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「と思います」がやたら多い
どうも、スポーツ選手(特に女性)やらのインタビューで、やたらに「~~したいと思います」という人が多いのですが、なぜ「~~したいです」と言わないのでしょうか。
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#1です。 最終的には個人の感じ方に帰結するでしょう。やたらに「思います」を連発するのはご指摘のように見苦しい。それこそ「思っていることを言うんだから当たり前だろ」「ぼかすな!」と言いたくなります。しかし「~いです」に関して言えば、不完全な言い方だから本人が避けようとするのならそれを責める筋合いはない。「~い、ということです」「~いのです/~いんです」「~いですね」など他のいい方もあります。強い意志なら「~たい」で言い切ってもいいでしょう。 聞く側としても、相手が高校生くらいまでならまだしも、大人が「~いです」を連発するとやはり少々引いてしまいます。仲間内なら「~したいよ/~したいの/~したいな/~してえな/~したいか?」は普通ですが、これをそのまま公の場で、「です」に置き換えただけ、話すのに慣れていない、こういう印象を持ってしまいます。 もちろん言葉は変わっていくものです。今は私も含めこういう感じ方をする人がいても、誰も何とも思わなくなったとき、そのときこそ「~いです」が完全に熟した言い方になるときです。 ただ、やり過ぎは問題ですが言葉には少々無駄と思える部分があってもいいのではないか、とも思います。報告など感情が入る余地のないものは無駄を省くべきですが、人と人とのやり取りにはある意味緩衝剤になる部分が必要です。はっきり伝えなければならない部分とそうでない部分があります。また、とかく「これだから日本人は…」というところに結びつける人がいますがこれなど余計なお世話で、的外れなことです。こういうつもりで質問されたのではないと思っていますが。 追記>「~いです」に違和感を感じても「~いでしょう」「~いですね」「~いですか」にはあまり違和感を感じません。少しずつ変わっていっているのでしょう。
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古い大型辞書を見ると「~たいです」という言い方は、存在しないことになっています。 ところが最近の大型辞書を見ると、そういう言い方はあることになっています。 だから、「~したいです」を誤りと決め付けるわけにも行きません。 ただ、その言い方は、「です」をとってつけたようで、サザエさんのタラちゃんのような、幼稚な感じがいたします。 「~したいと思います」の「思う」は「推量や判断」ではなく「希望」や「願い」の表現ととらえるのが普通でしょう。 ぼやかしたように聞こえるかもしれませんが、それはそれで剥き出しの欲望を品よく見せ、丁寧な言い方に変える効果もあります。 決して歯切れが悪いようには見えません。 ただ、「~したいです」という言い方が、最近の国語辞書に認知されているということですから、これからは、テレビの女子アナあたりがドンドン使い始め、そのうちにウルサイ老人も文句を言わなくなるでしょう。 大昔の日本語は研究者でないともう理解できません。 日本語は変化し続けます。 日本語が変って行くのは、従来の語法どおりにしゃべらない人たち(若者、無教養者(マレに教養者や学者))が原動力になっています。
- garamond
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「したいです」という文法的に誤った形を回避する一つの方法でしょう。 「したくあります」という文法的に正しい形が共通語に定着しなかったことが原因です。 「したくありません」は共通語として通用するので、「したくないです」と言わないですみます。
- M_Sato
- ベストアンサー率54% (550/1003)
「たいと思う」は「話し手の願望や欲求を表す「~たい」に付いて、その直接的な言い方をやわらげて、丁寧な表現にする働きをもつ。」と『日本語文型辞典』(くろしお出版)に記されています。 No.1の方の説明の補完になりますが、「~たい」の丁寧表現「~たいです」は本来の日本語の用法にはないそうです。 助動詞「です」は原則として体言や体言に準ずる語句、一部の助詞にしか付きません。 例:本日は晴天です。あなたのせいなのです。 形容詞の終止形や助動詞「たい」「ない」「らしい」に「です」を付ける言い方は現代語ではいちおう認められていますが、昭和10年代までは由緒のないものとされていたようです。「晴天です」が「晴天だ」に言い換えられても、「たいです」「面白いです」が「たいだ」「面白いだ」と言い換えられないことからも、不完全な語法であることがわかります。
- dulatour
- ベストアンサー率20% (327/1580)
確かに、自分のことなのに「思う」というのは、曖昧な表現できっぱりとしていないような気がします。 しかし、英語のwould likeのように考えれば、上品な言い方になるのかもしれません。スポーツ選手には上品さは必要ないとお考えならば、必要のないものですね。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
いや、私もよく回答で使う表現です。^^; よく言えば、確信が持てないことなのでそれを正直に表明している。 悪く言えば、後で間違いを指摘されても、「だから、思う、って言ったじゃん」と逃げ道を作っておこうとする臆病な無意識が働く。 といったところでしょうかね。 逆に「絶対勝ちます」などという表現もありますが、これなどは、ポジティブ思考によって自己をマインドコントロールする意図があるのでしょう。 「と思います」は、逃げ道を作ることによって精神の安定を図ろうとする自己マインドコントロールなのかもしれません。 個人的には「絶対勝ちます」的表現よりも好きですね。 政治家など責任ある立場の人間が「と思います」ばかりでは困ると思いますが。
- trgovec
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「したいです」と言う人もいますが、どちらかと言えば「したいと思います」と言う人の方が話し方がきちんとしているとか、人前で話すのに慣れた人とか、年齢も(あくまで比較ですが)高めという印象があります。 「よいです」「大きいです」「したいです」のような「~いです(形容詞+です)」は一応認められてはいるものの、まだ完全とは言えない、子供っぽい言い方と感じ避ける人も多い、というのはご存知でしょう。 形容詞を丁寧に言えないのは現代日本語の不備の一つです。
お礼
「思う」というのは分かりきっている(思っていないことは普通言わないのだから)ことなのだから、余計な言い回しだと思いますがどうでしょうか。「したいです」の方がずっと簡潔でいいです。