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空気中の水蒸気の体積比
乾燥空気中のそれぞれの気体の体積比は、文献等に明記されていますが、湿度のある空気における水蒸気の体積比率と他の気体に及ぼす体積比の変化はどうなるのか明記してある文献がみあたりません。 取敢えず、以下2点の条件における水蒸気の体積比と酸素の体積比をご教授下さい。 温度25度湿度50%の時と、温度60度湿度90%の時。 また、空気は温度が変化すると気体毎に膨張率が違うので、体積比率が微妙に変化すると思うのですが、間違いないでしょうか?
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- sanori
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こんばんは。 まず、 湿度とは、飽和水蒸気量を100%として、それに対する実際の水蒸気の量の比です。 飽和水蒸気量をE(グラム/m^3)、気温をT(ケルビンではなく℃)と置けば、 E = 6.11 × 10^(7.5T/(237.3+T)) です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%BD%E5%92%8C%E6%B0%B4%E8%92%B8%E6%B0%97%E9%87%8F また、湿度をH(無次元)、水蒸気量(グラム/m^3)をwと置けば、 H = w/E なので、 w = EH = 6.11 × H × 10^(7.5T/(237.3+T)) wを グラム/m^3 から モル/m^3 に直したものをw’と置くとすると、 H2Oの分子量は18(グラム/モル)なので、 w’[mol/m^3] = EH/18 = 6.11/18 × H × 10^(7.5T/(237.3+T)) = 0.34 × H × 10^(7.5T/(237.3+T)) T=25℃、H=0.50 を代入すると、 w’= 0.34 × 0.50 × 10^(7.5*25/(237.3+25)) = 0.88[mol/m^3] T=60℃、H=0.90 を代入すると、 w’= 0.34 × 0.90 × 10^(7.5*60/(237.3+60)) = 9.98[mol/m^3] ここまで来れば、後は自力で何とかなると思いますが、いかがでしょうか。 体積比というのはモル数の比ですから、 25℃、60℃における空気の1m^3当たりに含まれる窒素と酸素のモル数を計算して、 それを上記(0.88や9.98)と比較すればよいです。 >>>また、空気は温度が変化すると気体毎に膨張率が違うので、体積比率が微妙に変化すると思うのですが、間違いないでしょうか? おっしゃるとおり‘微妙’ですけれども、 たとえば高校生が試験の答案にそのように書くと、ほぼ「間違い」にされてしまうでしょうね。 PV = nRT という式(理想気体の状態方程式)を否定していることになりますから。 ご参考になりましたら幸いです。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 1m^3当たりに含まれる窒素と酸素のモル数を計算してみます。