映画や小説の主人公になり切ってしまう妄想

質問

知り合いに小説のヒロインに自分自身をオーバーラップしてしまう人がいます。その小説はヒロインが不倫の果てに自殺を遂げてしまうという内容です。知り合いの女性は身も心もそのヒロインになり切っています。たとえばファッションや言動を実生活で再現しているような感じです。もちろん不倫もしていて相手はやはり小説に出てくるタイプの男性です。このままいくと最後は小説のヒロインと同じように自殺してしまうんじゃないかと心配してます。

ところで彼女のように映画や小説のヒロインになり切って実生活においてそのヒロインを再現してしまう（思想や言動も）のは精神医学や心理学ではどのような病名（？）がつくのでしょうか。

回答No.1

ruehas

こんにちは。
これは、妄想や病気ではないと思います。
妄想といますのは脳の機能障害や薬物によって現れるものです。では、機能障害がない場合は「思い込み・刷り込み」によるものであり、こちらは「心的外傷（トラウマ）」や「依存症」として扱われます。
小説や映画に感化・触発されるというのは誰にでもあることですが、心的外傷といいますのは主にストレスや強迫観念に対する反応であり、通常の体験でおいそれと学習されるものではありません。ホラー映画ならばあるかも知れませんが、この場合、脳に刷り込まれたのはストレスではなく「願望」です。そして、不倫やおしゃれに依存症というのはちょっと聞いたことがないです。恐らく、当人は妄想に捕らわれているのではなく、願望に従って自発的に行動をしていると思います（回答は以上です）。

全くの憶測ですが、このひとの場合は半分は性格ではないでしょうか。
ご質問の内容から推測しますと、このひとは想像力が逞しく行動的ですが、理性や計画性には乏しいです。現実への不満や不倫の願望は元々あったのではないでしょうか。
普通だったら人前で小説や映画の真似事などしませんが、このようなひとは他人の目をいちいち気にする気質ではではありません。私の友人に不倫で離婚したのがいますが、正にこのタイプです。恐らく、自分のやりたいことやりたい通りにやっているだけだと思います。
元々天真爛漫であるならばまず自殺はしません。但し、トラブルが大きくなれば何が起こるかは分りませんよ。

お礼

ありがとうございました。とても勉強になりました。