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科学に対する基本的な取り組み方について述べた論説文です。
ある大学入試の第一段落、第一文からの質問です。 科学に対する基本的な取り組み方について述べた論説文を題材にしています。 一段落 一文In a sense , it is not surprising that our social knowledge is still at an early stage of scientific development. 2文Less than a century has passed since the first attempt to work out a strict sciecnce of society. (1)(How far this goal can actually be fulfilled remaines to be seen)But there is no doubt that many kinds of progress can and will be made. ※()は和訳です。解答は、 厳密な社会科学に最初に取り組もうとするこの目標が、実際に、どの程度まで達成できるかは、まだ未解決の問題である(まだわからない)、となると思います。 模範解答は 厳密な意味での社会科学を作り上げるという目標がどの程度まで達成できるかはまだわからない。 厳密な意味での社会科学!?とは、どういう意味でしょうか?社会科学、自然科学が理科系の学問であることはわかります。 work outは「~を練って作る」とありますが、「作り上げる」ぐらいの意味でいいだろう、と解説にありますが、「取り組む」ではダメでしょうか? この一段落のトピック(主張)はなんでしょうか? 考えとしましては、主張はbut前後で「目標(科学を作り上げるという 目標)の達成はわからないが、進歩は着実にしている」だと思います。いかがでしょうか? 1行目の「ある意味とは」、どういう意味ですか?「違った視点から見ると」、となると思いますが、なんとなく{漠然とした感じに}思えてしまいます。どう解釈したらいいですか? この第一行目は3回ほど読んでようやく意味していることがわかる感じです。 訳すと「我々の社会的知識が、まだ科学の発達の初期の段階であることは、ある意味では驚くにはあたらないだろう」となると思いますが、読んでいく時に「社会的知識」で意味は{合っているはず}なのに、「よくわからない」となってしまいます。 日本文にしたけど、意味がはっきりわからないというのは、何が不足しているのでしょうか? もしこの部分だけではわからないという場合は、第一段落の後も書きます。 よろしくお願いいたします。
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こんにちは。 試験問題としての解答には相応しくないかもしれませんし、試験に出たとして、私の考えるようなことはないと思いますが、一応、回答として書かせていただきます。 >厳密な意味での社会科学!?とは、どういう意味でしょうか? あえていうなら、「厳密な社会科学」という「社会科学」は、例えば、マルクスなどが浮かびますが、すでに数世紀過ぎています。それに比べて、「科学」は、例えば、原子力にしても、コンピュータにしても、未だ、1世紀は経っていません。科学は、現代科学と古典的な科学があって、"strict science" の科学は、現代科学(modern science)ではないかと考えました。 ・社会における厳密な科学の最初の試みをなんとかやり遂げ(work out)て以来、未だ、1世紀が経ってはいない。 science of society は、社会(における)科学で、「社会科学」とは私は読めないです。一般科学と、社会科学では、意味が違います。「社会科学」は、"social science" と言うと思います。 >模範解答は >厳密な意味での社会科学を作り上げるという目標がどの程度まで達成できるかはまだわからない。 社会科学は、「作り上げるもの」ものでもなく、work out は、あれこれと最後までやり遂げる、とかいう意味だと思います。 「ある意味では」としても、社会科学というのは、国家、政治を科学的に分析し、法則性を見出すことだと思いますが、「社会科学」が、そのような主旨の元にあるものとは思えません。何かの間違いではないでしょうか。この範囲では、判定できません。 >この一段落のトピック(主張)はなんでしょうか? (実際は目標に達成する先がどのぐらいになるか、まだ分からないが) 科学の最初の試みは、まだ初期段階ではあるが、「科学」は、あらゆる進歩が可能であり、進歩するだろう。 という「予定調和」で結ぶのが良いだろうと思います。混乱させてしまったら、すみません。
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- beefisdead
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・社会科学は「理系の学問」ではない これについてはかんたんに検索でもしてもらえれば分かると思いますが、一般に「社会科学」と言ったときはその言葉は「文系」の学問の一部を指します。 ・「科学」とは何か、という話 これも検索してもらった方が正確なところが分かるはずですが、「科学」は思考方法や証明体系のことを意味し、自然科学のみに限定しません。科学は、仮説・検証のループを積み重ね、再現可能性により支持された説によって成長していく学問体系です。 Wikipediaで言えば、「科学的方法」の項目に当たります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9A%84%E6%96%B9%E6%B3%95 科学という言葉はとかく誤解されがちです。第一段落だけではこういう意味でscienceを使っていたか心配だったのですが、第四・五段落あたりを見てもこれで意味が通るので、たぶんこの意味で使ったのだろうと思います。 英文全体としては、社会科学というものは必ずしもこのような意味での科学として成長してこなかった、という話だと私は理解しました。そしてそれは今でも構築を続けられている、進化の可能性はまだまだある、と。 work outについて、英英辞書で見てみましたが、completeするという意味合いが強くあるようです。ですので「作り上げる」の方が妥当ということになると思います。(私は英語の専門家ではないので、肌感覚としてこの用法を知りません…)
