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気体の蒸気圧
0.983kgの水を含む湿った衣類を乾燥機に入れた。乾燥機からの排気は48℃、全圧98.4kPaのもとで水蒸気に飽和しているものと仮定し、衣類を乾かすのに必要な乾燥空気の体積を計算せよ。ただし、48℃にあける水蒸気圧は11.2kPaである。 解答に1.070×10^4lとしか書いてないのですが、求め方がわかる方いらっしゃいますか?
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ドルトンの分圧の法則を使うと、排気のモル比が分かります。 (乾燥空気の物質量):(水蒸気の物質量)=(乾燥空気の分圧):(水蒸気圧) 水のモル質量 18.02g/mol を使えば (水蒸気の物質量)=983g/(18.02g/mol)=54.55mol なので (乾燥空気の物質量)=54.55mol×(98.4-11.2)/11.2=424.7mol 乾燥機への吸気を25℃、98.4kPaの乾燥空気と仮定すれば、理想気体の状態方程式より (乾燥空気の体積)=424.7mol×8.314J/(K・mol)×(273+25)K÷98.4kPa=10.7m3 なので、答えは 1.07×10^4L になります。 もし乾燥機への吸気を48℃、98.4kPaの乾燥空気と仮定するなら、答えは1.15×10^4L になって、#2さんの答えと一致します。 もし乾燥機への吸気を25℃、100kPaの乾燥空気と仮定するなら、答えは1.05×10^4L になって、#3さんの答えと一致します。 25℃でも48℃でも、絶対温度で表すと有効数字は3桁あります。この問題の答えの有効数字の桁数を決めているのは、水蒸気圧 11.2kPa です。
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- 101325
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> >25℃でも48℃でも、絶対温度で表すと有効数字は3桁あります。 > 判断の分かれるところですが・・ いいえ。判断の分かれるところではないです。 > 文章が「48℃、全圧98.4kPaのもとで」と書かれている場合は、47.5~48.4℃までと考えるべきじゃないかと。 47.5~48.4℃か47.5~48.5℃か47~49℃か判断が分かれるところかもしれませんが、細かい話なのでそれはどうでもいいです。摂氏温度が有効数字2桁で48℃だったなら、絶対温度は有効数字3桁で321Kです。判断の分かれるところではないです。 「摂氏温度が有効数字2桁で48℃であれば絶対温度も有効数字2桁で3.2×10^2Kとするべき」という考え方は間違っています。もしこの考え方が正しかったら、「摂氏温度が有効数字1桁で4℃であれば絶対温度も有効数字1桁で3×10^2Kとするべき」という考え方も正しいことになります。そんなことはありえないでしょう?
お礼
有効数字の考え方についてよくわかりました!
- ORUKA1951
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>25℃でも48℃でも、絶対温度で表すと有効数字は3桁あります。 判断の分かれるところですが・・ 文章が「48℃、全圧98.4kPaのもとで」と書かれている場合は、47.5~48.4℃までと考えるべきじゃないかと。「48℃にあける水蒸気圧は11.2kPaである。」とは意味が違う。 その後、標準状態(SATP)25℃10000Paでと言われたときは、有効数字に関与しないが・・・
お礼
なるほどです…。有効数字についての考え方は 難しいですね…
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
計算自体は、極めて単純です。 なお、問題に欠落があり、模範解答も間違ってますね。(後述) 唯一難しいのは小学5年生の割合の部分ですね。 「出て行く車の1/4が白い車、白い車が20台になるには何台の他の色の車が出て行った?」 と同じ。これは最後に計算するとして、 それまでは気体の性質で換算していけばよい。習った知識だけで解けるはずです。 科学系の科目は原理原則・基礎を身につけていれば、覚えなくても、どんな難問奇問も解けるから楽。 ★なお、この問題は、標準状態(SATP)24.8Lを使用すると計算が楽です。 ⇒標準状態 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%BA%96%E7%8A%B6%E6%85%8B ) 水は、18.0(g/mol)なので、 >0.983kgの水 = 983g 水のモル質量は18(g/mol)なので水のモル数は、983/18 (mol) 標準状態(SATP 298.2K 100 000Pa)で1molは24.8Lなので、 SATPにおける983/18 molの水蒸気の体積は、[24.8×983/18] (L) >排気は48℃、全圧98.4kPaのもとで 273.2+48 = 321.2(K) シャルルの法則から [24.8×983/18] ×〔321.2/298.2〕 (L) ボイルの法則から 98400Pa時の体積は [24.8×983/18] ×〔321.2/298.2〕×【1000/984】(L) [割合の計算] >全圧98.4kPaのもとで水蒸気に飽和しているものと仮定し、 >48℃にあける水蒸気圧は11.2kPaである。 この気体中A(L)中の乾燥空気量の割合は A × {(98.4-11.2)/11.2} = A ×{87.2/11.2} よって [24.8×983/18] ×〔321.2/298.2〕× 【1000/984】× {87.2/11.2} = 11542.608215213767225021744005566 48℃、98.のときの乾燥気体分の体積は 1.1542 × 10⁴ L ★模範解答から、明らかに、問題文に与えられていない条件が必要です。 【SATPに換算】 標準状態(SATP 298.2K 100 000Pa)の体積は、 1.1542 × 298.15/321.15 × 981/1000 × 10⁴= 1.0512 × 10⁴ (L) ≒ 1.1 × 10⁴(L) ★1.070×10⁴は誤りです。有効数字は2桁しか与えられていないのに4桁の回答は間違いです。 ★リットルは大文字で書きましょう。
お礼
回答ありがとうございます! 参考にさせていただきます!
