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巻選手へのインタビュー 「ファンの方へのメッセージを…」
6月17日のTVスポーツニュースで、2得点を上げた巻選手へのインタビュー場面が放送され、その最後に「それでは最後にファンの方にメッセージを」(一字一句正確ではないかもしれません)と促されたのですが、巻選手はそれには答えずに行ってしまいました。 私はサッカーを見ることがほとんどないので恐縮ですが、いくつか質問させてください。 サッカーでもこのようなインタビュー(ファンの方へのメッセージを…)はよく行われているのでしょうか。 あの女性インタビュアーはどのような意味でメッセージを要求したのか。あるいはそれまでの巻選手の話以上のなにを期待したのでしょうか。 答えずに行ってしまった巻選手の真意は? 巻選手の対応(答えない)を見たスタンドのファンからドッと歓声が上がったように感じましたが、あれはどのような気持ちの表れなのでしょうか。 別の聞き方をすると、ファンとしてあのようなインタビューをどう思うか、それに対する巻選手の態度をどう思うか。 やや理屈っぽい質問になってしまったかもしれませんが、気軽にお答えいただければと思います。一部への回答だけでも結構です。
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17日ですと、甲府戦の時のインタビューですね。 あのとき、フクアリで観戦していたジェフサポーターです。 (ジェフサポなので、ジェフ(巻選手)よりの回答になってしまうかもしれませんがご了承下さい) 今年のジェフは負けが先行し、下位に低迷しています。 特に17日の甲府戦まで1ヶ月以上勝てていませんでした。 そんな中、10試合ぶりにホームで勝つことが出来た試合でした。 特に巻選手自身もすっと得点することが出来ず、しかもそんな状態で日本代表に選ばれ続け、かなりのプレッシャーなどがあったと想像されます。 A1 インタビューは基本的に毎回行っています。(ただし、ホームのチームが負けた場合は行わない場合もあります) A2 インタビュアーの意図は分かりませんが、あの時の巻選手は他の質問にも全く答えることが出来なかったので、最後にサポーターに向けてのメッセージを求めていたのでは(例えば「応援してくれてありがとうございます。これからも頑張ります」みたいな)ないかなと思います。 A3 答えなかったというか、答えられなかったんだと思います。いろんな思いが交錯して感極まっていたようですので。 A4 個人的な感想ですが、言葉はなくても思いは十分に伝わりました。他の人がなんといおうとも自分たち(ジェフサポーター)は巻選手を応援し続けるという意味を込めて巻選手のコールがわき上がったんだと思います。 蛇足ですが、着替えなど終わって気持ちが落ちついた後に、記者のインタビューにはちゃんと答えています。 http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/comment/j-league/2007/j_07_15.html
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- momotamama
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No.4です。 ご質問のテーマが「選手・ファン・ジャーナリズムの関係を考える」という壮大なものに移行、サッカーではなく野球をはじめとするスポーツ全般になっている…という空気は感じつつも、あえて逆行するかのようにしゃしゃり出て参りました。 私に下さったお礼文を読んで、このご質問の発端となった土台部分に誤解がある、と思えたものですから。 まず巻選手のインタビューですが、「笑顔を作ろうとしたが、こみ上げるものに邪魔されてできなかった」ように見えました。その後のインタビューで「ヒーローインタビューのとき言葉に詰まってた?」との質問に「これまで皆に支えられてきたのを分かっていたし、大きな声援をもらったので…」と答えています(ジェフ公式)。 