お礼
回答していただき、ありがとうございます。お返事するのが遅くなり、本当にすみませんでした。社会科学という学問のことがよくわかっていたつもりだったということもわかりました。「厳密な」というのがどういうことなのか回答してくださった皆様のおかげでわかることができました。ありがとうございます。
- kani_pon
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続きの文ありがとうございます 第一段落であえてsocial scienceとかかなかったのは 作者がこの文章でこれから使う、social scienceの意味が広義のsocial scienceと違うからなのでうすね socail sience , in its strict sense とありますのでここをふまえて 「厳密な意味での社会科学」はまったくもって 意味が通じます。 これは、法学、経済学とかではなくもっと狭義の限定されたという意味でしょう。 具体的にいえば扱う対象が、 povery and hunger among masses of people, widespread illitacy and ignorance , large- scale crime , drug addiction, alcoholism などの、社会問題(社会事象ではなく)だということだとおもいます。 work outについてですが 最終段落 That, after all , is the point . The main thing is not what has been done so far , but what remains to be done. Science is not something finished and completed , like a magnificent monument created by past masters whose work we are asked to admire from a respectful distance. (6)Its is a bulding still in process of construction , a building of which perhaps only the foundations have been laid ; and you are invited to join in the task of making it grow. この部分に同格表現がありそうでうす。 この文章では making it grow がまさにそうではないかとおもいます 私もいろいろと勉強になりました。 また一緒に考えさせてください。
お礼
そんな、勉強になりましたなんていっていただいて、いえ、いろいろと本当にありがとうございます。回答していただく方にはわたしの質問がより回答者様の方々にわかりやすくするためにかくことが多く、それで結果として質問文とともに、補足なども長くなってしまったりします。長い文に目を通していただき、本当にありがとうございます。ひとつ、ひとつとてもご丁寧に回答してくださり、本当に感謝いたします。
No.2です。質問された点もふまえ、以下のように少し変更しました。 (模範解答を離れて解釈しております) 我々は(いつの時代にもあった)社会的知識(社会での出来事、現象の把握、その背景、原因、経過、影響など?)に対し、(個人毎の理解でない)科学的な展開(理解)をまだ始めたに過ぎないことは驚くことでない。(すなわち)社会(的知識)について厳密に(正確に、客観的に)科学的取り組みを始めてから、(第2段落で言及しているように物質に対する科学は数百年の歴史であることに比べ)まだ1世紀にも達していない。(また)この取り組みの目的がどの程度達成されるかは、実際のところ不明である(今後の課題である)。しかしいろいろな進歩(展開)が可能であり、(今後)進歩(展開)することは疑いの余地のないことである。 以下質問点も含めた補足です。 1)social knowledgeの訳は、webでは社会(的)知識、社会集団的発想、社会認識、知識の認知などとされているようです。 要は、社会における現象、出来事に対する知識、知識の認知、考えなどのような感じがします。 2)「われわれが科学をどれだけ知っているかは、まだほとんど社会に浸透していない」 についてですが、「われわれが社会を(理系のように)科学的にどれだけ知っているかは」と理解されるとよいのではと思います。 私はまず「われわれの社会における知識は、まだ科学的に展開する方法の初期段階(始まったばっかり)にある」というように主語は「われわれの社会における知識」のように理解し、それを意訳しました。 ここでは、(いつの時代にもあった)社会に対する知識・認識が理系のような科学的視点にたっているかどうかについて言及していると思います。 科学的な展開とは、現象を集め観察し、(原因や効果、影響などに対し)仮説を立て、それを検証(実験や事実集めにより普遍性がある説になるかを確認すること)してみる方法を展開させることです。 3)「厳密な」についてですが、過去においては社会的な知識が、個人個人で異なっていたので、「厳密な(=客観性のある、正確な)」科学的方法を用いて理解するという意味かと思います。完全な形とか最終目標というような意味でないように思います。 私は、「厳密な」の意味が漠然としているように感じたので(細かい、緻密な?)、英和辞典にもあります「正確な」の方がわかりやすいとして「正確な」(「明確な、客観性のある」などとしてもよいのかとも思います)を使用しましたが、これもなんだか漠然としていてよい語句が浮かびません。 