなのでまだまだ勉強不足ですいません。教えてくださった本を探して勉強してみます。