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導入期に電子ピアノで練習しても大丈夫?
質問を読んでいただき、ありがとうございます。 ピアノには素人な保護者です。先生方や生徒、その保護者の皆様のお話を聞きたくて質問しました。 子供が電子ピアノで練習することについて、先生方の意見も、 ①導入期だからこそ本物の音を聴かせる必要があり、電子ピアノに慣れることは後々の上達を妨げる。 ②上達に明らかに差が出るが、ピアノの習得に致命的なものではない。 ③導入期は電子ピアノでも大した違いは無い。 など、意見が別れるようです。 有名音楽家の中に子供の頃にリードオルガンや紙鍵盤で練習した人がいると聞きますが、数から言えば最初からピアノを持っていた人の方が圧倒的に多いと思います。逆に最初からピアノを買う親は練習させることに熱心な人が多いと思うので、楽器の違いは重要ではないような気もします。 実際、導入から数年間は電子ピアノで練習していて最終的に音大ピアノ科に入学する人はどのくらいいるのでしょうか? 逆に、練習熱心な電子ピアノの生徒よりもアップライトで程々に練習していた生徒の方が上達が早かったという事例、又は、電子ピアノの生徒が中級レベルで上達が止まり、そこで生ピアノに買い換えたが手遅れだったという事例を経験した先生はいらっしゃいますか?
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ピアノ教師です。 電子ピアノで練習していらっしゃる生徒さんは、案外多いです。 どんな楽器でも、一生懸命練習する生徒さんは、上達が早いです。 ピアノがあっても、練習をしなければ、絶対上達しません。 勿論ピアノがベストですが、ご家庭のご事情があるのでしたら、電子ピアノでも十分だと思います。 >実際、導入から数年間は電子ピアノで練習していて最終的に音大ピアノ科に入学する人はどのくらいいるのでしょうか? 私の友人にはいませんが、最近は確かにいらっしゃるようですね。 私の生徒さんでも、音楽高校を目指すと言うのでレッスンしていたのですが、どうも表現が上達しないと思ったら、自宅の楽器が電子ピアノだということを後で知って、驚くと同時に、さもありなんと納得したことがあります。 すぐにピアノを購入していただきました。 自宅にスペースがないということなので、ご実家にグランドピアノを買ってそこで練習することになったようでした。 表現することに興味をもちだすと、アップライトでも物足りなくなります。 それは年齢に関係ないと思います。 音大ピアノ科で勉強なさっている方は、ほぼ100%自宅にグランドピアノがあると思います。 音大まで考えていらっしゃるなら、親御さんの協力が欠かせません。 それだけは、心のどこかに覚えていていただけるといいと思います。
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私は6歳頃から8年間ほどピアノを習っていました。私が通っていた先生の意見は①に近いと思います。 私と同じ教室の人の中には、私同様に習い始めの数年間は電子オルガン、その後にピアノを購入、という人が多かったのですが、私のように打鍵力が弱い人は、大概ピアノで弾くときもオルガンと同じようにフニャフニャと弾いてしまいます。何度先生からキツく注意されても、なかなか治りませんでした。 しかしもちろん、音楽大学へ進学できた人はいます。 私は、電子ピアノで練習することが悪いというわけではなく、できればピアノがあったほうが、という程度のことだと思います。家にピアノが無くても先生のお宅(又は教室)で弾くことができるのですから、努力次第でどうにでもなると思います。←素人(ヘタ)の前向きな意見です ※あまり回答らしくないですが、どうか参考までに。 ※全体的に日本語がおかしいですが、ご容赦下さい。m(_ _)m
お礼