strict science of societyという言葉はwebになく、あるのは、strict science of physics 、strict science of citation、strict science of consciousnessなどです。一方、science of societyは社会科学(social science)と同じ意味とされている例もあります。従って「厳密な社会科学」と訳すこともできますが、そうすると1世紀以上まえから厳密でない「社会科学」が存在したという変なことになります。科学に厳密も、厳密でないの区別はなく、厳密なのが科学であるはずですので、「厳密な社会科学」といいう訳は採用しませんでした。 4)work outについてですが、No.2で「正確な研究をはじめてから」としましたが、「正確な研究(への取り組みを)をはじめてから」というような意味ですので、「取り組み」という解釈を私もしています。 以上、勘違い、誤解している箇所もあるかとは思いますが、参考にしていただければ幸いです。
お礼
お返事するのが大変遅くなってしまって、申し訳ありませんでした。わざわざ調べてまで回答していただいて本当にありがとうございます。回答してくださったことで多くのほとんどの疑問を解消することができました。このようにわたしが疑問に思ったことに、とても回答していただける方に出会えて、本当に幸せです。ありがとうございます。いつも本当にありがとうございます。
- kani_pon
- ベストアンサー率54% (52/96)
抽象名詞がでてきたらすぐ名詞→動詞になおすことをおすすめします our social knowledge とみたら 「knowledge、動詞はknowだな」 じゃあ「誰がしっているんだろう?」「ourとあるから私たちが」か 「何についてしっているんだ?」「社会だな」 と自問自答していけば 「我々が社会について知っていること」=What we know about society. となります。そもそも社会的知識?ん・なんだそれ?ですよね 的というおかたいひびきにまどわされずほぐしてほぐして胸にすとんとくるまで a strict science of society またこれも細かい意味で名詞→動詞にしちゃいましょう science、ん?何を科学するんだ?あ、「社会」をか、そういえば社会を対象とする科学を社会科学というんだなあ、 ん? strictという形容詞がついている たとえば She drives carefully.=She is a careful diver. と動詞を名詞化するとき、その動詞にかかっている副詞は 形容詞となって名詞にまえにつく現象がよくみられます。 これを応用して、strictを副詞的に考え「厳密に」と考えたらいかがでしょうか 厳密な科学、ではなく「社会を(対象として)厳密に科学すること」 また科学の本来の目的とは「知ること」です 社会を科学することは社会を知るための手段です。 だから、まだ完全に厳密に社会を科学できない今では、我々が社会をちゃんと知ることなどできないのはあたりまえじゃん、というかんじなのではないでしょうか 飛躍しましたが 名詞を動詞にもどして考え5W1Hを自問自答すれば みえてくるものがあるとおもいます ちなみに1段落で主張が一個、とかいうのはあまり考えないほうがいいとおもいます、 「文章全体で何がいいたいのか、そのためこの文はどういう役割をしているのか」くらいにとどめといたほうが、いいです 私が受験生のころはパラグラフリーディング全盛期でした。 いろんな人がそのような方法論を展開していました。 ある先生が本音をもらしていましたが、それが通用しない英文が何割かはある、それが国立上位校の問題だ、ということです。 私が尊敬していた先生はbutの後が主張ってだれがきめた?っていつもいってました。 方法論より、質問者さまが発している問い、「何がいいたいの?」「どういう意味」という姿勢のほうが大事なのではないでしょか。なれてくれば 「この文は全体の中でどういう位置づけ?」「全体で何をいってるの」にシフトしていくと思います。 おすすめ本 「思考訓練の場としての英文解釈」 このレベルの英文がごろごろのっています。 質問者さまの学習態度で勉強すればえられるものは多いと思います。
お礼
ありがとうございます。 厳密な科学、ではなく「社会を(対象として)厳密に科学すること」 というのはとてもわかりやすいです。名詞構文の理解というのでポレポレ英文読解プロセス50と書籍で知りました。 他の回答者様にも書きましたが、われわれが科学をどれだけ知っているかは、まだほとんど社会に浸透していない」と思っていたのです。 厳密な意味での社会科学というのは、「完全な形となる」「最終目標的になる」というのが「厳密な」と思っていました。 ありがとうございます。著書を批判するつもりはありませんが、わたしもパラグラフリーディングにはできるものと、できないものがあるように思います。本当に長い英文でなければできませんし、和訳しなさいや、リード文もなく「~について書かれたものです」とテーマも書いていなければskimもできないように思います。わたしは今井宏先生のパラグラフリーディング スーパー速読編、 精読編でパラグラフリーディングの方法論を基礎から学びました。 おすすめの本をご紹介していただきありがとうございます。
ある意味で、社会生活する上での(経験から得た)知識についての、科学的な解析はまだ初期段階であることは驚きでも何でもない。社会についての正確な研究をはじめてからまだ1世紀も過ぎていない。(この目的達成が、現実にはどれくらいのことがあるのかは分からない)しかし進歩は可能であるし、進歩するだろう(ことは疑いもない)。 というように解釈すればいかがでしょうか。
お礼
