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錯視について
いまミュラーリヤーの錯視について学んでいます。 実験結果が出たのですが、上昇・下降の「系列効果」と「矢羽の角度」に交互作用がみられなかったということは、 錯視が起きた原因は「矢羽の角度」だけということで良いのでしょうか?
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分散分析表を載せるべきでしょう。 本文に分散分析表の説明を書くとき、典型的なp < 0.05などと書かずにp値を書くべきです(p = 0.034といったように)。n.s.とかも書く必要はなくて、p値を書くようにしましょう(p = 0.124といったように)。p値を書き示しておけば、有意であるかないかも判断がつくのですからね。 だから、昔の論文に書かれていたように「要因Aの主効果は有意だった(F = 67.123, df1 = 2, df2 = 13, p < .05)。」といった表記は避けるべきです。正しくは「要因Aの主効果は有意であった(p = 0.0023)。」と書くべきです。 細かいことですが重要なことです。
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- orrorin
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情報が細切れでよく分からないのですが、2要因の分散分析をして、角度の主効果のみ有意ということでしょうか。 系列の主効果が有意でなかったのなら、角度のみが効いているというのは、その通りです。 ただ、それがそのまま「錯視の原因は矢羽の角度」ということにはなりません。 この実験はおそらく錯視量の変化を測定するようにデザインされていますから、この結果からいえるのは矢羽の角度によって錯視量が変化するということまでで、生起うんぬんというところまでは言及できません。 仮説が「この条件だと錯視が生じ、この条件だと生じない」という形になっていない限り「原因」を直接的に検討してはいないのです。 スピーカーの音量はボリュームを調節することで変えられますが、ボリュームがスピーカーが作動する原因(=主電源)ではないのと同じことです。
お礼
説明不足で申し訳ありません!!; >2要因の分散分析をして、角度の主効果のみ有意ということでしょうか。 そうです! 確かに「原因」ではないですね。分かりやすい例を有難うございます。 助かります!!
- backs
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> 錯視が起きた原因は「矢羽の角度」だけということで良いのでしょうか? まぁ、、、簡単にいってしまえばそういうことです。 逆に交互作用が認められたという場合、矢羽の角度のある水準の下で系列効果のある水準の効果が増大するということです。 仮に、矢羽の角度(水準:10度、30度、60度)と系列効果(水準:上昇、下降)との交互作用が認められたとしましょう。この場合、例えば、30度の角度において上昇させていくと(比較刺激と比べて)より長く見えるというようなことがいえるわけです(もちろん実際の結果がどのようになったのかは私には分かりませんよ?)。 言い換えれば、交互作用が認められないということは要因Aの効果は要因Bの効果に(または要因Bは要因Aに)依存しないということです。だから、要因Aと要因Bは加法的に応答変数(従属変数)に効果をもたらすということです。 別におススメするわけでもありませんが、北大路書房の「心理学のための実験マニュアル」という本を参考にすると、より理解が深まると思いますよ。2章(p28-52)まるごとミューラー・リヤーの錯視に関する解説がなされています。
お礼
さっそくの回答有難うございます。 交互作用がみられた場合は、さらに検討が必要ということになりますね。 あと、もうひとつだけ… 初歩的な質問で申し訳ないのですが、交互作用がみられなかった場合でも自由度やF値、有意確率を書いたほうがよいのでしょうか。 ~みられなかった(n.s.)で良いのでしょうか。 質問ばかりでごめんなさい。
お礼
>p値を書き示しておけば、有意であるかないかも判断がつくのですからね。 その方法は初めて知りました! 参考になりました。有難うございます!!