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大本営と軍司令部
大本営と軍司令部の違いを聞くといまいち分かりません。専門家の説明でなくて解説者的説明、つまり何だか分かる説明お願いします。
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大本営とは戦争の最高指導部で、日本の場合で言えば天皇が関与して(実際は直接関与することはありませんでしたが)戦争を指導する機関でした。もちろん大本営は国に1つしかありませんし、戦争のときにだけ設けられました。 といっても、実際は参謀本部(陸軍の最高指揮機関)と軍令部(海軍の最高指揮機関)の責任者が集まって会議や打ち合わせをしている程度で、実際の戦争の指揮はそれぞれ参謀本部と軍令部が独自におこなっていました。 軍司令部というのは陸軍における軍(1~3個師団と補助の部隊からなる軍隊編成上の単位)を指揮するための司令部で編成された軍の数だけありました。戦前の日本では軍は常にあるものではなく戦争の必要上に応じて編成され、平時から常にあるのは師団以下の部隊のみでした。 日中戦争から太平洋戦争にかけては陸軍も膨張したため軍の上に方面軍、さらにその上に総軍なども設けられました。
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- SCNK
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大本営とは、戦時に作られる、最高戦争指導機関のことです。 軍司令部とは、陸軍の編成上の軍という単位に置かれる司令部です。軍は平時には編成されず、作戦地域毎に臨時に編成されます。ちなみに司令部は司令官を補佐する機関(参謀組織)です。
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ありがとうございます。
- nacam
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大本営は、国の総合的な軍務を扱う部署。 大本営の下に、陸軍と海軍があります。 軍司令部は、満州の関東軍や、南方軍、支那派遣軍など陸軍の内の一つの軍の司令部です。
お礼
軍司令部は陸軍内の組織なんですね、ありがとうございます。
- junt
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●参謀本部 平時における国防用兵の府(常設組織) ●大本営 国家非常時(有事)の際に臨機設置される 大本営が設置された時、 ●参謀本部 大本営陸軍部の主体となる ○参謀総長 大本営陸軍部幕僚長となる ●軍令部 大本営海軍部の主体となる ○軍令部総長 大本営海軍部幕僚長となる ●陸軍 陸軍省+参謀本部(昭和19年以降、東条陸軍大臣が参謀総長を兼ねる) ●海軍 海軍省+軍令部(昭和19年以降、嶋田海軍大臣が軍令部総長を兼ねる) 天皇が、当時どのような地位にあったかと言うと、当時の日本の国家の形は、明治憲法に基ずく立憲君主国であり、天皇が国家の統治権を総攬(政治・人心などを一手に掌握すること)されていました。その天皇の大権は、一般行政と統帥の二つに分かれており、国務上の輔弼は政府、統帥権の方は参謀総長(陸軍)と軍令部(海軍)が輔翼(補佐し助ける)するということになっていました。 『輔弼・輔翼』というのは、天皇の行為としてなされ、あるいはなされざるべきことについて進言し、採納を奏請し、その全責任を負うことです。
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参謀総長、軍令部総長は大臣が兼任する様になってたのですね、ありがとうございます。
お礼
軍令部と軍司令部が違うのですね、だからまぎらわしく感じた様です。ありがとうございました。