ありがとうございます。とてもわかりやすい第一段落のまとめ、ありがとうございます。 模範解答の全訳の中の第一文では、「我々の社会的知識が科学的発達という面ではまだ初期の段階にあるということは、ある意味では驚くにはあたらない」となっています。わたしが解釈しましたのは、「われわれが科学をどれだけ知っているかは、まだほとんど社会に浸透していない」と思いました。justsoso様の解釈では科学的分析が(主語)、しょきの段階となっていますが、わたしの解釈は間違いなのでしょうか? 厳密な意味での社会科学というのは、「完全な形となる」「最終目標的になる」というのが「厳密な」と思ったのですが間違いでしょうか? そう考えるとwork outはわたしの解答の「取り組む」よりも、やはり「作り上げるには」のほうがいいのでしょうか?work outは「取り組む」でもよいように感じるのですが。 もし回答いただけるようでしたら、よろしくお願いいたします。
- beefisdead
- ベストアンサー率63% (92/145)
まずは、first のとらえ方が違います。 「to work out a strict sciecnce of society」の最初のattemptがあってからまだ百年経っていない、と二文目は言っています。 ですから、次の文のthis goalは「to work out a strict sciecnce of society」ですね。 次に、「厳密な意味での社会科学」についてですが、読んだ感じ、strictはscienceだけにかかっていそうな気がしますね。社会科学と言いたいだけであればsocial scienceという言葉がありますし。 そうであれば、science(の考え方や検証方法)をstrictに利用してsocial scienceに適用するようなattempt、これがまだまだ未完成だって言う話ではないかと思います。 あと、最後の一文は、装飾を外すと ・many progress can be made. ・many progress will be made. の並列です。「まだまだ進歩出来るし、実際これから進歩していく」と言っています。ここまでのところでは、「これまで進歩してきた」という話は出ていないように見えます。
お礼
ありがとうございます。 最初にと、最初のは助詞の違いですが、大きく意味が変わってきてしまいますね。もっと細かなところまできっちりと読むべきでした。 やはり「厳密な社会科学」の「厳密な」がわかりにくいように感じました。第2段落も書くべきでした。 第2段落です。 2段落 The existence of povery and hunger among masses of people, widespread illitacy and ignorance , large- scale crime , drug addiction, alcoholism-- things of this kind are so many challengs to the mind of thinking man. Can we find causes and remedies? Can we slove these age-old problems? Those are questions you will help to answer in one way or (2 ) . 3段落 Problems of kind have been with us for a long, long time. Some of them (3)(are as old as civilzation ), and there are people who sincerely believe we shall never get rid of them. On the other hand, (4) we must take into account the fact that civilization itself is only a few thousand years old /.Physical science, in its highly organizeded form , is only a few hundred years old , while socail sience , in its strict sense , is less than a century old. 4段落 When we consider these facts , we cannot help but feel that civilized man is , so to speak , only in his infancy. We have not really been trying to apply the method of science very hard for very long. It would be strange indeed if many , many more ways were not found to apply it to many , many more problems. 最終段落That, after all , is the point . The main thing is not what has been done so far , but what remains to be done. Science is not something finished and completed , like a magnificent monument created by past masters whose work we are asked to admire from a respectful distance. (6)Its is a bulding still in process of construction , a building of which perhaps only the foundations have been laid ; and you are invited to join in the task of making it grorw. 質問ですが、work out は取り組むではダメでしょうか?
お礼
ありがとうございます。お返事するのがほんとうに遅くなってしまって、申し訳ありませんでした。大雑把に社会科学しか知らなかったわたしにとっては教わることが多かったです。work out などの句動詞の理解も努めていきたいと思います。混乱なんてことはありません。いろいろありがとうございます。