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授受動詞「あげる」の使い方について
こんにちは。日本語の外国人学習者です。 授受動詞は大きく分類すると、「くれる」組、「もらう」組と「あげる」組になります。「もらう」組と「くれる」組はそれぞれ主語と補語が話し手(あるいは話し手と同じ利益グループにある人)ですね。「あげる」のほうも使う場合、こういうポイントがありますか。「私は花子に本をあげる」、自分はあげる人の場合は別にいいですが、第三者は第三者にものをあげる場合、例えば、「太郎は花子に本をあげる。」という文から、「太郎」は「花子」より話し手と関係が近いと理解できますか。 つまり、第三者Aと第三者Bの間のやり取りには、「あげる」を使う場合、この第三者Aと話し手と関係があるかどうかを知りたいです。ここの文法教科書はあるとないとまったく正反対な二つの意見があるが、学習者のわたしは分からなくなっちゃった。 日本人母語話者の皆さん、どうか、教えてください。ありがとうございます。
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こんにちは。 >>>例えば、「太郎は花子に本をあげる。」という文から、「太郎」は「花子」より話し手と関係が近いと理解できますか。 「うちの息子」は、話し手と同じ利益グループですね。 ○「うちの息子は、太郎くんに本をあげた」 とは言いますが、 ×「うちの息子は、太郎くんに本をくれた」 ×「太郎くんは、うちの息子から本をもらった」 とは、通常は言いません。 (場合によっては、言う場合もありますが) そして、 ○「太郎くんは、うちの息子に本をくれた」 ○「うちの息子は、太郎くんから本をもらった」 とは言いますが、 ×「太郎くんは、うちの息子に本をあげた」 とは言いません。 >>>「太郎は花子に本をあげる。」という文から、「太郎」は「花子」より話し手と関係が近いと理解できますか。 上記の例からわかるとおり、大体そんな感じなのですけれども、 必ずしもそうとは限りません。 太郎と花子が、まったくの第三者である場合にも、そのような文になるからです。 つまり、 「(少なくとも)花子が太郎よりも話し手に関係が近いということではない」 と判断することだけは可能だということです。 なお、 ご質問文の最後は、「ありがとうございます」ではなく「よろしくお願いします」(とても丁寧にする場合は、「よろしくお願いいたします」)にすべきですね。
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ずいぶん難しいことを習うのですね。留学生用の日本語試験を見て,けっこう難しいと思ったことがありますが,やっぱりな,と納得がいきました。日本人のわたしも分からなくなっちゃった。笑 たぶん的はずれなアドバイスだろうと思いますが,私が書けるだけのことは書いてみます。 太郎も花子も自分とは関係がない(知り合いでも親戚でもない)とき, 「太郎は花子に本をあげる」 「太郎は花子に本をやる」 どちらも言います。 太郎が自分の子供である場合,命令文として, 「太郎,花子ちゃんに本をあげなさい」は言います。 「太郎,花子ちゃんに本をやりなさい」は花子に対して失礼な感じです。 花子が自分の子供である場合,依頼文として, 「太郎君,花子に本をくれない?」は言います。 「太郎君,花子に本をあげない?」は言いません。