「メロディ」(旋律)は、「リズム」「ハーモニー」とともに音楽の三要素と言われ、
時間の流れに沿って配置された一連の音です。音の高さはもちろん、音を出すタイミング
や長さに意味があります。作曲とは主にメロディを作ることを意味する場合が多く、
作曲したメロディには著作権を主張できます。
「音列」は、単に序列の付いたいくつかの音です。順序には意味がありますが、時間的な
概念は含みません。作曲の過程における“部品”として人為的に作られることもあれば、
「倍音列」のように自然に(物理的に)存在するものもあります。
「音階」(スケール)は、ある楽曲またはその一部分に使われている音を重複を省いて集め、
便宜的に音の高さの順に並べて整理したものです。食品のパッケージに印刷されている
原材料欄のようなものだと考えてください。有用な音階には「長音階」「旋律的短音階」
など名前がついているものが多いです。音階と似たような意味の言葉に「旋法」があります。
以上を踏まえて、メロディと音階には、
「この部分のメロディに使われている音階は長音階だ」
「長音階を使ってメロディを作る」
というような関係があります。
一方、音列には名前が付いていないのが普通なので、
「このメロディには同じ音列が何度も形を変えて現れる」
といった感じで使われることが多いと思います。
ちなみにリズムとは簡単に言うと、音を出すタイミングや強弱に見られる周期的な
パターンのことです。打楽器など音の高さをあまり表現できない楽器でもリズムだけは
表現できます。
以上、何も見ずに書きましたので、正確なことは必ず音楽辞典を参照してください。
お礼
ありがとございました。音列>音階>メロディと流れ(カテゴリー構造)がある感じですね。よくわかりました。メロディとリズムは違うんですか?