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文法の質問です
(1)こんなことをするなんて、彼の人間性を( )。 1.疑いはしない 2.疑わざるを得ない 3.疑わずにはおかない 4.疑わずにいない (2)彼らがあの時に豊かな生活を送っていた( )、すぐれた農耕技術を身につけていたはずだ。 1. ともすれば 2.とすれば 3.としては 4.とにかく ??????? (1)は2と3 ; (2)は2と3 と迷っていますが、ニュアンスの違いはなんでしょうか、教えてください。
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こんにちは。 これは「1~4のうちから最も正しいものを選びなさい」という問題ですよね。 そうであるなら、 (1)は 2.が正解でしょう。 ◎こんなことをするなんて、彼の人間性を【疑わざるを得ない】。 ここでのニュアンスとしては、 話者が(本当は疑いたくなかったのだが)「こんなことをするなんて」(と彼がやったことの証拠を見て)「もはや疑わないわけにはいかない」=「疑うしかなくなった」 という感じではないでしょうか。 (2)も 2.が正解ですね。 ◎彼らがあの時に豊かな生活を送っていた【とすれば】、すぐれた農耕技術を身につけていたはずだ。 (なお、「あの時」よりも「その頃」とした方が自然な日本語だと思われます) 「Aである【とすれば】、Bであるはずだ。」のように使います。 意味は、もしAであると考えるのならば、Bという結論が考えられる、ということです。 ニュアンスとしては、 (Aで正しいのかそうでないのかを決めることはできないが、仮に)Aだと考えたら、Bということになる(ただしハッキリとそう決まったわけではない)、 といった感じだと思います。 なお、ついでながら (1)で3.の場合: △こんなことをするなんて、彼の人間性を【疑わずにはおかない】。 ↑は不自然な日本語に思えます。少し文字を変えて ◎こんなことをするなんて、彼の人間性を【疑わずには いられない】【疑わずには おられない】。 ……とするか、 ◎こんな事をされた以上、私は彼の人間性を【疑わずにはおかない】。 ……ならOKだと思いますが。 (2)で3.の場合: △彼らがあの時に豊かな生活を送っていた【としては】、すぐれた農耕技術を身につけていたはずだ。 ↑も変な日本語に思えます。 ○彼らがあの時に豊かな生活を送っていた【にしては】、すぐれた農耕技術を身につけていた(はずだ)という証拠が、いまだに見つかっていない。 ……なら、まあOKだと思います。 さらについでながら、そのほかの言葉が不自然でない使われ方をする例としては、 ○私は彼のことを昔からよく知っているので、彼の人間性を【疑いはしない】。 ×【疑わずにいない】←これは変な日本語です。 ○【ともすれば】、彼らはすぐれた農耕技術を身につけていた、と思われがちである。 ○【とにかく】彼らはすぐれた農耕技術を身につけていたのです。そうに違いないのです。 なお例文(2)については、以前にもこのカテゴリーで質問がありました。 http://virus.okwave.jp/qa4323965.html この答えを「1.ともすれば」と誤って教えているテキストもあるようですので、ご注意ください。 日本語の勉強、がんばってください。
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- migimonza
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こんなことをするなんて、彼の人間性を(疑わざるを得ない)。 語り手一人の感想に過ぎない。 こんなことをするなんて、彼の人間性を(疑わずにはおかない)。 語り手が強い断定を持つほか、他人もそうと判断するだろうとのおもいがある。 彼らがあの時に豊かな生活を送っていた(とすれば)、すぐれた農耕技術を身につけていたはずだ。 彼らがあの時に豊かな生活でなかったかもしれない。 彼らがあの時に豊かな生活を送っていた(としては)、すぐれた農耕技術を身につけていたはずだ。 彼らがあの時に豊かな生活であった可能性が高い
お礼
大変参考になりました、有難うございました。
お礼
よく理解が出来ました、詳しいご解説有難うございます。またよろしくお願いいたします。