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満州事変前後のマスコミの変化
満州事変前、軍縮を指示して軍部を批判していた新聞が事変後軍事行動を支持するようになったのはなぜでしょうか?
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当時の新聞の論調を書いたものがありました つまり新聞は満州事変まえ昭和初期に張った「軍縮キャンペーン」は 軍や軍縮そのものに反対したのではなく、当時日本を襲った昭和恐慌 により疲弊した経済を立て直すため「行政整理」いまの「行政改革」 のキャンペーンを張ったのであり当時一番予算を使っていた軍の「軍縮」はこのキャンペーンの中心であったが、軍の体制や戦争そのものに反対していたのではないとでています、とくに2.26事件により 本社を襲撃された朝日新聞は、満州事変援護以後は戦争キャンペーン 一色となり発行部数を格段に増大し国民はこれを見て、ちょうちん行列 打ち上げ花火のオンパレードとなり敗戦の坂を駆け下りていったもようです、 朝日新聞も充分このことを認識しており、自ら戦争責任の本を出版 しています、今戦争責任がろんじられますが、軍部 マスコミ 天皇 政府などの個々ではなく国民も含めた国の「全体責任」でありマスコミ に踊らされた国民にも大きな責任があるのです 「そのとき歴史~」にでられる昭和史の権威である半藤先生も新聞の 責任の大きさを良く述べておられます、 (参考サイト) http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~k-serizawa/sub31.html 1.5章に関連の文章があります http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=9483 参考になれば幸いです