ヒーローインタビューそのものは、「日本でトップクラスの二十数人」からさらに選ばれた一人(か二人)だけが受けられるもので、選手にとってモチベーションにこそなれ、「望まない」ということはあり得ないように思うのですが…(こればかりは選手本人に聞いてみないとわかりませんね) ゲームをコンサートや演劇になぞらえてらっしゃいますが、それと決定的に違うのが「サポーター」という存在です。「聴衆」や「観客」ではありません。彼らは味方を鼓舞する声援や、相手を萎縮させるブーイング等で「ホームアドバンテージ」の一助となる雰囲気を作り出すべく、選手とともに全力で戦います。12番目の選手とも呼ばれる、「観客」よりむしろ「演じ手」に近い存在。「自分たちがホームゲームで強いのは間違いなくサポーターのおかげ」と、ホームで強いと言われるチームの選手が語ったのを最近も耳にしました。 そんなサポーターには、「単なる観客」とは違ったゲームの終わり方があって良いはず。 場内を一周する選手に贈る「今日は負けたけど、よくやった」という暖かい拍手。時には「君たちならもっとやれたはず」とのブーイング。そして待望の勝利の日には共に戦ったご褒美として、もちろんヒーローインタビューを含むお祭り騒ぎを! 「不要」を論ずる前に、ぜひスタジアムにお運びを。どうぞその目でご覧になってくださいませ。
お礼
回答ありがとうございます。 >ご質問のテーマが「選手・ファン・ジャーナリズムの関係を考える」という壮大なものに移行… そう言われれば私もなにを質問したかったのかわからなくなりました(笑)あらためて自分の質問を読んでみると、やはり「選手・ファン・ジャーナリズムの関係を考え」たかったのかなぁと思います。 私にはサッカーにまつわる経験がほとんどありませんが、W杯などは人並みに大騒ぎをして観ます。その場合でも野球と違ってサッカーのあり方に不満を感じるようなことは全くありません。純粋にスポーツとして楽しめます。 >ヒーローインタビューそのものは、… 「望まない」ということはあり得ないように思うのですが… 同じことの繰り返しで、くどくなるかもしれませんが説明させて下さい。 まず私が「野球の」ヒーローインタビューに対して、選手の多くは積極的にそれを望んではいないように感じていた、ということが前提としてあります(これは間違っているかも…)。そこから巻選手も多分嫌なんだろう、という先入観が芽生え、TVで一瞬見ただけのシーンに想像力をふくらませた、ということだと思います。想像の中身は、巻選手にかかる「日本代表としての重圧」です。 質問をする前にJEFの公式ページを見て、巻選手は14試合で1得点、個人の30傑にも入っていないことを知りました。これでは2得点したからといって(日本代表の選手としては)とても喜ぶ気になれないだろうと考えたわけです。つまり、自分自身で納得できるまで放っといてほしかったのではないか、と。 たとえ話をすれば、あの日までの巻選手は崖の途中に片手でぶら下がっているぎりぎりの状態で、あの2点はもう片方の手がかりを得たようなもの。これから足がかりも得て遙か上を登っている連中に追いつかなければ、ともがいているところに横からマイクを差し出されて「おめでとうございます。今のお気持ちを」「ファンにメッセージを」と言われるようなもので、いたたまれない気持ちだったのではないか。 日本代表のFWとして、本当に賞賛されるべきときに賞賛されたいし、ただ見ていてほしいときや罵倒された方がマシと思うときもあるのではないか、と私は考えたのです。すべては日本代表の重圧、ですね。 [補足欄へ続く]
補足
[お礼欄からの続き] 「だからぁ、それは違うんだって!」という声が聞こえてきそうですが、あくまでも私がこの質問をするに至った経緯を説明すれば、ということです。 私には思い込みの強いところがあるし、インタビュー時の巻選手の気持ちについて、状況をよく知る三名の回答者全員が「感極まった…」と感じていらっしゃるのでそれを尊重しなければならないと思います。 >(こればかりは選手本人に聞いてみないとわかりませんね) 選手にとって「お客様(サポーター)は神様」は絶対ですから、巻選手の真意がどうあれ、「これまで皆に支えられてきたのを分かっていたし、大きな声援をもらったので…」、このような答えしかないと思います。 >ゲームをコンサートや演劇になぞらえてらっしゃいますが、それと決定的に違うのが「サポーター」という存在です。 >そんなサポーターには、「単なる観客」とは違ったゲームの終わり方があって良いはず。 長くなるので書かなかったのですが、サッカーは勝ち負けがある「戦い」だということですね。私が不要だと言ったのは、場内向けのインタビューのみです(それさえも選手がOKならば一向に構わない)勝てば気勢を揚げるのが当然だし、負ければ罵声も飛ぶでしょうし、場内一周やミックスゾーンでのインタビューを不要だなどという気は全くありません。要は試合当日は選手の好き勝手にしてもらったら、ということを言いたかったわけです(とくに日本代表クラスの選手には) ただしそれらについても私がサッカーを取り巻く状況に疎いためとんちんかんなことを言っているかもしれませんがm(_ _)m >ぜひスタジアムにお運びを。 親切なサポーターのいるフクアリへ行ってみようと思って調べたのですが、長い中断期間に入っているんですね。いつになるかわかりませんが観戦の報告ができるまではこの質問を締め切らずにおきます。 ちなみに私は過去たった一度だけのサッカー観戦が1984年の釜本選手引退試合です。ぎっしり超満員の国立、メインスタンドの最高の席でペレと釜本を一度に見るという、めったにない経験をしました。 一つ回答をいただくと、その三倍も四倍もの文字数で「お礼」をしてしまう傾向が私にはあります(笑)以下はお礼とは無関係の、「ファンへのメッセージを」という言葉について、自分への回答のようなものです。 サポーターの方が試合後のインタビュー「ファンへのメッセージ」をとても重視しているというのは私にとって大きな驚きでした。 佐藤記者のコラムをあらためて読んでみると「外国選手になると困惑するばかりだ」「締めの質問」という言葉が出てきます。日本には元もと「締めの挨拶」という習慣があって、たとえば冠婚葬祭はもとより、町内の盆踊り大会、学校の運動会、忘・新年会など、集会には付き物ですね。(それをスポーツの場で最も徹底して行っているのが、甲子園の高校野球ではないでしょうか。あの開閉会式で延々と続く儀式的な挨拶は滑稽なくらいです) イギリス(サッカー発祥の地)に長期滞在した人によると、あちらでも日本の運動会のような行事があるようですが、始まりも終わりも実に曖昧で、いつの間にか始まり、人々が少しずつ帰り始めるのを見て終わったことを知るそうです。もちろん「締めの挨拶」などはなし。日本とはまったく対照的ですね。 そこで考えたのですが、野球やサッカーの試合を集会として考えると、「ご声援ありがとうございました」とか「またよろしくお願いします」という言葉で最後を締めたい、という気持ちが働くのではないか。そこで締めの挨拶をするにふさわしい人物として最も力を発揮した選手(ヒーロー)にその役をお願いする(役を与える)。これが、ヒーローインタビューで「ファンの方へメッセージを」と促す行為の本質ではないか。そうだとすると日本の文化とか習慣に根ざしたものなので、あの「ファンの方にメッセージを」というインタビューは簡単にはなくなりそうもないですね。 以上ですが、長々と失礼しました。ごちゃごちゃ書いていて自分が質問者なのか回答者なのか分からなくなってきました(^^;)何かありましたらこれからもお願いします。
- mikky_y
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No1です。 おおむねNo4の方がおっしゃっているとおりだと思いますが、それまでの質問が試合の内容や感想についてだったと思います。(たいていの場合、「ゴールした時の気持ちは?」とかその日の戦術などについて質問します) その後に、最後の締めとしてたいていの場合「ファンへのメッセージを」という質問が来て、選手が今後の抱負やファンへのメッセージ(これからも応援よろしく…的なこと)を述べて終わるというパターンが多いと思います。 サポーターとしては、応援している選手の生の声、生の感情、勝てた喜びを共に味わいたいと思っています。 細かな試合についての感想や説明などは記者の方に対して行ってもらえれば、それを新聞や雑誌を通して読むことが出来るのでそれで構わないと思っています。 個人的に東京新聞の記事は気になります。機会があったら読んでみたいですね。
お礼
