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数学のアマチュアについて

 私は現在数学系を専門としています。元々数学をある程度先の方までやりたいと思っていて博士課程に行くことも考えていたのですが,最近いろいろとあって論文を書いたりして(大学の教員などのような研究者のように)研究をするのは難しいなと思い,とりあえずは修士課程で学校に行くのは終わりにしたいと思ってます。もしいつか本当に研究をしたくなったら,そのときに博士課程に行くなりすればいいのでしょうから。(そのときは年齢的にポストとかがないのかもしれませんが。)  数学に限った話ではないと思いますが,就職した後もいわば「アマチュア」として学問を続けていらっしゃる方はいらっしゃいますか?また,そんな考え方をするのはおかしいのでしょうか?

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回答No.5

数学系といっても幅広いですが、どちらの分野でしょうか。 私も、学生時代は数学の専門家を志しましたが、自分の非力を悟り ソフトウエア関連の業界に就職しました。 就職した後も趣味で数学の本を読んでいましたが、ある日、本屋で 組合せ理論の本を見つけて、その分野に嵌まることになりました。(学生時代の専攻とは別の分野です) ご存知かどうか分かりませんが、組合せ理論はN-クイーン問題や巡回セールスマン問題のような身近なことが題材で、大学レベルの問題でも、中学生がその意味を理解できるものも多少は有ると言う唯一の分野です。 (ちなみに私のIDも組合せ理論に関係しています) 仕事柄プログラミングは得意なので、組合せ論に関する数学的プログラムを作り、それを実行していろいろな思考実験を行っています。 自分なりに新しいことも多少は見出すことができましたが、最先端の動向は無知であり、自分の発見が世界最初であるとの自惚れまでは持っておりません。

shin-m
質問者

お礼

 私と同じようなことを考えて,実際に実行されていた方がいらっしゃって本当によかったです。  ちなみに私も情報の教員免許を取る関係上,若干アルゴリズムとかそういうのをやったことがあるので,若干は組み合わせ理論やそれをC言語を用いて解決を試みるということをやったことはあります。また,IDがグラフ(graph)理論と関係があるのはわかりましたよ。affineはアフィン変換とかのアフィンですので,もしかしたら学部時代のご専門とも関係しているのかもしれませんね。  私が研究者になれなかった分,他の人にはもっと上を目指してもらえるようにしたり,または苦手だと思っている人におもしろいと感じてもらえるよう,今は教員になって人材育成に関わることも視野に入れております。  今回はご回答いただき,本当にありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.4

> そんな考え方をするのはおかしいのでしょうか?  全くおかしくありません。  たとえ、俺は数学をやるために生まれてきたんだ、という気がしていたって、メシが喰えなくてもやるんだあ~、おいこら兵隊、俺の図形から足をどけろっ、とまでは言わないのなら、そりゃ趣味にしとけ。  独学でコツコツ難問にチャレンジしたり、面白いデモを考案してる愛好家が沢山います。趣味だと割り切ってしまえば、数学を専攻なさったのだから大変なアドバンテージをお持ちである。論文書かなくてもインターネットで自己表現することもできるんですし。  ところで、趣味の世界とは別に、並の人間よりは応用数学も遙かにお出来になるに違いないのだから、そっち方面をメシの種に活かすということも考えられるでしょう。たとえば、このサイトでは工学、医療統計学、経営学のお悩みを時々見かける。もちろん、「長い人生の中で高々何年間か数学しかやらなかったという経歴をたまたま持っている」ということにあんまりこだわらずに、別の分野の勉強をする気があるのなら、ですが。

shin-m
質問者

お礼

 コメントありがとうございました。確かにあえて割り切ってしまって応用を考えてみるというのも一つの方法ではないかというのがよくわかりました。私は今,選択肢の一つとして学校の教師を考えていたのですが,数学をずっとやってきたからこそ(それがちゃんと身になっていれば)他の情報系とか工学系から数学の教師になった人よりはアドバンテージがあるのだと自信が出ました。(下手な自信は禁物かもしれませんが。)