回答者様は「電子楽器で数年間練習してからピアノを買った経験のある人」ですので、私にとって『回答らしい回答』です。文章も私より上手ですよ。 先生方の意見が質問の①や②に集中するのは仕方ないと思います。一人一人の生徒に対して責任を持って指導している先生方が、『同じぐらいの才能を持つ二人の子供に違う楽器で練習させて上達の違いを調べる』などという科学の実験のような事をして故意に片方の生徒に上達の遅れのリスクを負わせることはできませんので、どのくらいの影響があるかは理論で考えるしかないですね。中級レベル?での悪影響は#2の先生が実際に経験されてますし、③の意見を持つ先生でも「全く変わらない」とは考えていないわけですし、素人の私も初心者レベルでも何らかの影響があるのは間違いないと思えます。それが実際にどの程度なのかは、かなり先にならないと判明しないのだろうと思います。 電子ピアノどころかキーボードで数年間を過ごした子が音大を目指す例は、他の回答者様のお話を聞いた限りではかなり稀な事例に思えます。それを実際に身近に知っている方のお話は凄く貴重です。ご回答いただき、ありがとうございました。 余談ですが、うちの子に音大を狙わせようと考えてるわけではなくて、大人になった頃に『音大を目指す中学生』ぐらいのレベルになってほしいなと思ってます。それでも大変だと思いますが、先は長いので希望を捨てない(捨てさせない)ようにしますね。
- dolce55
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#5です。 しつこくて、すみません(^^ゞ >子供にピアノを習わせている親で上達を望まない人はいないでしょうから、 と思っている、質問者さんは、良い保護者さんだと思います。 残念ながら、そういう親ばっかりじゃないです。 住宅事情や転勤族などで購入できないご家庭は、分かります。 でも、話しをすれば、できるだけ前向きに考えてくれます。 (楽器を買って、親御さんのご実家に置いておいて、練習に行くなど。) 金銭的にということもあるかもしれませんが、グランドピアノを買ってほしいと言っているわけではありません。 中古のアップで、安ければ30万円ほどで購入できます。 30万という金額は確かに大きいです。 でも、毎月ピアノのお月謝を払おうと思うおうちなら、捻出可能な金額では?と思います。 実際、子どもにピアノを買うのはお金がもったいないと言っていて、テレビや車などはどんどん買い換えるお宅もありますから。 ピアノを買わないでピアノを習っているのは、お月謝がもったいないと思いますが。 「ピアノを習っているのよ!」っていうステータスが欲しいという親もいますから・・・。 まあ、そういう親の子どもは、やっぱりのびません。 ピアノは、環境(練習用ピアノも含め)と家族の協力がないと、上達するのは難しいですから。 もちろん、こんな親ばっかりではありませんよ。
お礼
ステータスを求めてピアノを習わせる親なら、なおさら上達を望むと思いますよ。上手いと周りに自慢できるから。でも先生になる人は例外なくピアノを第一に考えて物凄く努力したでしょうから、苦労を避けて上達を望む親は先生から見ると上達させる気がないように思えてしまうのも仕方ないですね。 親の経済力も色々ですので、精一杯頑張って電子ピアノや中古のアップライトを買う親もいれば、自分の小遣いでグランドピアノを買う親もいると思います。子供の可能性を広げたいと考えていてピアノ以外の物にもエネルギーを使っている親、明るく楽しい家庭で育てることを重視してピアノよりも新車でのドライブを選ぶ親、それぞれ程度の差はあっても「上達してほしい」という気持ちは一致していると思いますよ。 子供のピアノって習うには自分なのに、教室探しは親が主体だし月謝を払うのも楽器を用意するのも親じゃないですか。練習環境が良くないのは本人の責任ではないので、先生は「どうせ伸びないだろうな」とは考えずに指導してほしいと思います。表現を育てるのと同じで、なんとなく指導しているのと理想を持って指導するのでは効果が違うと思うんですよ。それに親なんてバカなものですから、先生の理路整然とした説明よりも子供の「もっと上手くなりたい。頑張るからピアノ買って」という発言の方に心を惹かれてしまいますので、中には先生の指導で考えが変わる親もいるかもしれません。最初からフルサポートの子供十人をプロのピアニストにするよりも、百人のテキトーな親の子供から一人のアマチュアピアニストを育てる方が、町のピアノ教室の先生として立派な経歴だと私は思います。そういう立派って世間に伝わりにくいのが寂しいですね。 先生方の本当の気持ちを教えていただけるのは凄く有り難いです。ご意見ありがとうございました。
- dolce55
- ベストアンサー率30% (3/10)
