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時代が大きく変わるとき

自分の人生で大きな決断を迫られています。 古今東西、人間はどのようにして未知の時代に向かって決断してきたのでしょうか。

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  • indians
  • ベストアンサー率48% (12/25)
回答No.6

「歴史は繰り返す」と言うし、「愚者は経験に学び、智者は歴史に学ぶ」という言葉もあります。共に私の好きな言葉です。 例えば新しい時代を切り開いた徳川家康(私の尊敬する人物です)はまったく独創性を持たない人でした。軍略は全て武田信玄の真似。江戸幕府の政治体制も鎌倉幕府のそれを参考にしたのであって、家康オリジナルではありません。家康は自分を凡人だと自覚できていたから、素直に先人に学ぶ気になったのです。織田信長や豊臣秀吉のような天才ではないから、独創的なことを考えても失敗する可能性が高い。だから歴史から取捨選択する目を養ったのです。 つまり、天才なら独創も良いでしょうが、凡人なら歴史から何かを学び、それを現代風にアレンジして使用するというのが賢い決断法です。

tbjterry64
質問者

お礼

家康はそうだったんですか。全然知りませんでした。 歴史に学ぶ知性のない者は、私のように処世術のハウツーを求めるのでしょうか。 私は自分の平凡さに劣等感まで感じていたのですが もし、歴史に学ぶ事が出来れば、道が開けるかもしれません。 ありがとうございます。

その他の回答 (6)

  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11113)
回答No.7

紀元前49年、ローマの政治家カエサルは重大な場面に立たされました。彼は、元老院と対立したのです。自分の軍団を率いてローマ郊外のルビコン川の前でカエサルは決断を迫られます。 ここから先に軍隊を進めることは禁じられていました。もしカエサルが兵を進めれば彼はローマへの「叛逆者」となって殺されるでしょう。しかし、ここで手をこまねいていると元老院が彼を弾劾し、彼は捕らえられて殺されてしまうでしょう。つまり、進むも死、止まるも死、だったのです。 逡巡した彼ですが、やがて決断します。彼は、イチかバチか兵をローマに進めることにしたのです。彼は座して死を待つより自ら対立する勢力を潰すことにしたのです。このとき、彼は兵にこう呼びかけました(兵士も自分たちがこれから行うことは自分たちが叛乱兵として殺されることを覚悟しなければならないことを知っていました)。 「諸君、賽は投げられた!」 ローマ市内に向かったカエサル軍は元老院派に勝利、カエサルはローマ史上かつてないほどの権力を手に入れました。ゆえに、彼の名前の英語読みである「シーザー」は「皇帝」そのものを意味する言葉となりました。彼は自らの名前を永遠に残したのです。 ここから、この「賽は投げられた」という言葉と、彼がルビコン川を渡ったことから引き返せない重大な決断をすることを意味する「ルビコン川を渡る」という言葉が生まれました。 世に名を残す名将と凡将の違いは色々とありますが、やはり「決断力」が違うことははっきりいえるでしょう。戦い(戦争のみならず、政治的な戦いなども含む)の先を見るのは困難で、歴史に残る戦いの多くは勝利の女神が行ったり来たりと気まぐれをおこします。しかし、名将は果敢に決断することができるのです。そして決断した後はその意志がいささかもぶれません。これこそが名将を名将たらしめているわけで、我々凡人にはなかなか真似ができることではありません。どっかの首相のように解散をだらだら先延ばしにしているうちに政権そのものが崩壊しちゃうんです。

tbjterry64
質問者

お礼

夢中になって読ませてもらいました。 カエサルと元老院、そしてとまどいのなかにあるであろう兵士たち。 目の前で、その光景を見ているようでした。 私は、凡であり鈍である人間です。 そのためか非凡に憧れます。 しかし、このはなしと「決断力」というご意見を前にして 自分を原点に帰し、凡なる自分を受け入れなくては 決断できないであろう、と思いました。 また、あれこれ質問するとは思いますが 本当にありがとうございます。

