• ベストアンサー

エステルの加水分解とけん化の判断

「エステルXを水酸化ナトリウムと混ぜて加熱し、この反応液に希硫酸を加えたところ、2種類の化合物が得られた」 マーク模試の問題文ですが、この問題文で、加水分解(-OHと-COOHができる)が起きているのか、それともけん化(-ONaと-COOHができる)なのかって判断付くのでしょうか? この問題に関して言えば加水分解を意味してるのですが、ただの加水分解でも水酸化ナトリウムって普通加えるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#160321
noname#160321
回答No.1

>ただの加水分解でも水酸化ナトリウムって普通加えるのでしょうか? エステルの加水分解は平衡反応ですから確かに何も加えなくても良さそうですが、酸か塩基を加えないと反応は非常に遅くなります。 特にエステルが水と親和性が低い場合、幾ら温度を上げてかき混ぜてもサッパリ平衡混合物になりません。 塩基、この場合は水酸化ナトリウム、を加えれば酸部分は塩になり水和性が上がるとともに、ケン化されることによって出来た塩は界面活性剤ですから、エステルの水との接触は促進されます。