- ベストアンサー
教科書にでる人でない人。
お邪魔します♪質問というか疑問なのですが、学生を離れると教科書を見る見方が変わった気がします、そこでいつも思うことは知名度は結構高い人物なのに教科書では大幅に(完全に)削られてしまっている人たちのこと。以前思っていた人物は、宮本武蔵や新撰組のメンバー、最近では真田幸村(父・昌幸、兄・信行)などです。どの人物も著名なのに教科書の注釈欄などにも載っていないんですよねえ~。私の知識は浅はかなのでもっとたくさんの人物がいるのでしょうが皆さんがよく知っている人物をあげさせてもらいました★ 高校の授業で日本史と世界史に別れるとき、友人は「新撰組について(幕末期~明治維新)を教わりたいから」と言っていたのに、結局「池田屋事件」を起こしたのが新撰組。としか教わらず期待はずれでがっかりしていました。私もなんだかな~ってカンジでした。 教科書に載る人物・事件、載らない人物・事件どうやって判別(?)されてきたのでしょうか??その辺はやはり文部省??あと一般の我々がが上記のような人物などについて知るきっかけというのは何なのでしょう?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>一般の我々がが上記のような人物などについて知るきっかけというのは何なのでしょう? 宮本武蔵,新撰組,真田幸村... 彼らが有名になるきっかけとなったのはほとんどが講談・浪曲・新聞小説のタグイからです。もちろん彼等の縁の地ではそれなりにメジャーではあったのでしょうが... 講談・浪曲については(最近はあまり見かけませんが)寄席等で行われる所謂「イロモノ」に分類されるジャンルのものでした。 私自身寄席にはけっこう行きますが、現代の寄席での「イロモノ」と言えば漫才・奇術・紙きり・の類でしょうか?<関係者ならびにファンの皆さんごめんなさい。 最近であれば、「宮本武蔵は『バガボンド』で知りました」なんて人もいるかもしれません。 要するに、彼等は歴史上の登場人物というよりは、講談・漫画・小説・浪曲といった大衆メディアの登場人物なのです。(実在したにも関わらず) 他に挙げるとすると..「ベルサイユの薔薇」のフェルゼン伯や、「水戸黄門」の黄門様なんかもそうですね。 では、なぜ彼等は歴史上の人物に成り得なかったのでしょうか? おそらく、彼等はその時代時代でそれなりに活躍したのでしょうが、後の世代に大した影響を与えなかったためだと思います。 武蔵は、剣豪として有名でもあり「五輪書」も遺したと言われていますが、それによって世の中が変わった訳でもありません。 新撰組は、幕末のキーパーソンを多数暗殺しましたが、何かを建設し現代に有用なものを残したわけではありません。 真田幸村も同様です。 歴史上の人物として後世に言われるためには、「その人が後の何々に影響を与えた」くらいのことをしなければ、教科書に載る優先順位はずっと低くなります。その点、彼等は残念ながら失格と言わざるを得ず、いつしか忘れられていく運命にありました。彼らが現在でも有名なのは、後の講談や浪曲や漫画や小説で面白おかしく脚色されたヒーローとして有名になったからにすぎません。 ただでさえ薄くなってきている歴史教科書です。政治史・美術史・経済史・哲学史・科学史その他でもっと優先順位の高い人はたくさんいます。教科書がもっと厚くなれば彼らにも順番が回って来るかとは思いますが。
その他の回答 (3)
- gokuh_
- ベストアンサー率39% (89/226)
基本的に学校(小中高)で習う歴史は「政治」と「経済」「文化」によっています。 真田幸村が載らないのはあくまでも大坂の陣に参加した一武将に過ぎず、日本の政治に何をもたらしたか?という点には影響を与えていません。 多くの戦国大名も個々の生き方ではなく「地方を統治した」点と分国法などしか習わないかと思います。 宮本武蔵も剣豪の一人としか認識されません。 新撰組も池田屋事件以降は政治に大きな影響を与える事件や行動を起こしていません。 (皆無という事ではないです・・・。 蛤御門・長州征伐・龍馬暗殺など他の重要な事件に飲み込まれて しまうだけです。) ちょっと味気ない様ですけどね。 第二次大戦以前では少し趣が異なります。 国民(臣民)の意識向上に重点が置かれましたので、「立身出生」「忠義」「報国」を国民に意識させる事に役立つ人物は政治や経済に関与していなくても広く取り上げられていました。 教育の中で親子の絆・出世向上心・勤皇・忠勤がもっと重んじられる様になれば真田幸村や宮本武蔵や新撰組ももっともっと取り上げられる機会が増えるかもしれませんが・・・そういう風には取り上げられたくないのが本音です。 一昔前まで、どの小学校にも二宮金次郎像が建っていたのですが 今では見向きもされない・・・。 二宮金次郎は「勤勉」と「立身出生」の鑑みたいな方でしたから。
お礼
