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Wittig試薬の合成で、エステルが加水分解を受けない理由
こんにちは。 私は先日Wittig反応に関する実験をしました。 トリフェニルホスフィンとブロモ酢酸エチルからホスホニウム塩をつくり、 水と水酸化ナトリウム水溶液を加えてリンイリドの合成を行いました。 ここで、このリンイリドの合成において、 エステルは加水分解を受けないとあるのですが、 これはなぜなのでしょうか。 理由を教えていただけたらと思います。 また、このことが書いてある文献やサイトがありましたら教えてください。 よろしくお願いします。
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noname#160321
回答No.1
Ph3P^+-CH^--CO2Et ⇔ Ph3P=CH-CO2Et ができますよね。 すると、カルボニルの隣のエチン炭素上にかなりの電子密度が乗りますので、カルボニル炭素上にも共役で電子密度が高まります。 当然のことながら親電子試剤はカルボニル炭素に近づきにくくなりますから加水分解速度は無視できる程度に小さくなります。 何代非極性部分がでかいですから水や水酸化物イオンは近づきづらいです。
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noname#75023
回答No.3
追加ですが、 一つ考えられる理由として 出来てくるイリドは水に不溶性ですので、(確か昔の経験から)底にドロンとした液状になって固まっていると思います。 その後分離して、乾燥させると「粉末」になります。
質問者
お礼
回答ありがとうございました。
noname#75023
回答No.2
>エステルは加水分解を受けないとあるのですが、 そのような事は有りません。塩基が過剰に有りますと加水分解を受けます。 それを避けるために、フェノールフタレインを指示薬として用いて、塩基を加え液が薄いピンクを恒常的に呈したら塩基の滴下をやめる事になっています。
質問者
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。