こういう言い方がいいかどうかは分からないですが。
実際に、本土決戦があったら、原爆投下の何倍もの(場合によっては百万単位の)犠牲者が出ていた可能性は実際に非常に高いですね。
私の祖父は終戦時には本土決戦に備えて九州にいましたが、戦争が終わったと聞いてものすごくほっとした、もし本土決戦があったらどうなっていたんだろう、という話をちょっとだけしていました。
理想は原爆がなくて、しかも本土決戦もないだと思いますが、もし原爆がなかったとして当時の日本の指導者は本土決戦をあきらめたでしょうか。まあ、原爆よりもソ連参戦のほうが軍部に与えたインパクトは大きかっただろうなとは思いますが、原爆が降伏につながったという面も実際に否定できないんだろうなとは思ったりもします。
というか、実際のところ戦争を終わらせようと思ったら、陸軍で敵国の主要都市を直接占領しないといけない、っていうのは一種の常識です。第2次大戦のドイツ、朝鮮戦争、ベトナム戦争、つい最近のイラクなどをみても、どんなに激しく空爆しても最終的には陸軍で直接占領しない限り戦争は終わらない。
実際に、終戦当時の日本は、まだまだ本土決戦を行えばアメリカ軍にかなりの打撃を与えることが可能な戦力を残しています。本土決戦をやれば、ものすごい犠牲を払いながら、プラス数ヶ月は持ちこたえたのではと思います。その場合には、百万規模の犠牲者を出すだけでなく、ほぼ間違いなく日本は米ソで分割されていたのではと思ったりします。
そういう意味では、日本は、常識に逆らって本土決戦をせずに降伏するという後から考えれば非常に賢明な判断をしたとは言えると思います。
その決断の要因に原爆が入っていたのかどうか。まあ少なくともアメリカ人がそうだと思ってるんでしょうね。
お礼
お返事有難うございます。 アメリカの人たちは何の形であろうと戦争を終わらせたかったのですね。 戦争は良くないと考えている一方、 アメリカ式の無差別の殺傷をして良いのか疑問を感じました。 何が正しいか、私にはわかりかねません。 すべては情報操作でしょうか。 色々とお言葉有難うございました。