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Financial Times経済コラムの一節・liquidity is, once again, just viewed as food for the faint-hearted (流動性が再び臆病者の糧とみなされるだけとなる)の意味をご説明ください。
- この文章では、「流動性が再び臆病者の糧とみなされるだけとなる」という表現が使われています。
- これは、経済状況が不安定であるときには、経済参加者が安全で流動性の高い資産を好む傾向があることを意味しています。
- つまり、市場が不安定になると投資家はリスクを避け、流動性の少ない資産を保持しようとするため、市場の流動性が低下し、経済の活動が減少する可能性があります。
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「臆病な人」の意味は、利子率つまり金利の上がり下がりにいつもおどおどしている人のことだと思います。 そういう人は金利が下がっている時点では債券を持ち続けようとか買おうとかという気持ちにはならないで貨幣を持っていたいと思うのです。その理由は次の通りです。金利が低くなれば債券の価格が高くなります。金利がもっと下がれば債券の価格も上がります。しかし金利が十分低くなると、弱気な人は金利が突然上がるのではないかという不安にかられるのです。金利が上がるということは債券の価格が下がるということを意味します。高い値段で買った債券の価格がさがるのですから、損失です。そういうことを思い巡らすと金利が低くなると債券を手放して貨幣を持つ人が増えますし、債券を購入しようとする人は減少し貨幣を手元に置いておこうと思うようになります。 結果的に臆病な人、弱気な人は流動性の高い貨幣を持っていたいと思うようになるということだと思います。 「流動性選好」については以下のサイトに説明があります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%81%E5%8B%95%E6%80%A7%E9%81%B8%E5%A5%BD%E8%AA%AC http://en.wikipedia.org/wiki/Liquidity_preference 参考なれば幸いです。
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- litsa1234
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>私には流動性というものは市場に不可欠のものと感じられます。流動性がなければ取引が成り立たないという感覚で市場を捉えていました。それが臆病者、気の弱い者の好むものであるとは、ちょっと納得のいかない表現と感じました。それでこの文章の意味をどこか勘違いしているのではないかと不安になって質問した次第なのです。 確認したいのですが、kaiyoseiさんは「臆病者」とはどんな人間で、何を恐れているのだと思っていらっしゃいますか。
お礼
再度のレスありがとうございます。 「確認したいのですが、kaiyoseiさんは「臆病者」とはどんな人間で、何を恐れているのだと思っていらっしゃいますか。」 うーむ。何か自分はとんでもない誤解をしているんでしょうか。^^; 「臆病者」とは、普通の意味で、ビクビクしている人間、気の弱い人間を指すと思っていますが。何を恐れているかといえば、上に書いた通り、市場に流動性があることを恐れている、と取ったのですが、まったく見当違いの解釈ですか?
- litsa1234
- ベストアンサー率28% (230/795)
>1. 上記文章中の liquidity is, once again, just viewed as food for the faint-hearted (流動性が再び臆病者の糧とみなされるだけとなる)の意味をご説明ください。 「貨幣需要が投機的需要だけになったとみなされる」つまり「金利」によって「貨幣需要」が決定される状態であるということです。 この場合、量的緩和は金利を引き下げますので、投資が誘発されIS曲線が右に移動し、需要が拡大しインフレを起こすことになります。 >2. 上記文章中の sufficient to reduce the real demand for base money to a level consistent with the remaining outstanding nominal stock at the prevailing price level. の訳をご教示ください。 「金利を引き上げることによって通貨の有効需要を、市中債券の時価総額に一致する水準まで下げる。」 参考程度にしてください。
補足
レスありがとうございます。 1. について。 No.1 の方とうってかわって逆に専門的になりすぎで、私にはちょっと理解しにくいです。^^; 私の質問のし方がわかりにくかったようです。 「流動性が再び臆病者の糧とみなされるだけとなる」と書いてあるからには、元々流動性というものが市場関係者の間では臆病者、気の弱い人間が好むものであるとの感覚が一般的であるということだと思います。 私の疑問は、この感覚が本当なのか、それが金融業界での常識的感覚なのかということです。 私には流動性というものは市場に不可欠のものと感じられます。流動性がなければ取引が成り立たないという感覚で市場を捉えていました。それが臆病者、気の弱い者の好むものであるとは、ちょっと納得のいかない表現と感じました。それでこの文章の意味をどこか勘違いしているのではないかと不安になって質問した次第なのです。 liquidity is viewed as food for the faint-hearted 「(一般に)流動性は臆病者・気の弱い人間の糧であるとみなされる」という文章で、流動性はなぜ臆病者・気の弱い人間の糧であるとされるのか、もう少しわかりやすいご説明は可能でしょうか。 2. について。 こちらの訳と意味は自分には納得できるものと感じられます。 ありがとうございました。
- KappNets
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私は理系なので経済用語はよくわかりませんが、下記のようなことではありませんか。 1. faint-hearted を下記にあるように、心臓の悪い人という意味で使っているのではないでしょうか。 http://www.abc.net.au/ra/innovations/stories/s1518109.htm "While chilli isn't a food for the faint-hearted, medical researchers at the University of Tasmania's School of Life Sciences, over the past 18 months, have found people sleep and feel better if they eat a small amount of chilli each day." 2. outstanding stock の意味は http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2005/10/shares_issuedsh.html に議論されています。 「ある価格レベルにある発行済株式と整合するレベルまでお金の需要を減らすのに十分な」といったところでしょうか "outstanding nominal stock" の使用例は "devaluation of the outstanding nominal stock of government debt" "Inflation reduces the real value of the outstanding (nominal) stock of public debt" のようなのがインターネットで見つかります。
お礼
レスありがとうございます。 しかし、残念ながらあまり参考にはなりませんでした。 1. お示しの文章は医学関連のものですから当然その文脈では「心臓の悪い人」の意味になるでしょう。ですが、質問の文章では、「臆病な人、意気地のない人、気の弱い人」の意味で使っているのは少なくとも自分には自明です。 2. outstnding stock が「発行済株式」の意味であること自体はすでに承知しています。自分が聞きたいのはこの文章全体の意味することです。 base money は「お金」だけではなくて「ベースマネー」ですし、prevailing price は「ある価格」ではありません。 経済金融に強い人からの回答を期待していたのですが・・・ 科学分野の英文でわからない場合にはよろしくお願いします。
お礼
再度のレスありがとうございます。 なるほど。やはり自分はとんでもない見当違いをしていたわけですね。^^; faint-hearted は流動性を恐れる人ではなくて「債券の利回りに敏感な人」を意味していたというわけですか。 (ご説明の中の「金利」はこの場合「利回り」といってもよろしいですよね) 自分自身で、流動性は「臆病者、気の弱い者の好むもの」と表現しておきながら、「流動性選好」liquidity preferrence という単語はまったく自分の頭には浮かびませんでした。この言葉自体とその教科書的説明は一応知ってはいたのですが。 結局、自分にはまだ経済の常識が感覚として身についていないようです。 流動性 liquidity 、faint-hearted、流動性選好 liquidity preferrence の三つは自分の中ではバラバラのままでした。 非常に勉強になりました。 ありがとうございました。