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軍司令官と師団長
第○○軍司令官と師団長とはどう違うのでしょうか?
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師団という組織のトップが、師団長。 第○○軍というという組織のトップが、第○○軍司令官です。 第○○軍の構成は、国や軍や時代によって様々なので 師団よりも小さな組織という場合もあります。 複数または単独の旅団や連隊だけ構成される軍もあります。 また師団が一つで構成される軍の場合は 師団長が軍司令官という場合もないことないし、 師団が一つだけなのに師団司令部と軍司令部が別にあるような ケースもある。
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- yatiyochan
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日本陸軍を例として基本的なことのみ説明しますと、師団というのは戦争があるないにかかわらず常置される団隊で、陸軍用語では「建制による部隊」の最大単位です。その師団の長が師団長であり、同時に師団司令部の司令官として師団の管区に関する軍事諸件を統理するという職務を有しました。そうしていったん戦争が起こると師管区に召集をかけ増員して戦地へ出発しました。これを動員と言います。 軍というのは戦争や事変が起きたときに編成され、いくつかの師団や直轄の部隊を隷下に置き、師団長よりも上級あるいは先任の司令官が軍司令官として軍司令部を構成し、軍としての作戦に際し隷下の師団長に命令を下しました。隷というのは隷属という意味です。 戦争や事変が終結すると軍は必要がなくなるので解散し、師団は元の駐屯地へもどり必要最低限の兵以外を解散させます。これを復員といいます。 1937年日中戦争が始まると、やがて軍も建制化され、1940年には日本国内に内地軍司令部が設置され師団は軍司令官の隷下に入ることとなり、戦時体制が常態化することとなります。 やがて時代とともに軍事が高度化していくに従い、軍や師団の組織もコンパクト化していく傾向にありますが、興味があれば軍事年鑑などにより知識情報を得ることが出来るはずです。