再度ありがとうございました。 ANo.4さんもそうですが、サポーターの方が「選手の生の声がほしい」などとと思う気持ちは回答を読ませていただいてよく理解できました。 私は仕事をしながらテレビを「聞いている」感じです。「ファンの方へメッセージを」という声には敏感に反応します(笑)あのときもボーっと聞いていて「…メッセージを」と聞こえた瞬間テレビに目をやったのですが、巻選手が答えずに行ってしまうというとても珍しいシーンが映っていました。そのワンシーンの記憶だけで質問したのですが丁寧に答えていただきありがとうございました。 それにしてもインタビュアーが発する「ファンの方へメッセージを」という言葉はいろいろなことを考えさせてくれます。 お立ち台のヒーローインタビューは相当昔からありましたが「…メッセージを」と言うようになって十年経っているかどうか。「ファンサービス」ということが盛んにいわれるようになった時期と重なるかもしれません。 やはり最大の疑問は、最後にファンへのメッセージを求めるということは、それまでの話は何だったのか、ファンへのメッセージではなかったのか、という点にあります。その答えの一つとしてあれは「ファンに直接語りかけてください」と促す言葉であるのは確実ですね。ファンの側が望んだのでしょうか。 しかし普通の会話と違って万単位の人々に語りかけるときは口調も演説調になるし内容も制約されます。「これからもがんばりますんでご声援よろしくお願いしまーす」などあまり意味のない、どちらかといえば空疎な挨拶言葉。だから盛り上がるのか。 一方でインタビュアーの側とすれば、お決まりの質問なので楽ですね。しかもファンはインタビュアーが自分たちを気遣ってくれていると思うでしょうからファンにも良い顔ができる。つまり楽して儲けるというやつです(笑)案外この辺の理由が大きいかもしれませんね。 佐藤記者と私以外に最近プロ野球関係の掲示板で同じ疑問の投稿を見かけたので、いま現在この問題に関心をもっている人物は少なくとも日本に三人いることが確認されています(笑)どうですか、mikky_yさんもこの研究に参加しませんか?今なら入会費無料で…(オイオイ) 冗談はともかく、選手・ファン・ジャーナリズムの関係を考えるうえで一つの題材にはなると思うのですがどうでしょうか。
補足
佐藤次郎記者の名前を出してしまったので私の記憶違いがあるとよくないと思い、6日の夕方『東京新聞』に問い合わせると、素早い対応ですぐに検索してくれてなんと翌日に記事のコピーが届きました。 それによると06年1月16日付け東京新聞運動面の『言わせてもらえば』という署名コラムで、大筋では私の記憶どおりだったと思います。担当者の了承も得たので以下に掲載します。参考になれば幸いです。 「ファンへひと言」やめた方がいい さまざまなスポーツイベントで大いに楽しめた年末年始だったが、試合後のテレビの優勝インタビューでいつも気になることがあった。ほとんど意味のない、あの締めの質問はやめた方がいいのではないか。 「では、最後に応援してくれたファンのみなさんにひと言」 「日本のファンにメッセージを」 これである。インタビュアーはこの問いを欠かさない。が、いったい何を言えというのか。 それまでもいろいろと話しているのである。同じ趣旨の質問も出ていたりしている。仕方なく、選手たちもまた、何の意味もない決まり文句をつぶやくことになる。 「これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」 日本選手はそういうことに慣れているが、外国選手になると困惑するばかりだ。自分の思いやプレーを語った後で、さらにファンに伝えたいことなど、めったにあるわけがない。言葉に詰まる彼らこそ、いい迷惑というものだ。 ささいなことかもしれない。だが、試合直後の選手たちの素直な声を聞ける貴重な場なのだ。彼らから興味深いコメントを引き出すのはメディアの大事な役目である。それを決まり文句で無駄に使っていてはいけない。 いささか大げさに言わせてもらえば、これは日本のスポーツ文化やスポーツメディアの方向や熟成にもかかわることだと思う。スポーツをどう伝えるかという面で、それはいささかのずれを象徴しているのではないか。もちろん自戒もこめつつ「ファンにひと言」が消えるのを待ちたい。
- momotamama
- ベストアンサー率56% (128/225)
