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ヤーンテラー効果が起こる電子配置

ヤーンテラー効果が起こる電子配置はd9のみですか? 軌道が電子反発で3:2から2:1:1:1に分裂するのに、どれだけ電子が埋まっていなければいけないのでしょうか? 色々本を読んでみましたが今いち理解できないので回答お願いします。

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  • jamf0421
  • ベストアンサー率63% (448/702)
回答No.2

よく例として出てくる八面体のの場合t2gとegになっていますが、d9ならばt2gは6電子入り満たされて、egに奇数つまり3個の電子が入ります。その結果電子がdx^2-y^2側から抜かれたかdz^2側から抜かれたかで核からの引力が違うので正八面体からゆがみます。例えば前者の場合なら、xy平面上の配位子はz方向からの配位子よりも強い力を核から受けています。ということはegに奇数の配位子があればそういうことが起こりえるので、d7 low spinならt2gが満員でegに一個電子がいることになり、それがどちらにいるかで違います。(Co(II, Ni(III)など)更にいえば、d4 high spinでt2gに3個入ってegに一つはいれば歪むということになります。(Cr(II), M(III)など) d3, d5, d8あるいはlow spin d6などは変形しないことになります。 これまでの話のようにt2gが6個とかあるいは3個とかでない場合についてですがhigh spin d1, d2, d6, d7, low spin d4などについては、t2gには非対称に入ってもegほどには変形しないらしいです。

gigaderic
質問者

お礼

うああ!ありがとうございます!長年の疑問(といっても2、3年ですが)が解けました。egに奇数の配位子があることが大切なんですね。これで自信を持って解答できます!ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.1

私も無機化学の教授に聞きましたが…、と言いたい処ですがその教授は「逃げ回り」とうとう捕まりませんでした。 それが聞ければ院はそこの研究室に進学し有機金属をやりたかったのですが、「この教授じゃ駄目だ」と考えて他の有機金属が出来そうな研究室に進んだのですが、そこは「水銀」で、教授が「やりたいの???」と困った顔で言うので、諦めて複素環化学屋になってしまいました。 ペロブスカイト高温超伝導が見いだされたとき質問に答えてくれなかった方の教授を凄く恨みました。(爆)

gigaderic
質問者

お礼

お世話になっておりますm(_ _)m 私も無機の教授に何度か質問したのですが適当に逃げ切られてしまいました。 複素環っていうとK研でしょうか。超伝導の件はすごくもったいないですね・・。

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