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「漂流」と「漂泊」の違いは?
「漂流」と「漂泊」の違いをご説明ください。 「漂流」についてはニュアンスも含め理解できるのですが、 「漂泊」についてきちんとしたイメージが持てません。 (「漂着」との違いははっきり分かります。) 字をそのまま解釈すれば、「漂って流されている」のと 「漂って泊まっている」のとの違いとなり、前者は位置が 動いているのに対し、後者は同じところに浮いているだけと なるのでしょうか?そうだとすると、GPSでも使わないと 両者を区別できないみたいで不思議です!
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>いただいたご説明を端的に言えば、意思の有る・無しの違いと受け止めました。 >当人にその意思がなく不可抗力で漂うのが「漂流」、当人の意思があってあえて >漂うのが「漂泊」とのご説明と認識しましたが、それで間違いないでしょうか? はい。確かに、「漂泊」とは、意思の有る・無しの違いだと思います。 「海上を漂泊する」例として、 マグロの一本釣りで、GPS、魚群探知機、エンジンの付いた漁船に乗って沖合いに出て、目安をつけてから、エンジンを停め錨を下ろさず、「海上を漂泊」して釣り糸をたらして当りを待ちます。 小説(映画)ヘミングウェイの「老人と海」でも老人が獲物を求めて手漕ぎボートで沖合いに出て、「漂泊」しながら獲物を待つ場面が出てきます。 また、海上以外のことでも、 精神的な表現で、「悲しい魂の漂泊」「平穏無事な生活での漂泊」などとも使うようです。 「漂流」の例としては、 ロビンソン・クルーソー、白鯨、Tom Hunksの映画 Cast Awayなど。
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- yanhua
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既出の回答で十分かと思いますが、 それぞれの英訳に着目するとイメージが明確になりませんか。 【漂流】drifting 含意:流される、態勢次第、成り行き--外的な影響に流されること 【漂泊】wandering 含意:あてもなく、取り留めなく--行動は自分の意識下です
- OKAT
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すでに回答が出ているように、「漂流」「漂着」は船やその他の事物に使われますが、「漂泊」は居住地を定めず、旅に出たりする人物によく使われます。「漂泊の詩人芭蕉」「漂泊の歌人西行」「漂泊の俳人種田山頭火」など。本来は船があちこちの港に停泊することをいい、それを比喩として使ったのでしょう。 内田康夫の作品に「漂泊の楽人」というのがありますね。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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海での遭難での「漂(ただ)よい、流れていく(いる)」ことと「漂(ただ)よい、泊(一時的に仮にとどまっている)」状況は皆さんのご説明の通りです。 でも漂白(むかしは“へうはく”なんて仮名でした)は芭蕉の、世俗の次元ではない(脱俗的な)旅路の描写にも、自ら使っていますね。 年来の漂白の想い、・・・消え難く・・・というのでしたか。 気ままというのではないが、思いの赴くままにという感じですね。 あっちにいき、止まり、こっちにいき止まり。という感じですね。 昔、ふんどしの川流れっていうのが、どこに捉まってしまっているか判らない人の行動をいいましたね。 これに反して、川の流れに乗って流れていくようなのはどちらかというと漂流でしょうか。どこかにぶつかっても一応流れていく。
- Mumin-mama
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「漂流」は波や風によって海上や広大な砂漠を本人のコントロールが利かず、漂う、あても無くさまよう状態、つまり、遭難状態や漂流物(ゴミやボトルメール、椰子のみなど)で、 「漂泊」は例えば船舶が、台風通過や津波などに備えて、海上で錨をあげた状態で、エンジンを一時停止させていて、舵を休めて狭い範囲を漂っている状態だったり、ダイビング用のボートでも錨泊しないで漂っている状態のことのようです。 または、一定の住居がなかったり、生業(生活するための職業。ないわい)が無く、さまよい歩く、さすらうことです。例として、松本清張の「砂の器」に出てくる主人公の親子は日本国中を漂泊しました。 ですから、こちらの船乗りや放浪者は自分の居る位置をだいたい把握していると言うことになります。
- bakansky
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海で遭難した場合を考えると、「漂流」というと、救命ボートとか筏とか、救命具の助けを借りて、救助されるのを期待しながら漂っているというイメージを持ちます。 一方、「漂泊」というと、沈没船の船体の一部の木片などが、波の間の間に(当てもなく)漂っている感じがします。 前者は、「(仕方なく)流されている」、後者は「ただ流されている」という違いがあるのではないでしょうか。あくまでも「感じ」でしかありませんけれども。
お礼
回答ありがとうございます。 その「感じ」の部分をきちんと定義づけできるようご説明を願って 質問しております。よろしくお願いします。
補足
ご回答ありがとうございます。 いただいたご説明を端的に言えば、意思の有る・無しの違いと受け止めました。 当人にその意思がなく不可抗力で漂うのが「漂流」、当人の意思があってあえて 漂うのが「漂泊」とのご説明と認識しましたが、それで間違いないでしょうか? できれば何らかのソースを上げていただければ幸いです。