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「お色」という言葉
よく化粧品のカウンターだとか洋服のお店で聞かれる 「お色」という言葉ですが、これって正しい言葉づかいなんでしょうか? 何でもかんでも「お」をつければいいってものではないですし、 「色」は誰のものでもなく、誰かの行動を指しているわけでもなく、 「色」は「色」ですよね。 以前の質問を調べていたら「お色直し」という言葉があるので 変ではないと思います、とありましたが、それは 「色直し」という行動に対して丁寧な意味で「お」を つけたわけで、「色」に対して丁寧な意味で「お」が ついているわけではないと思いますし…。 どなたかこの表現についてご意見お願い致します。
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はじめまして お色・・・私も実は使いますが、正しい敬語とか丁寧語だと思っているわけでもありません。 擬似丁寧語、あるいは擬似美化語とでも言うのでしょうか、この、身の回りに「他人」が多い大都会の社会の中でなんとなく生まれ、そして伝播した、単なる女言葉の一種ぐらいにしか思っていないのです。 お色・・・・、お二階、お三時、おビール、お受験、お塾、おデビュー・・・エトセトラ 言い換えれば、それぞれのコミュニティの中で、ほんのちょっと気取ってみる、そんな女性ならではの感覚から生まれた言葉使いぐらいに考えていればいいのではないかと思っています。 そういえば、おビールだって、お酒があるからおビールと対等に・・・ということかもしれませんが、それじゃあ、お焼酎におカクテル、おつまみには、おポテチにおチーズなんかのおスナック・・・、これじゃあ留まるところがありませんよね。お二階へどうぞ・・・なんて店主に言われると、なんで自分の家なのに・・・と思ってしまったりもしますしね。
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- sanori
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こんにちは。 近年、「美化語」が敬語の仲間入りをしましたが、 文化庁のサイトでは「お色」が正しい美化語であるかどうかを明記しているページが見つかりませんでした。 「おビール」は正しい美化語(になった)らしいですが、私には未だに違和感があります。 一方、「お色」には、私は抵抗感がありません。 さて、 これは、富山国際大学の資料のようです。 http://library.tuins.ac.jp/kiyou/2003jinbun-PDF/tanakam.pdf 69ページの(3)で、 (丸写しは避けますが) 「敬語というものは、聞き手に対する親疎意識を表すことがあり、 敬語を回避して‘文を最後まで言い切らない’などの方法が用いられている。」 という趣旨のことが書かれていて、その注釈として、最後から2ページ目に、 「デパート店員が『お色の希望は。』で文を終わらせて述語を省略するのも、敬語回避の一例。 ただし、回避の理由が、敬語使用に未熟であることである可能性が高い。」 という旨が書かれています。 これを見る限り、筆者は「お色」という言葉自体が間違っているとは言っていませんね。 以上、ご参考になりましたら。
お礼
美化語なんてあるとは、恥ずかしながら、今初めて知りました。 しかも「おビール」が美化語ですか?!名詞に「お」をつけること自体 違和感がありまくりだし、そんな言葉をもって「美化語」などという 括りがあることもなんだか不思議です。 あっ、でも今ふと思ったんですが、「洋服」のことを 「お洋服」といったりしますよね…。だとすると 「お色」は不思議ではないのでしょうか。うーん。 参考資料教えて頂いてありがとうございました。 勉強になりました。
お礼
ありがとうございます。 なるほど、あまり深く考える必要はないのかもしれませんね。 お受験やお酒、たしかに日常的に使いますね。 でも、おっしゃるとおり、おポテチとかおチーズとかおスナックとは 言いませんもんね。 節操なく何でもかんでもつけりゃいいってもんでもないのに、 どうなってしまうのでしょうか…。