株式会社

質問

配当政策は、株式会社の中長期的成長にどうような影響を及ぼしているのでしょうか？

回答No.1

bigorange9

１．ベンチャー時期
・企業規模が小さいが成長スピードが高いベンチャーの場合、資金繰りが厳しいので配当はせずに高い成長が見込める事業に再投資することが大事です。
２．上場初期など
・上場するなどして企業規模が大きくなり、ある程度安定してきたら配当を始めて株主に還元します。
３．安定期
・さらに企業規模が大きくなり、有望な事業投資案件も相対的に少なくなる安定期では、自己株式の買入れ・消却などにより株主還元をします。

・配当する／しない、配当を増額する・減額するといった行動自体が、外部投資家にとっては経営者の経営への自信の尺度（シグナル）としてみることもできます。たとえば配当増額などは、配当よりも有望な事業投資案件が無いこと表れともとれますし、配当を出せるだけの利益維持に対する自信があるからともいえます。したがって、配当の多寡の変化だけでなく同時に行われる利益見通しや中長期の事業計画などと併せてみることが必要と思います。