#5です。 >電子ピアノで練習して、表現するには物足りない!って思う子 先生の生徒さんですか? その子はピアノに買い換えたのでしょうか。できましたら、その子が買い換えた後に表現力を身につけられたか、導入期の電子ピアノの影響でどうしても矯正できない部分を感じたなかったかを教えていただけると幸いです。 とのご質問、考えてみましたが、うちの場合、生徒が「表現するには物足りない!」って思う前に、「この子は見込みあるな」って私が思った生徒さんには、生ピアノに買い換えてもらっている場合がほとんどですね。 大体生徒が1~2年生くらいの頃です。 逆に言えば、この頃に買い換えてくれない親は、生ピアノを買うつもりがない親です。 表現力を身につけるかどうかということについても、ちょっと深く考えてみました。 表現力というのは、「表現したい!」って強く思うことだと思うんです。 「表現したい!」って思ってないのに、電子から生ピに変えたところで、表現力はつきません。 「表現したい!」って思っているのに、楽器(電子)が応えてくれない!って状態だった子は、生ピにしたとたん、ぐんぐんのびます。 その子の思いに、楽器が応えてくれたことによって、指も育つという良い循環にはまったということだと思います。 幼いければ幼いほど、指も手も弱く、テクニックも知識もありませんが、「楽しい!」「悲しい!」「やさしい!」「嫌だ!」などの表現は素直だし、みんな持っていると思います。 長く電子で弾いていると、「どーせこんなもんでしょ。」と、表現したいという思いを忘れてしまうのかもしれません。
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 子供にピアノを習わせている親で上達を望まない人はいないでしょうから、先生に「見込みがある」と言われて嬉しくないはずがないと思いますよ。それでも生ピアノを買わないのは、買うつもりがないのではなく買いたくても買えない事情があるんだと思います。 質問する前は「何かの事情で中学生ぐらいまで電子ピアノで我慢していた音大生も多いのではないか」と想像していましたが、たまたま中学生ぐらいで一戸建てに引越したとか急に収入が増えたとかじゃないと買えない状況は変わらないんだから、実例は私が思ってたよりずっと少ないのかもしれませんね。 >表現力と言うのは、「表現したい!」って強く思うこと これ、よく分かります! その気持ちが無いと表現力が伸びないと言うのも納得です。自己満足してる状態では何を改善すればよいのか分からないので、ピアノに限らず具体的な目標とかイメージを頭に持った練習の方が価値が高いと思います。 参考になりました。ありがとうございました。
- syoayu
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はじめまして。 ピアノ暦5年の娘を持つ母です。 娘は保育園の年長の時にピアノを始めました。 ピアノを購入しても長続きしなければ...と思い、電子ピアノを購入しましたが、一年後には 「ピアノ教室の (グランド) ピアノは重くてよく弾けない。」 と言い出しました。私自身も当時、オルガンからアップライトに買い替え、同じ経験をしていましたので気持ちがよくわかりました。電子ピアノも最近は進化していますが、多くの物は触れればそれなりの音が出ますがピアノは違います。 また、コンクールも控えていた為、アップライトに買い替えました。でもその一年後にはアップライトとグランドのタッチの違いと自身の打鍵の弱さに気付き、グランドで芯のある音が出るようになりたいと言っていましたが、アップライトを購入して間もなかったのでとてもグランドを購入する余裕などなく悩んでいたところ、教室の先生が空き時間のグランドの使用を許可してくれました。(有料ですけどね。) 頻繁には行けませんが毎週のレッスンの他に週一、一時間借りるようになって二年経ち、やっと先生やコンクールの審査員の先生方からしっかりした音が出ていると言われるようになりました。今はアップライトとグランドを兼ねての練習ですが練習量や打鍵(指)の強さによっても違ってくるかと思います。長く続けられるのであれば生ピアノが良いと思います。 ご参考になれば幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ピアノの鍵盤の重さの違いって、私のような素人には分かりにくいんですよね。ピアノとキーボードぐらい違えば分かるんですが、微妙な違いは全然分かりません。やはり毎日触ってる人は敏感ですね。それに小さい子は指の力の弱いから、大人よりも敏感なのかもしれませんね。 娘さん、頑張っていらっしゃるんですね! 子供が成長したことを実感した時って、親にとって凄く嬉しい瞬間ですよね。これからも頑張ってください。
