造語？変成語？
これらは、ヤンチャが一生懸命辞書で調べて書いているのであり（笑、まぁ当て字といえども、その漢字を選んだ意図があります。同音だけなら膨大にあるのにもかかわらず、これら、画数の多い、かつ野蛮な響きのある文字を選んでいることから、ヤンチャの意識がうかがえます。
まず、頭の悪いことがコンプレックスである場合。そのため画数の多い字、見慣れない字を選びます。
頭のいいヤンチャもいるのですが、彼らはあまりこのようなことはせず、女の尻を追いかけることを第一によしとします。少しだけ頭のいいヤンチャは、振る舞いだけだとしても、仁義などに通じている場合があります。
また、これらの字は、ま○こマークなどと共に、でかでかと高架下、路面などに描かれるのですが、これらの行為をするのは、性的に未発達な小学生から中学生の前半です。
稀に高校生でもいますが、多くはもう少し高度な落書きになり、アート性を持つものもあります。
赤ちゃん言葉が、大人言葉になる過程に、思春期言葉なるものがあり、その一端としてのヤンチャ言葉と言えるのかもしれません。
「よろしく！」なんて、口で言っても意味が無いのであり、書く事を覚えた少年の、ウレシ行為ともみれます。
女の子は、あいあい傘とか、好きな子の名前とか、独り言とか、そういうのを書くことが多いです。それを使って異性にメッセージのようなものを送ることもあるので、少年たちよりは、明確な個人的な理由のもとに、ヤンチャ言葉の行為があるといえます。
少年達の蛮語ともいえる表現は、成長の過程において、男子少年に現れてくる蛮性を、そのままにあらわしているのではないかと、思います。
これら蛮性が、ヤンチャ少年のヴァイタリティの一端であり、男成人のヴァイタリティにつながるもののうちの一つであることは、自然に思いつくところです。蛮性が、異性に対するアピールであるとも考えられます。
これらの行為の、既存の社会に対する意味は、あったとしても、女の子の場合に考えられたように、個人に由来するところが多く、社会へのメッセージ性は薄いもの、ほぼ無いもの、または直接に関係するものではないと思います。
お礼
ありがとう御座います。深く考えないことにします。