• ベストアンサー

「プールを」と「プールで」の区別ですが、

A田中さんはプールを泳いでいた。 B田中さんはプールで泳いでいた。 この二つの文の意味は何か違うんですか? 「プールを」と「プールで」の違うはなかなか理解できないんです。 どなた、詳細を説明していただけませんか。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

 格助詞の「を」には、動作・作用の対象を表す用法の他に次のような用法もあります。 (3)移動性の動作の経過する場所を表す。  「いつもの道―通る」  「大空―飛ぶ」  「新治筑波―過ぎて幾夜か寝つる/古事記(中)」      goo辞書:国語辞典(提供元:「大辞林 第二版」) http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/209700/m0u/%E3%82%92/  「泳ぐ」も「大空を飛ぶ」の「飛ぶ」と同じく「移動性の動作」です。  したがって「プールを泳いでいた」とすると、どこかへ移動するために泳いでいたという感じが強くなります。  普通は移動のためにプールを泳ぐことはしませんから、他の方の回答にもありましたように、Bの言い方を使います。  「横断歩道を歩く」とは言っても、普通は「横断歩道で歩く」とは言わないようなものです。  一方、格助詞「で」には「動作・作用の行われる場所を表す。」(『大辞林』)がありますので、 こちらは泳いでいる場所が(海や川ではなく)プールであるということを表すときに普通につかう言い方です。

その他の回答 (2)

noname#116741
noname#116741
回答No.2

「~を」 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/209700/m0u/%E3%82%92/ (1)動作・作用の対象を表す。 「本を読む」 「プールを泳ぐ」は「泳ぐ」という動作の対象が「プール」であることを指しています。 「プールで泳ぐ」は動作の対象は指定せずに、場所を指しています。この文に、さらに動作の対象を指定する場合は、 「プールで水中を泳ぐ」 「プールで20mを泳ぐ」 などと言うことができます。「水中」や「20m」が「泳ぐ」という動作の対象になります。動作の対象を「プール」とする表現が、 「プールを泳ぐ」 です。場所を「プール」として、動作の対象も「プール」とするなら、 「プールでプールを泳ぐ」 となります。これは無意味な重複ですから、こんな言い方はしません。

  • sosdada
  • ベストアンサー率33% (265/792)
回答No.1

 普通はBを使います。Aはかなり広く移動しています(参考:吉田拓郎「海を泳ぐ男」など)。「川を泳いで渡る」など。  参考までに、日本の俳句での有名な推敲を。 1.米洗う 前を 蛍が二つ三つ 2.米洗う 前で 蛍が二つ三つ 3.米洗う 前に 蛍が二つ三つ  蛍の動きを感じさせるのは1なので、「1にしなさい」と師匠が助言したといいます。2は「光っている」、3は「いる」という感じです。

関連するQ&A