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江戸時代の名刺(龍馬暗殺)
坂本龍馬暗殺時、十津川の郷士と名乗る男が名刺をもって案内を請うたそうです。この名刺とはどのようなものでしょうか? 江戸時代の名刺について教えてください。
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かなり調べてみましたが、名刺の大きさ、何が書いてあるのかなど最も肝心なことがさっぱり分かりません。 暗殺を実行した見廻組の一人である今井信郎の供述調書には、松代藩何某の「手札」を示したとあります。 この手札をヒントに、写真の手札サイズと関係があるのではないかと推定しました。 江戸時代の公用紙は「美濃紙」(大きさ273mm×394mm)だそうですが、これを1/ 3にすると、ちょうど今の「手札」サイズになります。 紙のサイズ http://www.asahi-net.or.jp/~cv9t-sum/knowledge35.htm 次に、何が書かれていたのか、これもはっきりさせることはできませんでした。 どこかの郷土資料館には展示されていると思いますが、名前が書いてあるだけの小さな紙なので、史料としての価値のあるものは少ないのでしょうね。 検索しても「実物」の写真はおろか、大きさその他もなかなかヒットしません。 「それへ」は公方様へのマジックワード 28ページに「書き方」があります。 http://moura.jp/scoop-e/seigen/pdf/20060417/sg060417_ogawa_02.pdf 「用向きで幕府・大名家に行くときに使う「名札・手札」(名刺のこと)には、たとえば「松浦壱岐守使者何之誰」「松浦壱岐守家中何之誰」と書きます。身許を明示するばあいには「松浦壱岐守家中何之誰」と「家中」の語を用います。あるいは「松平加賀守家臣」とか「誰々内」と主人先を明らかにします。」 「手札」で検索しますと、いろんな場面で武士、町民、百姓、商人その他が手札を使っています。広く一般的に手札は使われているのですが、具体的な手札の内容は不明です。 例。伊勢金毘羅参宮日記で商人が使用。 http://www.geocities.jp/kurijun2002/ise1.html 「京都に行くならうちの宿に泊まってくれと迫ってくる。うっかり相手の名前を聞いたりしてしまうと長々と話を始め、その中で聞いたことがある名だ、と言うものなら、その宿引きは直に手札を出し、後程、酒を持ってくるから是非口約束で良いからと益々宿を勧めてくるので困った。」
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- oska
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>この名刺とはどのようなものでしょうか? 今の名刺とかを基本に、竹製・木製と考えると大きな誤りをします。 江戸時代は、各藩の独立国家の集合体です。 A藩の法はB藩には、適用されません。 同時に、A藩で犯した犯罪はB藩では(当時の全国指名手配を除き)罪に問われません。 歌舞伎で有名な江戸時代の盗賊も、他藩・天領に逃げ込むなどしたのでなかなか逮捕されていませんね。 時代劇でも「犯罪を起こすと、他藩領へ逃げる場面」が多いです。 ですから、この時の名刺=身分証明書と考えた方が良いでしようね。 身分証明書といえば、通行(道中)手形です。
- nene-k
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『応対に出た元力士の藤吉に 「十津川郷の者だが、坂本先生にお会いしたい」 と、姓名を記した木札を差し出した』 と、聞いています。 江戸時代の名刺は、中国から伝わった竹や木を削って作った物で、現在のような紙の名刺を最初に作った日本人は、あの「スフィンクスとサムライ」の写真で有名な、第二次遣欧使節の池田長発団長だとされているそうです。 http://indoor-mama.cocolog-nifty.com/turedure/2008/03/post_41a8.html
- cobamax
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江戸時代の名刺は和紙に墨で書かれ、 主として訪れた相手が不在のときこの和紙を 利用してメモを残したといわれていますが この十津川の郷士の名刺を持ってきたのが龍馬の暗殺犯ですが 犯人が取り次ぎの男(元力士)に名刺を渡したという話は あまり聴きません もしこの話が史実であれば十津川の郷士は勤王で薩長 土佐と一緒に宮廷警護をしていましたので、取り次いでもらう小道具としては適切 であったとおもわれます 龍馬の暗殺犯が誰かはいつの時代にも話題になりますが 研究では 新撰組→見回り組み→土佐藩・紀州藩 となってきたようです (参考サイト) http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/1361/diary.htm http://history.dot.thebbs.jp/1037414731.html http://www.cocolee-jp.com/togyo/ryoma/h/index.html