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陰陽五行・諸行無常

 表題のいずれにも“行”という字があります。 “行”という字は“行為”、“行く”などにはよく使います。 1.“陰陽五行”では“木・火・土・金・水”の五種の要素をさしているのであるとは存じますが、これを“行”という字で表示する理由をお教え頂けないでしょうか? 2.“諸行無常”においても“行”という字が使われております。  ここで“行”という字が使われる理由や意味をお教え頂けないでしょうか?   どうぞよろしくお願い申しあげます。

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回答No.1

まず陰陽五行の方ですが、下記の文献(論文『理の終焉』、第4章 陰陽五行の理 3 五行説)によりますと、五行の「行」は動くこと、廻ること、作用を意味しているそうです。 http://www.aceartacademy.net/smokestings/literature/graduation/chapter/G4C.html 木星・火星・土星・金星・水星の五つの星が動き回っていることや、お互いに作用し合っているところから、五行というようです。 次に諸行無常の方ですが、下記文献の11章(サンスカーラ『行』と「サンスクリット」)によりますと、サンスクリット語の「サンスカーラ」を漢訳したものが「行」で、「サンスカーラ」は「構成要素をしかるべき位置に配備して、[何かある個物、固体へと]作り上げること」、「構成」、「潜在印象」、「作り上げられたもの」という意味だそうです。 http://www.sal.tohoku.ac.jp/indology/satya_to_ousia.pdf 同じ「行」ですが、その意味するところは違ったもののようです。

krya1998
質問者

お礼

 論文『理の終焉』は卒業論文だそうで、とても参考に為ります。  最高のご回答・お教えで、保存してしばらく読書三昧を暮らします。  ありがとう御座いました。