- okormazd
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1. 48℃、98.4kPaで、水蒸気に飽和(蒸気圧は11.2kPa)している空気の絶対湿度(この温度、圧力における乾燥空気1[m^3]当たりの水蒸気の体積[m^3])は、空気、水蒸気を理想気体と仮定すれば、混合気体のそれぞれのモル数、体積は分圧に比例する。 水蒸気の分圧: 11.2[kPa] 乾燥空気の分圧: (98.4-11.2)[kPa] 体積比: 11.2[kPa]/(98.4-11.2)[kPa]=0.128[m^3水/m^3乾燥空気] で、48[℃]、98.4[kPa]の、1[m^3]の乾燥空気と、48[℃]、98.4[kPa]の、0.128[m^3]の水蒸気との混合気体です。混合した結果、水蒸気の分圧が11.2[kPa]になるということで、このときの水蒸気の体積は、(0.128+1)[m^3]になるということです。 2. 48℃、98.4kPa、0.128[m^3]の水蒸気のmol数は、 n=pV/(RT)=98.4[kPa]×10^3[Pa/kPa]×0.128[m^3]/(8.31[J/(mol k)]×(48+273)[K])=4.722[mol] 3. この水蒸気の質量は、 4.722[mol]×18[g/mol]=85.0[g]=0.0850[kg] 結局、絶対湿度は、 0.0850[kg水/m^3乾燥空気] になる。 4. 必要空気量は、 0.983[kg水]/0.0850[kg水/m^3乾燥空気]=11.6[m^3乾燥空気] になる。 (別解) 絶対湿度Hは、乾燥空気1[kg]当たりで表すのがふつうで、これで表せば、いちいち温度や圧力を指定しないですむ。また、蒸気圧との関係は、次式で示されます。 P: 全圧 pw: 水蒸気分圧 18: 水の分子量 29: 空気の平均分子量 H=18/29×pw/(P-pw)=18/29×11.2/(98.4-11.2)=0.0797[kg水/kg乾燥空気] 1kgの空気の、48℃、全圧98.4kPaでの体積は、標準状態を273[K]、101.3[kPa]として、 1[kg乾燥空気]/29[kg/kmol]*22.4[m^3/kmol]*321[K]/273[K]*101.3[kPa]/98.4[kPa]=0.935[m^3乾燥空気] で、 Hをこの空気の温度、圧力のときの1[m^3乾燥空気]当たりで表せば、 0.797/0.935=0.08524[kg水/m^3乾燥空気] ということになります。 したがって、必要空気量は、 0.983[kg水]/0.08524[kg水/m^3乾燥空気]=11.5[m^3乾燥空気] になって、質問にある1.070×10^4lとは少し違う。
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
乾燥空気の温度は??? 空気の温度は、水の気化潜熱で温度は下がる。 「衣類を乾かすのに必要な乾燥空気の体積」ではなく、48℃の排気中の水蒸気を除く気体の体積なら計算が合わないような??
お礼
よくわからない問題文で申し訳ないです。 回答ありがとうございました!
お礼
わかりやすい回答ありがとうございます! みなさんの解答がそれぞれ正しいことがよくわかりました。