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ラジオの同調回路のIC化
昔AM放送を受信する鉱石ラジオを作ったことがあります。電波を同調するCR回路で特定の放送を受けていましたが、近くの周波数が混信して入りました。 今同じ理屈でケータイが電波を受けているはずはないと思います。放送局は多数(国民の数ほど)になり増したが私は混信したことがありません。 あるひとは、コンピュータで周波数を数え、無数の局を選別しているのだ、といいました。これなら周波数の数だけ局が作れ、混信はしないと思いますが、ものすごい速さの高周波をカウントすることが果たして可能なのでしょうか。それとも彼の話は間違っているのでしょうか。
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今の技術の進歩は結構すごいんです。ソフトウェアラジオなんていう コンセプトも出てきています。アンテナで受けたいろいろな局の電波を そのままの波形でADコンバータでデジタル化し、波形の解析をソフトで 行い、所望の局だけを再生する、というものです。 少なくともAM放送の周波数なら安いOPアンプで全部作れます。FMでも 十分作れます。その意味では電波の波形をカウントして云々という のは大筋としては合っています。 携帯電話などでは、とにかく多数の局(各携帯電話)を別々に扱う 必要があるために、電波としては同じ周波数でも、受信してから ソフト的に特定のコードだけを取り出すことで他局(他人)と混じら ないようにしています。 伝統的な放送は周波数を変えて混信を防いでいます。(FDMA) 中には、電波を出す時間を細かくずらしてかちあわないようにする 方法もあります。(TDMA) 電波で送ったコードで混信を防ぐ方法が最近は多いです。(CDMA) これからはMIMOなんていう方式も注目されています。(放送や電話では 使われないと思いますが)
お礼
いや、納得しました。ありがとうございました。
補足
>アンテナで受けたいろいろな局の電波を そのままの波形でADコンバータでデジタル化し、波形の解析をソフトで 行い、所望の局だけを再生する、 おお、やはりそこまでいっているんですね。中波1000Khz帯くらいならオーデオ並にいじれるんですね。了解です。 >携帯電話などでは、とにかく多数の局(各携帯電話)を別々に扱う 必要があるために、電波としては同じ周波数でも、受信してから ソフト的に特定のコードだけを取り出す そうなんですか、同じ周波数に乗せてまた別々に分離しているんですね。タイムシェアリングなど使っているんでしょうか。いずれにせよやはりコンピュータのソフトでそれが可能になっているんですね。素人が考えるよりもよほど巧妙で複雑な技術があるんですね。 ま、ケータイが2G帯で、今最速のCPUでも10Gzくらいかなと思っていたので、やはりダイレクトにカウントするのは無理なんでしょうね。