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修士課程修了で
すごいありえない話かもしれませんが、修士課程で博士課程なみにすごい論文を書き上げたら博士号を授与されることとかはありえるんですか?例えば数学で未解決問題を解くとかして雑誌に掲載されたりしたらです。
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結論をいうと、修士課程在籍(博士前期課程)の学生が、博士課程レベルの論文を書いても博士号を授与されることは制度的にあり得ない。 博士号を取得する方法には2種類あります。課程博士と論文博士です。 「課程博士」は博士課程(博士後期課程)に在籍し、論文を提出して認められることで博士号を授与される。つまり、課程博士は“博士課程に在籍している”ことが博士号授与のための一要件になっているので、修士課程に在籍している人がこれをもらえることはない。 「論文博士」は、博士課程をもつ大学に学位論文を提出して認められることによって博士号を授与されるもの。たいてい日本の学者・研究者は博士号をもっていないので、研究者として働きながら学位論文を提出して博士号を目指す場合が多い。日本では、看護・体育分野や実務経験出身の大学教員には修士卒・大卒もいるので、論文博士には修士卒の博士号取得者というのはあるかもしれない。だけど、修士課程に在籍している学生が論文博士を申請することはまずない(それに、申請には、学会で何本論文発表や著作○冊以上などの要件があり、修士学生ではそれを満たせない)。 以上のような理由で、修士課程の学生が博士号を取得することは、少なくとも日本ではあり得ない。