#1です。お礼ありがとうございます。 やっと判りました。なんだか不思議だったのです。もっとシンプルに考えればいいのにと。 私の理解している範囲、実感している範囲で。 >「多感な導入期の子に偽物に慣れさせると後悔する」 >「電子ピアノでも得るものはある。得られないものを本物に買い換えてから習得すれば音大にも行ける」 これはどちらも本当です。矛盾していません。 導入期をどれだけの期間と見るかによって違います。 また、音大をどのレベルとするかでも違います。 簡単に言ってしまえば、小1で始めたとします(本当の音楽家を育てるならこれでも遅いという人は多い)。2年せいぜい3年までだったら、後は本人の才能で結構な音大、結構なレベルまで行くでしょう。 これが、5年生まで使っているようだと、どこでもいい音大なら入れます。結構なレベルのところを目指すとなると、相当ハンディです。 但し、判っていただきたいのは、はじめからピアノの子でも才能がなければ結構なレベルの音大にはいけませんし、やる気のない子は論外です。 その差が何故そのあたりであるのか。表現力の問題が絡んでくるんです。(但し、表現力もかなり才能の部分があります。ピアノの子でもない子はないのです) 早い子は3年生くらいで、遅くとも5年生までにはコンクールに出るようになります。まともな音大に行く子でこのあたりでコンクールに出られない、賞や佳作に入らない子はいません。勿論小さな大会や、地方予選です。 楽譜どおり指を上手に動かして弾けるのが大切なのではないのです。音を出すこと、表現「しよう」とすることがまず大切なのです。 言い換えれば、ピアノに弾かされているのではなくて、そのピアノの持っている音を必要に応じて、出させるべく格闘をしないといけないのです。音を出して、自分の表現に組み込まないといけないのです。 上手な子と下手な子は、まず、音が違います。 コンクールに出るようになると、特別レッスンを受けるようになります。(私は地方在住です。東京に出る子もいますが)多くは東京の音大の先生を呼んでのレッスン会です。音を出すことと表現することを集中してやります。こういう子でピアノでやってない子はありえません。 小学校の高学年。ここで大体先が見えます。 小3から小6までに賞を取ったり、全国大会エントリーできない子は、レベルの高い音大には入れません。 芸大に行った子も東京音大の演奏家コースに行った子もみんな小学生の時期に全国大会で入賞してます。 その下のレベル、全国大会エントリークラスなら、武蔵野、国立、東京音大クラス充分行けます。 全国に出れない子でも、行ける音大はたくさんあります。 そういう時期にピアノでやってなかった子、コンクール出なかった子、出ても芳しくなかった子が、その後ピアノを使い始めて、さぁどうなんでしょう。入れる音大はありますよ。何しろ定員割れしているところがあるくらいですから。普通に、教育学部の音楽なら大丈夫かなぁ。。。 音楽、音を楽しむと書きます。 うちは転勤族でして、社宅マンションに住んでいたとき、うちはピアノ置いてましたが、クラビノーバの人も多かったです。娘の友達(クラビ)が来て、一緒によく弾いてましたよ。「この音がいいよねぇ、、」うっとりしながら、音を楽しむ顔をしてました。音を楽しむ心がないと表現どころではないのではないでしょうか。 後は大急ぎで。 >導入期に電子ピアノを使っていたお子さんが更なる上達のために本物に買い換えた時に大きな弊害があったか、あったとしたら克服できたか、 これは判りません。弊害はあったでしょう、でもそれはその人なりに感じることですし、その人その人の到達目標が違いますし。 長くなりました。何かの参考になれば。
今晩は。#1です。 先生からもそれぞれ的確なお話が出てますが、 ピアノと電子ピアノは別物ということを踏まえてお考えになったらと思います。電子ピアノはそれはそれで使える面もあるのです。でも別物であるということも確かなのです。 少なくとも、導入期にお勧めのものとか、そういうものではないのです。ピアノ曲を弾きたいなら、ピアノで練習するのが良いに決まっているのです。 ただ、置き場所の問題とか、何かの事情で、「ない」なら何か必要です。オルガンよりキーボードより電子ピアノのほうがかなり良いでしょう。似せて作ってますから。という話なのです。 上級者もかなり持ってますよ。ピアノが使え「ない」時もありますし、ピアノでは出来「ない」ことが出来ますから。 