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明治時代以前には、天皇の存在意義はどれほど大きかったのでしょうか?
私は、今日、日本国民が、いまだに自虐史観的感覚を 引きずってしまっているのは、天皇制イデオロギーに よる軍国主義的な第二次世界大戦当時の全体主義思想に 基づく「天皇制」を、霊的には、そのまま引きづり、 「国民統合の象徴」などとすげ替えてはいるが、結局、 何ら精神的に変わっていないことが、最大の理由だと思って います。つまり、自分たちの手で、天皇制を廃止できずに、 マッカーサーの言うとおり象徴天皇制を受け入れたこと にあると思うのですが・・・・明治時代以前には、天皇は、 どれほどの権威があったのでしょうか?日本民族にとって。 やはり、神様的な扱いだったのでしょうか? また、どうして、天皇家は、武士達の謀略等によりその 系統を絶たれることなく2000年以上も守られてきたのでしょうか? それほどまでに、いつの時代も、天皇家は、武士達にも神聖な 存在としてカリスマ性を発揮できていたのでしょうか??? それとも、武士達が立派だったのでしょうか?? 是非、教えてください。よろしくです。
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- denden321
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>実際に、天皇を殺してその地位を >奪った武士は歴史上居ないと言うことでよいですか? 即位する前に殺された親王というのは数多くいるでしょうが 殺された天皇というと安徳天皇くらいしか知りません。 孝明天皇に関しては殺害されたのか天然痘なのか どちらが正しいかは闇の中ですね…
- denden321
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>天皇の地位を武士が奪ったというような史実は 書かれていないように思われますが・・・ 名実ともに天皇の地位を奪おうとしたのは 足利義満と織田信長くらいかな。 実質的ということで言えば、 源頼朝や平清盛、藤原家などは天皇家に娘を嫁がせ徐々に 権力を振るいやすくしていったわけだし 色々例はあるのではないでしょうか。 >カリスマ性を発揮できていたのでしょうか? トータルで言えば、食っていけない時はかなり あったと思います。 天皇に渡るはずの物が途中で公家の懐に入って行き 天皇よりも暮らし向きの良い公家がいたとかいないとか… 天皇VS鎌倉、室町、江戸幕府のクライマックスの時は カリスマ性を発揮できていたのかもしれませんが、 日常的にカリスマ性を発揮できていたかというか そうではないと思います。
お礼
>名実ともに天皇の地位を奪おうとしたのは >足利義満と織田信長くらいかな。 どうも大変有り難うございました。そうですか? 小生、日本史に疎いので大変参考になります。(^^;)> ということは、実際に、天皇を殺してその地位を 奪った武士は歴史上居ないと言うことでよいですか? 全て未遂に終わったと言うことで・・・
源氏からですか。^^; 残念ですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E5%92%8C%E6%BA%90%E6%B0%8F 陶晴賢による大内義隆の追放・討滅 毛利氏を奉じ上げます。無論名家です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%9B%E5%88%A9%E6%B0%8F 武田晴信による父武田信虎の追放 互いに清和源氏です。 土岐氏の勢力が衰えただけです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E9%81%93%E4%B8%89 実際にはこれが下克上でしょう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%B0%B8%E4%B9%85%E7%A7%80 北条早雲も名家出です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9D%A1%E6%97%A9%E9%9B%B2 実際には百姓や家臣が下克上でのし上がるのは 苦しい時代でもありました。 豊臣秀吉は下克上でのし上がったのではありません。 あだ討ちと言う筋を通したのです。 また、明智氏は清和源氏です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%99%BA%E6%B0%8F >一族衆が宗家の地位を奪って戦国大名化する例は枚挙にいとまがないほどであり 里見氏、島津は清和源氏です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E6%B4%A5%E6%B0%8F http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8C%E8%A6%8B%E6%B0%8F 南部氏 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E9%83%A8%E6%B0%8F それと、 >天皇の地位を武士が奪ったというような史実は書かれていない ように思われますが・・・私の思い違いでしょうか?? どこを誤認したのでしょう? 記載があればある程度は教えますよ。
お礼
貴殿の言われていることは良く分かりました。 要は、大きな権力を持ち得た武士(源氏・平家)等は、 皆、天皇の血統だと言い張ったので、身内である天皇を 彼れが殺すはずがない・・・ということですね! なるほど~!そういうことですか? ということは、天皇というカリスマ性を幕府の正統性として 必要としたということですね。湯武放伐では困るので、 絶対性が必要だったということですね・・・ だとしたら、どうして、それだけ天皇には、正統性がある。 絶対性があると信じていたのでしょうか?皆武士達は・・・ まさか、Y染色体なんて知らないでしょう?(笑) そこが、不思議なんですよね~?そこが知りたいんです。
補足
どうも何度も済みません。 まず、確認ですが、 源氏、平家。天皇の血筋に他なりません。 というのは、分かりました。が、それは、 天皇の血筋が、600年も遡れば、誰でもみな、 皆、天皇の血縁になっちゃうよというあの宮台真司氏の指摘を 意味するのでしょうか?そういう意味合いですか? 貴殿が、源氏等が天皇の血統だといわれるのは・・・??? 私が知りたい史実は、当時、天皇であった人を殺して 自分が天皇に成り代わったような悪い武士がいかかどうか? なのですが・・・・ どうも見てみても今ひとつ良く分かりませんでした。 具体的に、そういう事件があれば、どの天皇とどの武士との 事件だったのか教えてくださると幸甚です。 何卒、よろしくです。 >宗家の地位 というのは、天皇の地位という意味じゃないですよね?