No1さんもおっしゃっていますが、試合後のインタビューには 二通りあります。 ひとつはその日のヒーローのみが、勝利の興奮さめやらぬ サポーターの大声援のなかで受けるインタビュー。 もうひとつは、ミックスゾーンでの、カメラやメモやマイクを 手にしたジャーナリストに囲まれてのインタビュー。 そして質問者さんがテレビでご覧になったのは前者です。 その場にいた一サポーターとして思うには… 前者のインタビュアーの仕事は、ヒーローのひと言を合図に喜びを 爆発させたいと思っているサポーター達に、そのきっかけとなる 言葉を引き出すこと。パフォーマンスが得意な選手はマイクを 奪い取って自分で盛り上げたりもしますが、それでもOKだろうと 思います。 あの日私はスタジアムで、巻選手の2点目を目にしたとたん、 涙腺が決壊するのを止められませんでした。おこがましい話 ではありますが、巻選手がこれまで長いこと背負っていた 重たいものが少しは軽くなるのでは、という予感が喜びと なっておそってきたからです。 そして、その感情が自分の独りよがりでなく、当の巻選手と 共有のものと感じられたのは、あのインタビューのおかげ でした。感極まった巻選手の姿を見ただけで十分でした。 あの場で、内容の充実したインタビューなんて、不要です。 インタビュアーのプロ意識や質問内容の是非を検証なさるなら、 後者のみを対象にすると良いと思いますよ。 イビツァ・オシムは内容の無い質問をするインタビュアーには 冷淡です。 そんなインタビューの受け手が増えることが、インタビュアーの 質の向上への早道かもしれませんね。
お礼
回答ありがとうございます。 >インタビュアーの仕事は、ヒーローのひと言を合図に喜びを爆発させたいと思っているサポーター達に、そのきっかけとなる言葉を引き出すこと。 >パフォーマンスが得意な選手はマイクを奪い取って自分で盛り上げたり 私の知らない世界なのでとくに後者にはマジで驚きました。 恥ずかしながら見たことないのですがバレーボールはDJがいて観客を扇動するらしいですから、時代は変わっているんですね。 >あの場で、内容の充実したインタビューなんて、不要です。 充実しているいないにかかわらず、私は試合直後に行われる場内向けのインタビュー自体が不要だし、やらない方がよいという考えです。 試合の終わり方の問題ですが、コンサートにしろ演劇にしろ権威のあるものほど終わった後は素っ気ないですね。素っ気ないというと語弊がありますが、作品以外の余計なものをつけ加えないということです。 日本でトップクラスの運動神経を備えた二十人ほどの人たちが必死の攻防を繰り広げる、それを一つの作品とみた場合その試合の終わりは審判のホイッスルであって、そのあと選手は整列してお辞儀をするとか思い思いに手を振るとかしてダッグアウトに消えてゆく。ファンはそういった一連の光景に試合の余韻を感じながら家路につく、というのが私の考える本来のありかたです。インタビュー(ファンへのメッセージを!)のような別のものがその後行われるというのは作品としての試合の権威を下げてしまうし、選手に敬意が払われていないように思うのです。試合そのものが唯一最大のメッセージだということです。とくにあの日は巻選手が望んでいないことを強制されているように感じたので…。本場ヨーロッパや南米ではどうなんでしょうね。 (補足欄へ続く)
補足
一昨日クレメンス投手が通算350勝を記録した試合を放映していましたが、試合終了で文字どおり全てが終わり後は何もなし。観客は帰るだけです。クレメンス投手がダッグアウト付近でインタビュー(テレビ収録?)を受けているのですが、その音声は場内に流れずゆったりしたBGMが流れていました。満員だった観客はサーッといなくなって、わずかに数十人ほどが遠巻きにインタビューを眺めていましたが声は聞こえていないはずです。ああいう光景を見ると、シンプルで余計なものが一切なく、ベースボールそのものが大事にされているということを痛感します。 日本ではどうかというと、試合終了と同時にポンポンを持った女性が飛び出してきたり、お立ち台ヒーローインタビュー、サインボールを投げ入れ、ライトスタンドに挨拶、握手、といわゆる「ファンサービス」のオンパレード。この違いは何なんでしょね(笑) 私の考えは超少数派でしょうし、サッカーについては門外漢なので、上記のようなことを主張するつもりも資格もありません。サポーターが望んで選手がOKするなら東アジアのスタイルがあって一向に構わないと思います。野球のことなど書いて失礼しましたm(_ _)m
