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theとaの区別・・絵を見て答える問題。
塾の本(中3)に、絵を見て答える問題がありました。 この人は何をしているとか絵を見て英文で書く問題です。 で、 少女(Mariko)が本を読んでいる絵を、 「~している少女は・・・です」という文をつくりなさい。 という問題で、 The girl reading a book is Mariko. が回答らしいのですが、 ここの、a book って、theではダメなのでしょうか? 絵に書いてある"その本"っていうことで、the book ではだめなんでしょうか。
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- gadovoa
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AとTHEの違いは「不特定なもの」と「特定されたもの」の違いです。 「その少女」は特定している人ですよね。 その少女が何をしているかを説明する問題ですから。 どの少女でもよいわけではありません。特定されたその少女について 聞いているんです。 だからtheなんです。 本を読んでいますが、何か本のようなものを読んでいます。 絵本か哲学書かはわかりませんし本の種類なんてここでは どうだっていいのです。つまり特定されてないんです。 だからaなんです。
1.例えば日本語の会話で、本のことが何も話題に上がっていないのに、いきなり写真を見せられて「その本を読んでいるのは」と言われたら違和感がありますよね。 2.でも、例えば「写真の中に本が写ってるんだけどさ、」という会話に続けて「その本を読んでいるのは」というのは違和感ありませんよね。英語も同じです。例としては、 You see a book in this picture. The girl reading the book is Mariko. これなら不自然ではありません。 ですから試験問題などでは、その問題が想定していると考えられる状況によって冠詞の種類を使い分ける必要があります。ご質問にある問題がどのような状況を想定したものかは正確に分かりませんが、恐らく1の状況が想定しうるような問題設定だったのではないかと拝察します。
たとえば、目のまえに、目かくしをした人がいて、そのひとに絵の中身を説明してあげる場合を想像してみてください。 その人が聞くとします。 What is in the picture? そこで、 There is a girl. She is reading. The girl reading a book is Mariko. と、例えばこんなふうになるでしょう。 もしここで、 The girl reading the book is Mariko. といえば、聞いてる人はたぶん、 What book? What is "the book"? って聞き返すでしょう。 でも、もし、本の説明から始まっていれば、 こんな風になると思います。 What is in the picture? There is a book. A red book. The book is in a girl's hands. The girl reading the book is Mariko. ですから、その絵のことを知らないひとに 中身を説明するような場合、 the のついたことばが、いっぺんにいくつも初登場すると、 聞いてる人は「え? どの?」と混乱してしまいますから、 初めて出てくるものは基本的にみな a ... です。 それで、どれを指しているのか納得してもらえていると思ったら 二回目からは the ... になります。 要はそのとき、どこに話のピントをあわせているかということだと思います。 目かくしといいましたが、電話で説明する場合や、自分は見たことがあるけれど相手は見たことのないものを説明するようなときも同じことがいえると思います。 つまり、「~している少女は・・・です」という文をつくりなさい、という問題そのもののシチュエーションがあいまいだったんですね。
- trgovec
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絵を見て答えるというなら the でも間違いとは言えません。ただし >絵に書いてある"その本" こういう理由ではないんです。the が付くのは話し手と聞き手が「どれなのか」をお互いに認識しているということで、その本がすでに話題に上がっていてどの本か分かっているということです。 the girl となっているのも「本を読んでいる」というように限定・選別されていること、当然話し手はどの子か分かっているからです。the girl と言われれば聞き手は「え?どの子」と関心を持ちます。a girl「ある少女」では漠然とした、頭の中で考えた人という感じがします。 以上から、The girl reading a book is Mariko. の方が自然であるとは言えます。「誰であるか」を問題にするときは「人」の方に関心がいくのが普通で人に付随する「もの」までは関心が行ってないことが多いからです。「本」はこの状況で girl を他から区別するための情報に過ぎず「どんな本か」までは知る必要がないからです。漠然と本で構いません。 冠詞の用法は奥が深く単に「その」ではすまされないものです。