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分子内Sn2反応について
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noname#116453
回答No.2
(1)に関しては付加体(gem-ジオール)が不安定なため、平衡的に微量が生じても、単離できませんし、もとのケトンと平衡にあるので正味の変化がないからです。 (2)に関しては速度論支配と熱力学支配の問題があります。使っている塩基がOH-なので熱力学支配条件でカルボニルの右側でエノラートとなって3員環になるということでしょう。 ただし、この条件でClのOH-によるSN2型の反応が起る可能性は否定できません。そもそもの主旨として、SN2は起らないとされているのか、はたまたSN2は起こりうるけど考慮していないだけなのか。それによって(2)に対する回答は違ってきます。まあ、仮に、SN2が起らないというのであったとしても、シクロプロパン環が出来る反応の方が速いとしか言いようがないですし、そうなればヘミアセタールが出来るはずですけどね。 ちなみに前の回答は意味というか根拠がわかりません。
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noname#160321
回答No.1
1.カルボニルにも付加しますが、「可逆反応」なので、生成物とは無関係。 2.幾分はその生成物も出来ます。 それ以上に、(1)で出来る-OHが塩化物イオンを追い出して五員環になる反応の方が行き易いです。^^;
質問者
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。この問題にはSn2の事は全く考慮されいませんでしたので、助かりました。