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大奥の奥女中について
大奥の奥女中ですが、町娘でもなれるって聴きました。どうやってなれるもんなんでしょうか? 大奥の誰かが声をかけるんですかね? もしそうだとして、お声がかかった娘は断れるもんなんですかね? 断れる場合もあるんでしょうか? それとも高貴な方の世話をできると、喜んだものなんですかね? どなたかご存知の方、教えていただけますか?
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>奥女中ですが、町娘でもなれる これは半分正解で、半分間違いです。大奥で働く女性にも細かい階級がありまして、大きく分ければ「お目見え以上」と「お目見え以下」。武家でいえば、旗本と御家人の違いですね。 その中でも最下層の職が「お末」と呼ばれる雑用係です。さらに、「お犬子ども」「部屋子」と呼ばれる、奥女中の使用人、つまり陪臣(またもの)がいます。 普通、町娘はこの職に就きます。特別な場合(お手つきを狙う)以外は、これは要するに「花嫁修業」「行儀見習い」なんです。大奥に勤めた、となれば箔も付きますし、行儀作法も教えてもらえますから。ですからむしろ、町人(裕福な)がツテを頼って採用をしてもらうものだったのです。今でいえば高級花嫁学校ですね。 「お犬子ども」は奥女中の私的使用人ですから、比較的採用が簡単です。採用する側(自分の使用人を雇える程度の地位の奥女中)も、その辺の事情は踏まえた上で、高額な謝金付きで受け入れます。(要するに授業料です) その具体的なツテですが、例えば出入りしている武家に依頼する・大奥に出入りの商人に依頼する・かつて「行儀見習い」に出ていた先輩?から話をしてもらう等々、色々あったようですよ。 町娘が、奥女中(例えば春日局)に見初められて大奥に引っ張られる、なんていう話は江戸時代も初期の非常に珍しい出来事でして、逆にだからこそ記録に残っているわけです。
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- tatsuya815
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回答No1です。 改めて質問があったので。 ウィキによると 基本的に将軍付の中臈から選ばれ、寝間を終えた中臈は「お手つき」と呼ばれ、懐妊して女子を出産すれば「お腹様」(おはらさま)、男子を出産すれば「お部屋様」(おへやさま)となり、ようやく正式な側室となる。 とありました。 いろいろな駆け引きのの交々はあったでしょうけど、とりあえず将軍付きの中臈まで昇らないと話にならないみたいですね。
お礼
補足にお礼を述べてしまいました。ありがとうございました!
補足
出世しなければ側室にはなれなかったということですね。なるほど。いろいろ調べていただいたみたいで申し訳ありませんでした。ありがとうございました。
- sosdada
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殿様の唯一の男の子を生んだら、権力が手に入る事もある。 暗殺に注意。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- tatsuya815
- ベストアンサー率19% (7/36)
基本的にはコネだと思いますよ。 幕閣に近しい人を通じて売り込んだり、巷で噂されてる娘をスカウトしたりだと思います。それこそ大奥に仕える側室、女中にはたまに宿下りする人もいたので、その機会に売り込むなんてこともあったと思われ。 奥女中の給金は普通の仕事より良いらしいので、スカウトされれば断る事は、まぁないと思いますが中には許婚がいる人がいたでしょうから、そういう場合は断ったかもしれませんね。 奥女中でも将軍の手が付けば側室にもなれたし。 条件は悪くなかったと思いますよ。
補足
早速のご回答、ありがとうございます。 基本的に、やはり奥女中になることを皆望んでいた……といいますか、嫌がってはいなかったということですかね? 将軍のお手つきになれば側室になれたとありますが、必ずなれるのでしょうか? 一度だけでその後なにもなく奥女中のままだったとか……。 質問ばかりで恐縮ですが、最後の謎としてお教えいただければ助かります。よろしくお願いします。
お礼
非常に詳しい情報を有難うございました。大変勉強になりました。助かりました!