多分、お子さんが始められるにあたって、ご考慮中なのだと思います。 だったら、いつまでならOKなのではなく、逆にいつならピアノが買えるのかを考えたほうが現実的ではないですか。 いつまでならOKですか?→「ない」よりましです。 いつ変えたらいいですか?→早ければ早いほど。 お近くに楽器屋さんはありませんか?触って音を出してみれば判ると思うのですけど。 ピアノは鍵盤を押すとハンマーで弦を叩き音を出します。目の前の箱の中から直接伝わってきます。電子ピアノはデジタル音をスピーカーから流します。その違いが判らなければ音楽なんてしないほうが良いですよ。 タッチも要するに、ただ、押し加減を考えるのか、ハンマーを叩く感触をコントロールするかの違いがあります。 いつから必要ではなく、3つの子でも違いは判ります。 あくまで、「ない」から電子ピアノを弾くのです。 どこまで電子ピアノで出来るかなど、考える必要があるんでしょうか? どうして、電子ピアノの可能性を知りたがるのかが理解できないのですけど。
お礼
ここで質問する前にネットで色々と調べましたので、ピアノと電子ピアノは違う物であり、ピアノを習うには最初から本物のピアノを使った方が良いというのは分かっております(理由は私にも理解できました)。この質問は、それを知った上で、電子ピアノを使った場合にどういう影響があるのかをお尋ねしたものです。私がネットで調べた時は、「多感な導入期の子に偽物に慣れさせると後悔する」と書いてあれば「なるほど」と思い、「電子ピアノでも得るものはある。得られないものを本物に買い換えてから習得すれば音大にも行ける」と書いてあれば「そうかな」と思う状態でした。でもその殆どは持論を述べたものだったので、はっきりとした実体験に基づくお話を聞きたかったのです。 私は素人ですが、表現力がどうでもよいと思っているわけではありません。「下手でも弾ければ幸せかな」と思う時もありますが、コンサートに行くと聞き惚れてしまい、帰りは子供と「あんなふうに弾けるようになれるといいね」と語ってます。なれる可能性はゼロに近いと思いますが。 長々と書いてしまいましたが、この質問を「私が子供にピアノを始めさせる際の楽器選びのアドバイスを求めたもの」と受け取られるのは本意ではありません。私が子供のためにどうすべきかは考慮に入れず(考慮することで回答が変わってしまうと困ります)、導入期に電子ピアノを使っていたお子さんが更なる上達のために本物に買い換えた時に大きな弊害があったか、あったとしたら克服できたか、実際に経験されたお話を聞かせていただきたいです。 ご回答者様には不愉快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。
- dolce55
- ベストアンサー率30% (3/10)
ピアノ教師です。 生ピアノの方が良いに決まってますよ! でも、それは、練習する場合です。 ピアノどうこうよりも、練習するかどうかです。 グランドピアノで練習できる環境にありながら、全然練習せず、たいして弾けるようにならないまま辞めちゃった子がいますからね。 逆に、半分おもちゃみたいなキーボードで、独学で練習してとても上手に弾ける子も知っています。 クラシックで音大にいけるレベルではありませんが、多分本人がそう望んで、先生に就けばもっともっと上達するに違いないって感じです。 電子ピアノで練習して、表現するには物足りない!って思う子は、努力の人。 生ピアノを買ってあげたい!って思います。 電子ピアノで練習してる時に、自分の想像力で表現を120%補って、数少ない生ピアノを弾くチャンスの時に、短時間でタッチを物にできる人は、才能がある!って思います。 こんな人は、どんなピアノでも上手になります。 質問者さんが疑問に思っている、「世界各国の音楽院で大量に採用されている」っていう点についてですが、私の想像ですが、ピアノ科のピアノを演奏する授業では使っていないと思いますよ。 私が行っていた大学では、クラス全員(40人ほど)で、メロディに伴奏をつけたり、移調するなど曲のアレンジなどをする授業があって、全員ヘッドホンをし、先生は1人を指名して弾かせるっていう授業がありました。 練習時間は全員ヘッドホンして一斉に練習します。 先生の楽器には、なんかボタンみたいのがあって、どの席の生徒がどんなのを弾いているのかを先生だけが聴けるようになっていました。 なんかうまく説明できなくてすみません。 こんな授業で使ってるんじゃないでしょうかね?
