- ベストアンサー
二種類の表現
負けるのが大嫌いな性格を「負けず嫌い」といいます。また「負けん気が強い」ともいいます。後者のほうはわかりますが、前者のほうはよく見ると「負けず」と「嫌い」がつながらないような気がします。「負ける嫌い」なら、まだわからないでもないですが、「負けず」は「負けない」と解釈できてしまいます。なぜ「『負けず』嫌い」というのでしょうか? もうひとつ、いろいろとやることが次々とあったり、バタバタ忙しかったりすると「せわしない」といいます。が、「せわしい」ともいいます。ぱっと見た感じでは両者は反対語のようですが、同意語です。この「ない」は何なんでしょう?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
noname#24736
回答No.2
「負けず嫌い」この「ず」は打ち消しではなく、「む」の仲間の「むず」=「んず」の古風な表記です。「むず」の説明は次の通りです。 動詞、一部の助動詞などの未然形につく。推量の助動詞「ん(む)」+助詞「と」+動詞「す」からできた「んとす(むとす)」がさらに変化したものと言われる。「むず」とも書く}意味は「ん(む)」とほぼ同じであるが、それを強調する気持ちがこめられる。 よって、負けないことではなく負けることという意味です。知らず知らずのうちに、忘れてしまった昔の言葉を用法で我々は使っているのですね。 「せわしない」 『忙(せわ)しい』が『せわしな』となり、語尾に『い』が付いたものです。 「せわしい+ない」という形ではありません。
その他の回答 (1)
- mayapapa
- ベストアンサー率30% (54/180)
回答No.1
とりあえずですが、 「負けず嫌い」という表現については、参考に挙げたようなページでも取り上げられています。 「せわしない」について、広辞苑の説明では、 「”なし”は、甚だしいの意」のようにありますね。
質問者
お礼
ありがとうございます。
お礼
わかりやすいご説明ありがとうございました。