錯誤者が多いです。 まずは下克上の錯誤からですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E5%85%8B%E4%B8%8A 源氏(天皇の血筋)でなくても大名になれる。 この程度の社会変化です。 それ以前。 源氏、平家。天皇の血筋に他なりません。 一族の長を消す事は出来ません。 無論、江戸時代もこれは似たような物です。 徳川家は、源氏(天皇の血筋)だと自称しています。
お礼
源氏は天皇の血筋なんですか??? よく知りませんでした。 ただ、貴殿の教えて下さったHP(WIKI)では、 武士同士の下克上が盛んであるように書かれています。 天皇の地位を武士が奪ったというような史実は書かれていない ように思われますが・・・私の思い違いでしょうか?? どうも有り難うございました。
- buchi-dog
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明治維新以前の天皇・皇室は、今より国民の認知度は低かったようです。 例えば庶民の代表として「江戸の町人」を例に取れば、「一番偉い人」は江戸城にいる「公方様」であったでしょう。 知識人の代表として「某藩の藩士」を例に取れば「一番偉い人」は「お殿様」であったでしょう。武士としての教育を受けた者であれば、「江戸の公方様」や「京の天子様」の存在は当然知っていたでしょうが、自分に直接繋がる「偉い人」という意識は希薄だったと思われます。 天皇(当時は『天子様』と呼ばれたようです)を「一番偉い人」と認識していたのは、京の公家・その関係者など、日本全体としてはごく僅かな割合だったと推定します。 そのため、江戸幕府が崩壊した後、明治新政府は、「日本で一番偉い人は天皇陛下である」ことを国民に周知徹底するために相当苦労しています。明治維新以前から皇室は連綿として続いており、日本の最高権力者である徳川将軍家よりも上位に位置づけられていたのにも関らず、です。 皇室が京から江戸(東京)へ東海道を移動する時も、沿道の民は 「行列を組んで東へ移動しているのは、日本で一番偉い『天子様』のご一行である」 ことをなかなか理解できず、おかしなことが各地で発生したと記録されています。
お礼
なるほど・・・やはり天皇の地位は徳川将軍より高いんですか なのに認知度は低い・・・不思議な話ですね。 だとすれば、誰がそれだけ偉くしたのでしょうかね・・・ 天皇自身でしょうか?それとも、武士?? どうしてそれだけ偉い権威を奪い合う戦いが武士達の間で 繰り広げられることなく守られてきたのか? それが、日本の伝統、日本の本当の伝統が隠されている ような気もするんですよね・・・ どうも大変参考になりました。感謝です!
- cobamax
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天皇の歴史は 1原始的祭祀をつかさどる霊的な「大王」 2天武朝から太陽神を起源にもつ「天皇」となった 3武士が天皇の上に立つ時代(権威の無かった時代) 4天皇が現人神として国民を扇動した時代(明治以降) 天皇家不滅のなぞ 1日本国の原点中国には「天子は天の命によりその地位にあり、徳を 失い天から見放された王朝を廃することは、天の命を革めることだ」 という王朝革命交代理論がありました 2日本はこの「天」に代わる聖なる権威を「アマテラス」に由来する 「霊統」に置きこれを「血脈」により継承するというシステム を整備した 3こうして「俗界王」として君臨し神秘の力を持った「神聖王」の 役割を継承しうる根拠を得た、俗界王はたびたび権威がほかの権力者 に委託された次期があった(室町 鎌倉 江戸) 神秘の「神聖王」としての役割がいかなる「時代」「困難」を乗り越えられたおおきな要因ではないでしょうか、この天皇の「神聖性」にかんしてはさまざまな研究と書物がでていますので研究してください 結構「難しい」ですよ!
お礼
なるほど・・・・そんなにいろいろ本が出てるんですか? どうも有り難うございました。 私は、天皇は、教皇の立場かと思っていたのですが、 教皇の上には神がいるでしょ?だから、ちょっと違うんですよね! 明治時代の天皇制は、その上に神がいるようでいない・・・・ 祭られる神より、祭る神である天皇が偉くなっちゃってる。 っていうか、神そのものになってしまった。その天皇の上に なにもない。今もそうです。そういう意味で、今も、昔も 同じじゃん!?ってね・・・何も変わっていない・・・ 相変わらず、神聖視している。 「神聖王」という言葉があると全然知りませんでした。 何かふさわしい言葉あるか探していたのですが、 これで一つ解決しました。感謝です。 どうも私は、キリスト教に限りなく似た似非宗教のような 気がしています。皇統を絶対視するところなど、 イエスが、「へびよ。まむしの子らよ」と言われた聖句がありますが、 ここまで神聖化してしまうと、偽キリストのようにさえ思います。 神の血統でなければ、すべてサタンの血統です。天皇も・・・・ それを神聖視しながら、創造主なる神を信じない王なんて、 「偽キリスト」以外の何者でもありませんね・・・・ 天皇だって、原罪を持った堕落人間なのに・・・・
お礼
どうも有り難うございました。 大変参考になりました。感謝です~!!