お礼
ご回答ありがとうございます。 質問にある「練習熱心な電子ピアノの子よりもアップライトで程々に練習する子の方が上達が早かった事例」は、普通はあり得ないみたいですね。 >電子ピアノで練習してる時に、自分の創造力で表現を120%補って、数少ない生ピアノを弾くチャンスの時に、短時間でタッチを物にできる人 これは初心者にはメチャクチャ難しいんではないでしょうか!? まさに才能を感じますね。紙鍵盤で練習した音楽家は、きっとそんな人だったんでしょうね。 音楽院の件は、よく考えるとピント外れな話でした。そんな場所に導入レベルの子がいるわけないし、ピアノの学生だけでもないので、授業内容によっては電子ピアノを使っても何も問題無さそうですね。質問と直接関係無い話で失礼しました。でも疑問が一つ解けましたので嬉しいです。ありがとうございました。
補足
>電子ピアノで練習して、表現するには物足りない!って思う子 先生の生徒さんですか? その子はピアノに買い換えたのでしょうか。できましたら、その子が買い換えた後に表現力を身につけられたか、導入期の電子ピアノの影響でどうしても矯正できない部分を感じたなかったかを教えていただけると幸いです。
- mimi--ko
- ベストアンサー率29% (386/1308)
#2です。 何度もすみません。 表現の件ですが、電子ピアノでは表現ができないのではなく、ピアノは、電子ピアノを超える表現ができるのです。 グランドピアノには、アップライトを超える表現ができるのです。 グランドピアノもメーカーや、機種によって特色があります。 コンサート用のグランドには、練習用のグランドにない表現が出来ます。 同じコンサートピアノでも、メーカーによって、音色も、タッチも、様々なのです。 高名な演奏家の方は、ご自分のピアノを持ち歩き、お抱えの調律師さんがいます。 バイオリンに名器があるのと同じです。 ただ、ピアノの楽器としての寿命はバイオリンよりずっと短いのらしいですが・・・ ですから、それぞれの楽器の表現のレベルを超えた時、物足りなさを感じるのだと思います。 その最初のハードルが、電子ピアノと、ピアノだ、ということをご理解ください。
お礼
何度もご回答いただき恐縮です。 実地で電子ピアノの子を指導されている上、ご自身も使っているとのことなので、お話に説得力を感じます。読んでいると相談したいことが次々に浮かんできてしまい、元の質問から脱線してしまいそうです。 指導方法の件は、やはり私の勘違いですね。お恥ずかしい限りです。訂正していただけて助かりました。また、ピアノと電子ピアノの差も理解できました。ありがとうございました。
- mimi--ko
- ベストアンサー率29% (386/1308)
#2です。 タッチの矯正の件ですが、最初からピアノを弾いていても、上達度や、体の成長度を見ながら適宜矯正します。 バイオリンなどは、弾く人の体の大きさの応じて楽器を買い換えます。 それに対して、ピアノは大人も子供も同じサイズの楽器です。 ある程度、体の成長が伴わないと不可能な部分もあるのです。 >導入期から表現を重視する先生は電子ピアノを否定し、一定のレベルに到達してから表現を教える先生は電子ピアノを受け入れる。 という質問者様の見解ですが、私の考えとしては、指導法というより、ポリシーではないでしょうか? 私がピアノを習いだした頃は、ピアノがなくてピアノを習うなんて考えられないことでした。 オルガンを持っている人は、オルガンを習ったのです。 今でも、あるレベル以上の生徒さんだけを取れる情況にある先生は、入門の段階でピアノの所有が絶対条件でしょう。 でも、生徒さんのご事情を考慮する先生は、電子ピアノも容認している、というのが現状ではないかと思います。 電子ピアノを否定しつつも、容認せざるをえない先生も多いと思います。 