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有機化学でSN2とE2について

マクマリー有機化学にて ・第一級ハロゲン化アルキル  優れた求核試薬を用いるとSN2置換が起こる。tert-ブトキシドのような強くてかさ高い塩基をもちいるとE2脱離が起こる。 とあるのですが第一級ハロゲン化アルキルの場合、強塩基だがかさ高くないという条件ではE2脱離は起こらないのですか?教えてください。

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noname#64889
noname#64889
回答No.1

>第一級ハロゲン化アルキルの場合、強塩基だがかさ高くないという条件ではE2脱離は起こらないのですか? この疑問に対する回答はなかなか悩ましいものが有ります。 一般的には、E2脱離は起きがたいと考えて間違いは有りません。 ただし、反応条件が高温の場合、あるいは塩基の分極率が小さい場合にはE2脱離の生成物が増える傾向に有ります。

eggstarman
質問者

補足

回答ありがとうございます。 ということは例えば CH3CH2CH2CH2CH2Br + C2H5ONa (エタノール中) → ではSN2反応がおこるとしていいのでしょうか?

その他の回答 (2)

noname#64889
noname#64889
回答No.3

No1,2ですが、お盆休みで暇ですので少し補充します: 1:なぜ反応温度が高温だとE2脱離が増加するのかと言う理由について Gibbsの自由エネルギー式 ΔGo=ΔHo-TΔSoで、 エントロピーの項には温度の係数がついているので、温度が高いほどエントロピー効果を強める。SN2反応よりE2反応の方がエントロピー的には有利であるから、E2生成物が増加する事になる。 2:分極率と求核性の関係 分極率、いいかえれば電子運の変形の容易さ、が小さい塩基は、相手に電子を与え難いので求核性が悪くなる。

noname#64889
noname#64889
回答No.2

>CH3CH2CH2CH2CH2Br + C2H5ONa (エタノール中) → ではSN2反応がおこるとしていいのでしょうか? はい、その通りでです。 実際に、 SN2:95% E2:2% で起きています。

eggstarman
質問者

お礼

回答ありがとうございました。