- enunokokoro
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なるほど、質問の意図が分かりました。 インタビューアーを含む日本のマスコミの稚拙さが気になるのですね。 確かのオシムは、以前から日本のマスコミのサッカーへの理解度の低さ に閉口する場面や逆に問う場面を良く見ますし、単独インタビューでも そのことを語っていたことがあったと記憶しています。 野球のお立ち台などのインタビューでも、短い時間にいろいろ聞きたい ためなのか一方的なものが多いですよね。テレビ局などのアナウンサー (多くは女性)が訊くものは特に稚拙な質問が多いと思いますものね。 >「それでは最後にファンの方にメッセージを」というのは については、あの日の巻選手へのインタビューの場合なら、巻選手から 言葉が出ていないのこともあって、時間に追われたインタビューアーが 「それでは最後にファンの方にメッセージを」と一言でも聞きたいため にマイクを向けた印象でしたよ。 ただ、スポーツ中継で日本のインタビューアーの下手さは気になること が多いのは、中継しているスポーツ専門の方が訊ねていないことによる 目先のインタビューになっているように感じますからね。 スカパーのサッカー番組を見ていると、インタビューする人が良く理解 しているためか、わりと深く踏み込んだ内容だったりしているのを視聴 すると、地上波のアナウンサーがするインタビューは中身がないものが 多い気がするのは私だけではないと思います。 私の一方的な感想なので参考にもならないでしょうが、お礼の内容から 私なりに感じたものを回答しました。
お礼
再度ありがとうございます。 たしかに質問の意図が解りにくかったと思いますが、おかげさまでとても参考になる回答が得られました。とくにあのインタビューのシーンを、サポーターの方や巻選手のファンの方が一点の曇りもなく善意で受けとっているらしいという回答は貴重です。 地上波と有料放送、確かに違うでしょうね。現在私は地上波だけなので、苦しい家計ですがこの機会に有料放送への加入を考えようと思います。ま、このような場で宣言することもないんですが(笑)
- enunokokoro
- ベストアンサー率74% (3543/4732)
あの日のスポーツニュースを見ていました。 記憶があいまいなので一部違うかもしれませんが、ANo1さんが回答した 内容そのものだったと思います。 あの時の巻選手は答えないのではなく、インタビュー内容に感極まって 言葉に出来なくなったようでしたよ。 確か、チーム状況や得点が取れないこと、代表でも得点が取れてなくて 精神的につらい時期を乗り越えて、チームの勝利につながるシュートを 久しぶりにしたことで、それまでの思いがこみ上げてきて、言葉にする ことが出来ないなかで、サポーターからもインタビュー中から声援され、 その環境に感極まって涙を隠すようにインタビュー席から外れたので、 そのときの女性インタビューアーがその気持ちを受け入れたようでした。 ファンもそのことをすぐに理解して、巻選手に対し歓声をあげて背中を 押したような印象を受けました。 私はジェフ千葉のファンではないですが、日本代表の選手として巻選手 が好きなので、ニュースをじっくり見ながら感極まった記憶があります。 感想程度の回答なので参考にもならないかもしれませんが、そのときの 気持ちだけは忘れていないので回答を入れました。
お礼
