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反磁性・常磁性、低スピン・高スピンを考えたときの電子配置と混成軌道がわかりません。
ヘキサシアノ鉄((2)) [Fe (2) (CN)6]4- は反磁性で低スピン型ということなのですが、このときの3d軌道の電子配置と 混成軌道がどうなるかわかりません。 教科書を見ると d^2 s p^3混成軌道をとり ↑↓ ↑↓ ↑↓ ↑↓ ↑↓ ↑↓(d2sp3混成軌道) となっているようです。 また、その混成軌道を取るとするとすべてに電子が入り 4-というのがなぜ化学式にでてくるのかも分かりません。。。 分かる方解答お願いします。
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[Fe(CN)6]4-は、Feが2+、配位した6つのCNが1-の電荷を有するので、 錯イオン全体の電荷は4-になります。 Fe原子の5つのd電子軌道に対して、6つの価電子(Fe2+だから)が 低スピン型に入ることにより、3つのd電子軌道(dxy,dyz,dzx)が埋まります。 配位子の方向を向く残りの2つのd軌道(dz2,dx2-y2)と、 4s,4p(4px,4py,4pz)軌道の合計6つの軌道が空の状態で、 そこへ6つのシアノ配位子から電子が12個供与されることにより 全軌道が埋まります。その際、6つの方向へ広がるd2sp3混成軌道が形成されます。 カチオン成分がK+であれば、一つも非共有電子対がないので反磁性となります。 こんな説明でどうでしょう?