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剰余類が互いに素?
「群Gとその部分群Hがあるとき、Hを法とする右剰余類とは、 部分集合 gH ={ gh | h∈H}のことである、 また、相異なる右剰余類は互いに素である。」 とあるのですが、「互いに」ということは、 「剰余類が二つ以上存在する」ということですよね。 そのことがうまく飲み込めできません,,,。 「群Gの部分群Hを法とする右剰余類」には、 gH以外にどのようなものがあるのでしょうか?
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たとえば,G = {a, b, c, ... } ならば aH, bH, cH, ... は全部剰余類です. もっとちゃんと言うと,aH は「a に関する右剰余類」などと呼ばれます. その主張で書かれているのは 「a に関する剰余類 aH と b に関する剰余類 bH がイコールでなければ, aH と bH は(集合として)互いに素である」 ということです. 補足として No.1 にコメントすると,剰余類の左右は人や教科書によってバラバラで, 現在統一されていません(し,統一される気配すらありません). gH を右と呼ぶ流儀は「Hが右にある」剰余類というキモチだそうです.
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- koko_u_u
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>とあるのですが、「互いに」ということは、 > >「剰余類が二つ以上存在する」ということですよね。 そうではありません。 日常用語で「互いに」と言えば登場人物が複数いることを意味しますが、 数学ではそういった制約はありません。 剰余類の集合が「ただひとつ」の要素からなるならば、それは自動的に互いに素です。
お礼
>剰余類の集合が「ただひとつ」の要素からなるならば、それは自動的に互いに素です。 なるほど 気づきませんでした(^^;) ご指摘ありがとうございます。
- arrysthmia
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>「剰余類が二つ以上存在する」ということですよね。 > そのことがうまく飲み込めできません,,,。 剰余類と剰余系がゴッチャになっているのでは? G の各元 g に対して集合 gH が定義できるら、 剰余類は(H = G の場合を除き)二つ以上存在する。 各剰余類を集めた { gH | g∈G } は、H を指定すれば 決まってしまうから、剰余系は { gH } 以外には無い。
お礼
仰るとおり確かに2つを区別できていませんでした(汗) ご指摘ありがとうございます。
- KI401
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ん・・・?左右逆じゃない? gじゃなくて、g'とか取ればいいだけだよ。 で、相違なる剰余類gH≠g'Hがあったら、それらが互いに素だ、って言ってるわけね。 ただし、g≠g' でも gH = g'H となりうるので注意。 一度簡単な置換群(S_3とか)を例にとって考えてみてはいかがでせう?
お礼
具体的な例で考えてみるとわかりやすかったです(^^) ご指摘ありがとうございます。
お礼
具体的に説明していただきありがとうございます。 おかげで疑問が解決しました!