回答ありがとうございました。 ANo.1の方へのお礼も参照いただけるとうれしく思います。 私の質問の半分くらいは、インタビュアーが選手にいろいろと聞いた後で「それでは最後にファンの方にメッセージを」というのはおかしくないか、ということを問いかけたつもりでした。しかしお二人の回答やフクアリの雰囲気からはそのような様子は感じられず、どうも私の方がごく少数派のようですね。 オシム監督が日本代表監督に就任した直後のジェフの試合でのインタビュー(だったと思う)で、とても明るい感じの女性が(巻選手とのときと同じ女性かもしれません)その日の試合についてどう思うかオシム監督にコメントを求めたのですが、オシム監督はなんと「あなたはどう思いますか?」と聞き返したのです。女性は「もう本当にすばらしい試合で」といった抽象的な感想で、それは試合を見ていなくても言える類のものでした。オシム監督はやれやれという表情でしたが、インタビュアーやジャーナリストに何らかの問題を感じているかもしれませんね。 W杯ドイツ大会のブラジル戦後、ピッチに倒れ込んで泣いているように見えた中田選手が戻ってきたとき真っ先に「泣いていらっしゃったようですが…」ときいたインタビュアーがいましたが、あれなどもずいぶん選手の気持ちとかけ離れていると感じました。
補足
ANo.1さんの補足欄からの続き フクアリは大分戦が仕事で都合がつかなかったため9月15日の神戸戦になりました。家から2時間20分で蘇我駅下車、途中の歩道橋の上からアリーナの写真を一枚。近づくにつれてサポーターの迫力ある声が地鳴りのように響いてきます。入場後ゴ-ル裏のJEFサポーターの写真を何枚か撮って席に着こうとすると、30分前なのに「SA自由」は空席がほとんどなくて、神戸側のコーナー上段でいくつか見つけました。あまり良い席とはいえないのでしょうが見やすくて文句なし。サポーターの声が屋根に反響してすごい迫力だ。 私の前の席は、ケータイ見てばかりの若い女性と家族連れが二~三組。子供はいずれも小学3~4年生くらいで、試合を熱心に観ていました。とくにお母さんはチャンスや得点シーンで拍手歓声、悔しいところでは足をバタバタさせたりしてすばらしい反応。サッカー観戦もこのくらいになれば楽しいでしょうね。 私はといえば、巻選手と神戸で唯一知っている大久保選手に注目するつもりが、ボールを追うのが精一杯で、終了まですっかり忘れていました。 試合結果はご存じのとおり。勝ったことで目的である勝利インタビューが聞けます。最初は水野選手だったか青木選手だったか忘れましたが、インタビューの最後は「ファンへのメッセージを…」ではなく「意気込みを…」でした。すべてが終わったと思って、コンコースを歩いていると、モニターにまだインタビューのシーンが映っているのでまた入り直して聞いたのですが、中島選手(だったと思う)の最後に「ファンの方にメッセージを…」が出ました(笑)。 しかしそのときはインタビューに対するこだわりが急速に失せていました。すべてが聞こえるわけではないし、場内の熱狂の中ではそれほど意味のあるものには思えないのです。結局何人の選手がインタビューを受けたのかも分かりません。 私が最初に感じた疑問はあくまでもテレビの中に限定されたものではなかったかと、いまでは思っています。聞くと見るでは大違い、百聞は一見に如かず。ああいった場所では成り行きに任せるしかないですね。
お礼
回答ありがとうございました。 私の立場としては、巻選手に同情的、インタビュアーに批判的な思いを持って質問したのですが、ファンについては判断しかねていました。しかし実際にあの場にいらっしゃったサポーターのmikky_yさんから回答をいただき、ファンはそのときのやりとりを好意的に受けとめている様子がわかりました。巻選手は他の質問にも全く答えられなかったとは意外でした。どのような質問がされたのかも問題ですね。 一年以上前の記事ですが『東京新聞』の佐藤次郎記者が、試合後の選手におこなわれるインタビューについてコラムを書いています。資料がないので私の記憶ですが、それまでに選手がインタビュアーへ答えたことは全てがファンへのメッセージなのに「それでは最後にファンの方にメッセージを」というのはおかしくないか、といったインタビュアーのプロ意識への疑問を指摘したものです。(もっとうまい表現でした) たしかに巻選手にはいろんな思いが交錯して感極まったということなのかもしれません。しかし「いろんな思いが交錯」というその思いにもう少し踏み込んで考えると、あの試合までのチーム事情や個人の成績を考えれば巻選手はまだ生き残ることに必死の段階でしょう。「(単なる決まり文句に過ぎない)ファンへのメッセージ」など発している余裕はない、そんな要求には答えられない、という(インタビュアーへの)抗議の気持ちが巻選手に全くなかったと言えるでしょうか。背を向けて行ってしまうのですから。 またスタンドのファンの中に「つまらんことを聞くな」という空気はなかったのでしょうか。 参考URLにある選手・監督のコメントを読むとそれぞれとても意味のある内容で、しかもアマル監督にはユーモアのセンスもあります。それだけに試合で全精力を使い果たした直後の選手に(あえて言えば)愚問を発してなにか言葉を求めるということが本当に必要なのか、かえって試合で表現したものの価値が下がるのではないかと私は考えたのですが…。