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.3

http://ja.wikipedia.org/wiki/岡潔 研究者としての基礎が出来たかでないと、独歩は大変じゃないかな。 上記の岡先生も、途中で独歩研究。 http://ja.wikipedia.org/wiki/グリゴリー・ペレルマン こういう人もいるけど、実績が出来てからだし。

shin-m
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございました。おそらく現状のままでは興味を持ったものを本当に勉強だけするということはあっても,業績を残そうとは思わないので,語学あたりの勉強をやるような感覚でやるのではないかと思います。  ですが,それでも難しいだろうというのはよくわかりました。

  • gungnir7
  • ベストアンサー率43% (1124/2579)
回答No.2

大勢とはいいませんが、それなりにいますよ。 別におかしいことでもありません。 学問や芸術は優秀なアマチュアが大勢いてこそ裾野が広がって発展するというものです。 将棋の世界でも大勢のアマチュアが研磨しています。 指し将棋で強くなるのなら社会的ステータスもそれなりに認められます。 一方で難解な詰将棋の創作に挑戦する人達がいます。 指し将棋と違って世の中の評価を受けることはなく、個人作業で完全に閉じられた世界です。 しかし、その創造力にはずば抜けた傑作が多数あり、一つの分野を構築しています。 数学の好事家は詰将棋の創作家に類似するところが多いように思います。 個人的な研究に没頭し、世の中の評価を受けることもあまりないでしょう。 アマチュアである以上、趣味みたいになってしまうのは仕方ありませんが、 単純な趣味でなく、人生を捧げた趣味というところでしょうか。 こういう方々は未解決問題に取り組むのが一般的でしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%9C%AA%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C 有名なところでは三等分家という方々もいます。 http://www.nn.iij4u.or.jp/~hsat/misc/math/trisector1.html こういうページを解説されている方もいます。 16~18話、85話に三等分家のことが書いてあります。 http://www.shirakami.or.jp/~eichan/oms/omsfr.html

shin-m
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございました。おそらく現状のままでは興味を持ったものを本当に勉強だけするということはあっても,業績を残そうとは思わないので,語学あたりの勉強をやるような感覚でやるのではないかと思います。  だから,本当に趣味みたいなものなのでしょう。これが数学をやるということではないとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが。

回答No.1

私などが回答すべきではありませんがプロというのはそれで生計が成り立つ人か学会にでも認められ参加できている人だとおもいますよ。理解できているレベルはともかく中学数学教師もプロといえる一方博士課程で就職先もなく浪人状態ではアマではないにしてもプロとはいえないのではと。昔講師として院の人を雇っていたことがありますがある日やめたいという。理由を聞くと教授にはなれそうにない。ひとつのテーマに対し自分は3ツ程度だが講師に採用されるような人は10程度発想できる。自分の限界がわかってきたので高校の免許をとるために不足分を勉強したいとのこと。

shin-m
質問者

補足

 正直言うと,自分もその元講師の方と似たような状況です。研究職を目指していたのですが,無理そうだと思い,修士の後は,学部時代に取っておいた教員免許を用いて,学校の先生を目指したり,または教育系の企業に行くことを考えるようになった次第です。(だから,「アマチュア」はプロの反対語で用いたと言うよりは「愛好家」という意味で使ったと思っていただいた方がよいかもしれませんね。)  『容疑者Xの献身』の堤真一さんが演じておられた数学教師ほど学者のように教職の傍ら研究者同然に没頭するというわけではないのでしょうが,語学などをやるように半分趣味で自分なりに気になった分野を勉強してみたりするのはどうなのかな,と思い,今回は書かせていただきました。  もしよろしければその元講師の方のその後の話をご存じならばお教えいただけませんでしょうか。

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