  • IXTYS
  • ベストアンサー率30% (965/3197)
回答No.5

>どのようにして未知の時代に向かって決断して来たのでしょうか? 激動の時代、人はどのような決断をしたのか。 これは大変興味深い命題です。 そして、実は今もそんな大きな時代が移り変わって行く分岐点なのです。 戦国時代、幕末、そして第二次大戦直後と三つの歴史の転換点がありました。  (1) 戦国時代 百年にも及ぶ戦乱の世を平定したのは紛れもなく、《鉄砲》という武器でした。 戦国の名だたる武将はみな《鉄砲》の並々ならぬ関心を示し、当時の日本は世界でも有数の鉄砲保有国となりました。  (2) 幕末 薩摩と長州はともに英国に対し攘夷を決行し、敗れ去りました。 しかし、この蛮勇の結果、欧米列強の凄さを肌で感じ、倒幕開国へと突き進んで行くのです。  この両藩が幕府や他の諸藩に比べ優れていたのは、歴史認識です。 自分たちが戦って見て、とても手に負えぬと深く認識し、いち早く方向転換したことです。 (3) 第二次大戦直後 GHQは日本を真の民主主義国家に作り変えたいと願いました。 しかし、当初の志とは大きく違った極めて保守的な君主国家となりました。 これは東西冷戦のなさるわざに他なりません。 中国が急激に社会主義国家へと突き進み、挑戦動乱が起る。 この予期せぬ事態にGHQは大きな方向転換の舵を取りました。  戦争犯罪人の公職追放を中止、逆にレッドパージを敢行して、古い日本に逆戻りさせてしまったのです。 以来、六十年も保守政権の一党独裁が続いて来ました。 この間、政官の癒着により政治システムは剛直化し、機能障害を引き起こしています。  (4) そして今 東西冷戦が終結し、日本は今歴史的な転換期に差し掛かっています。 旧態依然とした封建的な君主国家のままで、乗り切って行けるほど生易しいものではありません。  《アメリカの傘の下》は最早安全なところではありません。 今、指導者に望まれるのは、正しい歴史認識です。 

tbjterry64
質問者

お礼

幕末までのおはなしを読むと、当時の人間たちの柔軟性を感じます。 大変なエネルギーが必要だったであろうことは想像に難くありません。私に今必要なのは、そういったエネルギーかもしれません。

  • HANANOKEIJ
  • ベストアンサー率32% (578/1805)
回答No.4

人生の大きな選択、職業の選択、配偶者の選択、思想(生き方)の選択。 どれも、1回きりで、やりなおしがきかない、ということはありませんが、相当なエネルギーを必要とします。2回、3回と繰り返すうちに、よいものに到達できるとお考えなら、そのようにしてみてください。 「時代が大きく変わるとき」とは、幕末、第二次世界大戦(アジア太平洋戦争)くらいの変化をさすのでしょうか? NHK大河ドラマ「篤姫」おもしろいでした。 「正義と道理に立つものは未来に生きる」 http://www.jcp.or.jp/movie/news_mov/20080830/index.html 志位和夫さんの講演です。

tbjterry64
質問者

お礼

志位さんのことばは心を揺さぶりました。 私と私の家は超保守的な考えを根幹に据えて来ていますが、不思議と革新的な 動きをすることが多いです。 感動しました。 ありがとうございました。

noname#194289
noname#194289
回答No.3

決断というと、自分を今まで支えてくれていたいろいろな意味での環境のことを粗末にすることと考えている人は逆説的に決断できずに生きる道を失ったのではないでしょうか。新しい時代に適応するという意味では古い時代と断絶するのではなくむしろ古い時代をうまく利用することが大切なのではないでしょうか。

tbjterry64
質問者

お礼

思い起こしてみれば、新しい時(例えば上の学校に入学)に進む時、それまでの 自分が歩んできたもの、関わった人たちを否定しなければ行けませんでした。 それの繰り返しでした。 そのために知恵などを身に付けずここまで来たかもしれません。

  • leman
  • ベストアンサー率28% (418/1455)
回答No.2

それは自分が思うに未知なものに対して”リスク”を取る勇気があったということでしょう。 新しいもの・未知になものには必ずリスクがともなうもの。そのリスクを取っても新しい時代を作るんだという強い意志があったからでしょう。そのために命を落してもかまわないという”鉄の信念”があたったからです。 現代の日本人に足りないのはメリットばかりうんぬん言ってそれに伴うリスクを取りたがらないからです。だから決断ができない。ここで答えていてその傾向があるのがわかりました。 こうゆうリスクを取るような冒険心のあるヤツを昔から”狂人”だとか”愚か者”だとか言って下げすんだ見かたしたでしょう。しかしそういった人物が新しい時代を作ったのです。例えばコロンブスがそうでしょう。いまじゃ偉人のひとりですよ。当時の人たちは彼らをバカにしていたのに新大陸を発見したとたんにヒーロー扱い。何なんでしょうね。 人生で大きな決断ができることリスクとメリットを加味して行動すること、目先の利益だけをみて動くなということです。昨今の企業の不祥事なんかこれです。 自分の言いたいのは”パイオニア精神”でことに当たれと言うことです。

tbjterry64
質問者

お礼

今の政治と報道機関をみていてそのように感じます。 死という最悪の事態を受け入れられるかどうかなんですね。 プロジェクトXではないですが、私はあまりにも恐れが強いようです。なぜあの時代は未知の世界へ突き進む事が出来たのか、と思います。

  • owata-www
  • ベストアンサー率33% (645/1954)
回答No.1

だいたいが気まぐれじゃないでしょうか? 色々言われてるのは、後世の人が色々と美化しているだけです。

tbjterry64
質問者

お礼

真理ですね。 世の中、野次と結果論を先見性として扱う事が多々あるように思います。 気持ちが楽に成りました。

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