補足
読んでいただけるかどうか…サッカー観戦記です。 観戦の主な目的は球場の雰囲気や試合後のインタビューを見ることにあるので、JEFの勝つ確率が高そうな8月25日の大分戦に標準を合わせました。しかし8月15日に時間がとれたので友人(サンフレッチェファン)と日立柏サッカー場(柏-広島)へ行くことになりました。 試合開始三十分ほど前に到着すると、大音量でDJの声が流れています。どうやら大型モニターにファンを映してコメントを加えているようで、とても騒々しいのですが子供を飽きさせないためかな、と思いました。 こぢんまりした球場は長イスが堅いけれど開放的でよい雰囲気です。サポーター席は早くもヒートアップで、ラジオのボリュームを最大にしたときのような割れた音やダミ声のような異様な声が聞こえてきて、思わず友人と顔を見合わせて苦笑。 私の右隣は六十代後半と思われる夫婦らしき方で、話を聞いていると常連のようです。後ろは小学生の男の子で解説者風の話が聞こえてきておもしろい。私の知っている選手名は、広島の佐藤寿人くらいで、この日フランサと南雄太を新たに覚えました。試合はフランサのPK・太田のゴールが決まって柏2-0の勝ち、観衆10636人。 さて問題のヒーローインタビューの最後は「ファンへのメッセージを…」ではなく「意気込みを聞かせてください」という無難なものでした。これなら許せる(笑)。しかしそのインタビューは、選手がサポーターに勝利の挨拶をしている大騒ぎの中で行われるのでほとんど聞こえません。友人は「だれもインタビューなんか聞いてないね」と笑っていました。 そういえば試合前の先発選手を紹介するアナウンスも大騒ぎの中でほとんど聞こえないし、試合後のBG音楽もBGとは名ばかりで完全に主役級の大音量。トイレに立ち寄った友人も、出てくるなり「トイレの中もものすごい音だよ」とびっくりしていました。関東一円何か所ものスタジアムで観戦している友人もこういうのは初めてだと言っていました。柏レイソルの印象をひと言でいうと「試合の前後はハチャメチャ」でした。 サッカー場の様子・風俗に興味が湧いたので、三日後の8月18日、外出のついでに味の素スタジアムへ行くことにしました。ここが私の地元ということになるのですが、もちろん初めてで、思ったよりずっと近いのでびっくり。この日の相手は柏レイソル(笑)。これは偶然です。 阿佐ヶ谷駅から気になっていた、浴衣を着た六十代と思われる女性三人と男性一人のグループが多磨駅で私と同じ味スタ行きのバスに乗っていたのには本当に驚きました。向こうも私を見て驚いたかもしれませんが…。バス内で他の客と「あの、サポーターの応援がいいのよねぇ」などと大声で話していました。 すいている場所で観たいのでアウェー自由席を購入したら、ロープで仕切られたゴール裏サポーター席の端に座るハメになってしまいました。その両側とホーム自由席はガラーンとしているので係員に変更できないか聞くと、買い直すしかないということなので、あきらめて外れの方で小さくなって観戦しました。おかげでレイソルサポーターのド迫力を感じることはできました。 味スタは大きなスタジアムなので、レイソルのゴール裏上段から見るとFC東京のサポーターは百何十メートルも向こうです。柏の声に遮られてFC東京の声はあまり聞こえてこないし、チームカラーも暗い色なので数もよく分かりません。アウェー自由席にいる限りここは柏のホームのようでもありました。 試合の結果はまたもフランサのPKで柏1-0の勝ち。観衆は50000人収容のところ25373人。この試合で、平山相太はFC東京の選手なのだと知りました。試合後のインタビューはなし、BG音楽もなしで少しホッとしました。 この日の夜、TVのスポーツニュースで「巻家に新しい命を授かりました」というインタビューを見ました。おめでとう。 ANo.2さんの補足欄に続く