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また熱力学?
1)、体積46m3の部屋の空気が5時間に1回の割合で外気と入れ替わるとする。外気が温度5℃、相対湿度30%という乾燥状態のとき、室内を温度25℃、相対湿度55%に保つためには1日にどれだけの水分を補給しなければならないか。水の飽和蒸気圧は5℃で0.86キロパスカル、25℃で3.1キロパスカルである。水蒸気も空気も理想気体の状態方程式に従うとして計算しなさい。 2)、上記の問題で、水蒸気の補給源には25℃の水を使うとして、どれだけの熱を補給する必要があるか? 水蒸気と乾燥空気の熱容量はそれぞれ1.87J/K/gおよび1.01J/K/g、水の蒸発熱は-44.0kJ/molとする。 1)の答えは2kgになりました、2)がわかりません。意外と単純なんでしょうか?
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- KamoLife
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外気の乾燥空気、外気の水、補給用の水の3つに分離して考えます。 まず、乾燥空気の場合。 状態方程式から1日あたりに置換される空気の物質量が分かるはずです。 そこから、1日あたりに置換される空気の重量を求め、 5度から25度に昇温するのに必要な熱量を求めてください。 次は外気の水の場合。 外気に元々含まれる水の分子量は問題(1)を解く際に計算しているはずなので、 そこから、1日あたりに置換される空気に含まれる水の重量を求め、 5度の水蒸気を25度に昇温するのに必要な熱量を求めます。 最後に、補給用の水の場合です。 1日あたりに必要な補給用の水の量は、(1)の答えそのものです。 「液体を100度に加熱」「100度の液体から100度の気体」 「100度の気体を25度に冷却」という3段階で考え、 それぞれの段階で吸熱・放熱される熱量の合計を求めます。 これら3つの場合の合計が、トータルの必要熱量です。 あと、余計なお世話かもしれませんが、 (1)を解く際、5度の空気と25度の空気では体積が違うことに注意してくださいね。 (1)を間違えると、芋蔓式に(2)も間違えることになりますので。 また(2)では発熱・吸熱の符号に注意が必要です。 蒸発熱のデータは発熱→正、吸熱→負となっていますので、 必要熱量(=吸熱量)を求める際は、符号が逆になります。 補給用の水について考える際も、冷却=発熱であることに注意です。