ピアノに限らず楽器演奏の楽しさは、表現することです。 それを導入期に指導しない、ということはないでしょう。 「表現」を重要視しないから(指導しないから)、電子ピアノを容認しているわけではないと思いますよ。 私も夜間練習用にピアノタッチの電子ピアノを所有しています。 ピアノとは違うと感じることはありますが、十分練習できます。 ヘッドフォンさえすれば、深夜でも、早朝でも、好きなだけ弾けるというのは魅力です。 私個人の考えとしては、電子ピアノはピアノではないが、ピアノの代用としては大変便利な物だと思います。 いろいろな機能もついるので、上手に使いこなせば練習にも生かせますし、エレクトーンとまでは行かなくても、楽しめる楽器だと思います。
電子ピアノは昔と比べると、かなりよくなってきています。でも、ピアノの代役を立派に勤めるものではありません。 基本的に、電子ピアノを求める人は、 1、ピアノを買っても子供が続けてくれるかどうか分からない。はじめのお試し期間、2-3年、若しくは幼児。 2、転勤で引越しが多く、ピアノをおける場所があるとは限らない。ピアノの輸送料は高価なので、ぎりぎりまで待つ。 3、2と同じく、マイホーム取得までのつなぎ。 4、ヘッドホン利用が出来るので、夜間の練習用。ピアノの補助。 将来的に、ピアノを続ける予定なら、いつかはピアノを買わないとどうしようもありません。音も違いますが、タッチが違うのが決定的です。あのタッチになれてしまうと、ピアノのタッチが出来るまでにそうとう損をします。 事情が許せれたら、最初からピアノが良いに決ってます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 最初からグランドピアノで練習するのがベストであり、代用品として導入期にアップライトor電子ピアノを使う場合でも、ある一定のレベルでグランドピアノに買い換えなければならない。これは先生方の共通意見ですね。 望ましい順にグランドピアノ⇒アップライトピアノ⇒電子ピアノ⇒キーボードだというのも共通意見だと思うのですが、アップライトと電子ピアノの違いが導入期の子供達にとってどのくらい大きいものなのかを知りたくて質問しました。 >あのタッチに慣れてしまうと、ピアノのタッチが出来るまでにそうとう損します。 ご回答者様は、経験されたご本人でしょうか。もしそうでしたら、タッチの矯正にどのくらいの期間が必要だったか(主観で結構ですので)を教えていただけると嬉しいです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり上達には楽器よりも練習量の方が重要なんですね。 音楽高校を目指した生徒さんの事例も、とても分かりやすかったです。先生の経験では「初級者のうちは電子ピアノでも上達するが、表現力の練習を始める頃には買い換えが必要」という結論になるのでしょうか。子供の頃に電子ピアノで練習して音大に入学した人も、おそらく途中でグランドピアノを買ったのでしょうから、タッチの矯正が不可能というわけではなさそうですね。 私が質問しようと思ったのは子供の将来を考えてのことではなく、ネット上では電子ピアノの評判が良くないのにもかかわらず、クラビノーバのカタログに「世界各国の音楽院で大量に採用されている」と書いてあるのを読んで疑問を感じたことがきっかけです。 今回、先生のご回答を読んで、一つ思いついたことがあります。導入期から表現を重視する先生は電子ピアノを否定し、一定のレベルに到達してから表現を教える先生は電子ピアノを受け入れる。つまり、指導方法の違いがあるだけでどちらも正しいのではないか、ということです。素人考えですので、勘違いだったら申し訳ありません。 具体例を挙げたお話が多く、とても参考になりました。ありがとうございました。