ご回答ありがとうございました。そしてお返事の方が大変遅くなってしまい申し訳ございません。 皆さんが仰るとおり、我々が聞きなれた有名人物でも歴史の教科書に必要ない場合もありますもんね。それに我々が表面的に習い覚えてきた歴史以上にさまざまな出来事があったのですから有名といえども仕方がないといえば・・そうですよね。 私も味気ない気分になります。やっぱり勉強に興味を持てる瞬間ってちょっとした「ききかじり」の知識についてもっと学校で深めることができる時だったりしませんでしょうか?へぇ~、そうなんだぁ、とか、じゃああの人はどう活躍したんだろう、とかどんどん惹きこまれていきますし。 >教育の中で~ 確かに挙げてくださったジャンルで扱われてもかえって関心が持たれなくなったしまうような気がします(悲)なんかもっとこうカッコよく!、と思ってします(苦笑) そういえば二宮金次郎像見ないですね・・!時代の風潮の変化というものでしょうか・・・。 重ねて、お礼遅くなって失礼しました。
- nobunojo
- ベストアンサー率29% (122/407)
文部省のお役人が学習指導要領ってのを決めるんですが、 その中で教えるべき人、教える必要のない人を振り分けてます。 まぁ、あなたが挙げてる人はみんな、歴史の流れを作ったというよりは、 その流れの中で動いていた人に過ぎませんので、そういう意味では わざわざ教えるには当たらない、ということなんだと思います。 それに、限られた時間の中でもありますから。 戦国時代なら信長~秀吉~家康にいたる流れ、明治維新なら一方に 徳川幕府の官僚や政治家、もう一方に薩長土肥の志士がいたことを 知っている事のほうが大事でしょうね。もっとも、高校の世界史でも 日本史でも、近世近代となると時間切れで知りきれトンボだった記憶が 私などにはありますが。 とはいえ、日露戦争を取り上げる中で東郷平八郎を取り上げる、 なんてことも最近はしているようですが、日露戦争というなら むしろ伊藤博文、小村寿太郎、山本権兵衛、高橋是清といった、 戦争のシナリオを書いた人こそ取り上げるべきだと思うんですけどね。 東郷さんは与えられた環境を十分に生かしきった点では偉人ですが、 その環境を作り上げた人々のほうがむしろ歴史を作ったと言えますし、 逆に戦いというなら東郷さんは指揮をしたに過ぎず、作戦は幕僚が 立て、実際の戦いは兵士がしたわけです。 こういう歴史ってのは、みんな、自分で関心を持って、 いろんな本とか映画とかを見て知るしかないでしょうね。 しかも、歴史の見方ってのは決して一つではありませんので、 いろいろな立場、いろいろな切り口でのものの見方を知る事が 大事です。それに、歴史に題材をとったフィクションと史実を 混同しないように気をつけなきゃいけませんね。
お礼
ご回答ありがとうございました。文部省の方がやはりおこなっているのですね。にしても、今の歴史授業の教材が大きく変わるということはないのかなぁ・・?歴史の流れを作った人ってどこか雲の上の人状態に思えたりします。授業で淡々と習うせいか結局紙の上の人で終わってしまう気がするんです。だから歴史を楽しむにはもっとバラエティーのある教材が欲しかったな。・・と独り言になっちゃいました(汗) 歴史の流れの一部分の中の一人、では仕方がないんですね。戦後の人物でもそのような人はたくさんいますね。東郷さん・・私、授業で聞きました。かじる程度でしたが・・。 今の時代は、歴史の教科書以外で史上の人物を知る機会が増えてきましたからフィクションとノンフィクションを混同しがちですね。私も気をつけないと。でもとっかかりにするにはイイ気がします。
- watapen
- ベストアンサー率10% (5/48)
歴史的に価値のある人でも教育的に価値があるかは別問題ですね。 教科書は国の検定を受けてますから 国からみて教えることに意味が無いとか問題があるものについては 削除されることでしょう。 考えてみてください。 たとえばですが、現在の北朝鮮の教科書にいま日本で流れているような 北朝鮮の情報を教科書に盛り込むと考えられますか? 歴史とはそのときの権力によって編纂されているものなのです。
お礼
ご回答ありがとうございました。やはりその時代時代における重要な「流れ」のようなものを生み出した人間でないと教科書には登場しないんですね・・。ちょっと悲しいです。 >歴史とは~なのです。 確かにそう言われますよね。なんかミもフタもなくなる話になってしまって悔しいですけど。おっしゃるとおり、教育的価値を考えると一国の優秀な武将も歴史上の一兵士に過ぎないということになりますね。明快なご意見ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。やはり一般の我々が教科書に登場しなくても知ることができるのは民間の小説やマンガテレビなのですね。確かに戦国~江戸~明治~と多くの作家が戦場で活躍した人間たちを描き今に至ってきたわけで、皆が知りうるのは決して不思議なことではないんですね。 私の年代の人なら「バカボンド」で宮本武蔵に興味を持った、という人は少なからずいそうです(苦笑)chaffさん含め皆さんのように歴史に興味をお持ちでお詳しい方には時に気分を害されるほどの学生もいると思います。でも何かに興味を持つキッカケは意外とそういうところにあるんでしょうね。時代小説に手が届かなくても・・という具合に。 本題の方ですが、その人物が後世に何か影響を与えたかどうか、その問いからすると私の挙げた人物は答えが見つからないですね。でも人は歴史の表舞台に隠れてしまってもすばらしい活躍をした人にいつまでも興味を引かれ語り継ぐんでしょうね。教科書に載らないのは仕方がないですが(涙)