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天皇の権威の根拠は何でしょうか?
現在の天皇は象徴天皇として政治的な力を持っていません。 しかし形としては国会を動かしているのは天皇ですし、内閣総理大臣を任命するのも天皇です。 なぜ日本国は天皇にこれほどの権威を与えているのでしょうか? 首相の力には国民に指示された政党の長という裏づけがあります。 そしてその力は裏づけがなくなると消滅します。 国会議員も同様です。 しかし天皇にはそれがありません。 我々は天皇を選べませんし、天皇も自分の人生を選べません。 一言で言えば理不尽です。 その理不尽の根拠は一体なんなのでしょうか?
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- 7zigennDNA
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天皇をめぐる誤解や短慮の多くは、 近代的な価値観で天皇を説明しようとする為に生じています。 そんな理屈では、天皇の謎は解けません。 古事記をどう解釈するか、特に、神話時代の伝承についてどう解釈するか、 戦前は、これを天皇の神格化に利用し、戦後は、絵空事として無視してきました。 縄文時代について学べば、学ぶほど、「縄文の心と魂」は、 古事記の物語の中に、 そして天皇の御心の中に、 脈々と活き続けていると思えてきます。 天皇は、縄文と弥生の結び目に位置する存在。 そう考えながら、古事記を読み解くと、新しい解釈ができます。 奈良盆地における縄文時代の末期に、開拓者として入り、 周囲の縄文人達と協力関係を築きながら、 水田稲作を広めた中心人物が、初代天皇とされる神武天皇だったのでは。 縄文の心と魂を、水田稲作の技術や文化に融合させることに成功したからこそ、 水田稲作の適地にも非適地にも影響力を広げていけたものと推察します。 縄文と弥生の結び目に位置するからこそ、 天皇は、古代から広範な部族に支持を広げることが可能だったに違いなく、 現代においても、国民統合の象徴に最も相応しいと考えます。 だから天皇は、一見、庶民から最も遠そうな存在でありながらも、 逆に、庶民の心に最も近く、 庶民の心の奥底にも鎮座している「縄文の心と魂」に寄り添っていらっしゃる。 東日本大震災の被災者を見舞うお姿にも見られるように、 誰よりも、庶民の心に寄り添う事がおできになる。 人類史の中でも、奇跡的な存在でいらっしゃると思います。 天皇の権威も、人権の制約も、その源泉は、このような歴史にあります。 <参考URL> 縄文の心と魂 http://web01.joetsu.ne.jp/~dimen/page047.html 古事記の解釈・編纂方針と背景 http://web01.joetsu.ne.jp/~dimen/page048.html 古事記の解釈・神代 http://web01.joetsu.ne.jp/~dimen/page049.html
- mysitumon
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まず始めに天皇陛下は、ローマ法王と同等かそれ以上の地位を持っています。 アメリカ大統領に最敬礼をさせることのできるのは天皇陛下・ローマ法王・英国君主ぐらいのものです。 天皇とは存在するだけで莫大な影響力を誇る日本の象徴です。 そして日本人が日本国領土を統治する正当性を与える存在でもあります。 また、天皇陛下がいなくなれば日本は世界最古の王朝である権威を失い、国家としてのランクも著しく凋落します。 付け焼刃の素人意見なので、もっと知りたいのでしたら ニコニコの「世界最強の天皇陛下」やウィキペディアも参照することをお勧めします。
- poweryoga
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内閣総理大臣をこの国のトップとは思いたくないから。
- gootaroh
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日本国憲法に規定されているから・・・といいたいところですが、日本国憲法なんて所詮61年前の話。大日本帝国憲法までさかのぼっても118年前の話です。天皇の権威というのはもっともっと古くからあるのです。 >首相の力には国民に指示された政党の長という裏づけがあります。 ・これは「権威」と「権力」をごちゃまぜにされているからくる誤解だと思います。他のご回答者様も結構「権威」と「権力」をごちゃまぜになさっていると思います。 「権威」と「権力」というのは全く別物であり、全く別の機能です。 「権力」を有効にするためには、その権力が正当であるというお墨付きが必要です。そのお墨付きを与えるのが「権威」です。 要するに、天皇は「権威」の象徴、首相は「権力」(行政部分のみ)の象徴です。 「権威」と「権力」の両方をずっと持つ人のことを「独裁者」といいます。 米国大統領は両方持っていますが「ずっと」ではありません。 我が国の場合は、三権分立ではありますが、それよりも、「権威・権力二分制」といった方がいいかもしれませんね。 「権力」は現代では選挙、昔は武力により、その気になれば誰でも獲得できますが、「権威」だけは世襲ですので、誰も獲得できないのです。 >我々は天皇を選べませんし、天皇も自分の人生を選べません。 ・だからよいのです。誰でもできるのであれば、「権威」ではなく「権力」になってしまいます。 >一言で言えば理不尽です。その理不尽の根拠は一体なんなのでしょうか? ・今風にいうと「独裁者出現の未然防止システム」ということです。現代の日本人はほとんど意識していませんが、実は憲法なんかよりもずっと昔からある、日本人の知恵です。英国風にいえば「君臨すれども統治せず」ってところでしょうか。同じような意味ですね。 大日本帝国憲法時代は現在と比較して天皇主権などと呼ばれ、あたかも天皇ご自身がオールマイティに振る舞っていたかのような印象を与えますが、実際そんなことはできるわけがなく、現在とほとんど変わらず、実務的には内閣がほとんどのことをしていました。 少なくとも近代に入ってからは、天皇ご自身のご意思で行われたことは、二・二六事件での戒厳令布告とポツダム宣言の受諾くらいだといわれています。 個人的には、この「権威・権力二分制」は、絶対的な独裁者が出てこないようにした先人の知恵だと思っています。
- cse_ri2
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他の方の回答をまとめる形となりますが、 1.宗教(神道) 2.血筋 3.歴史 4.日本国憲法 が、天皇の権威の根拠のよりどころでしょう。 その他に、国民の支持という要素も無視できません。 もっとも、今の世でも天皇制反対と主張する人たちがいますが、そういう人に限って、憲法改正を主張しません。 天皇の権威を無くすには最低限、日本国憲法第一条の改正が必要なのですが……
- buck
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>しかし形としては国会を動かしているのは天皇ですし、 形としてもこの認識は誤っています。 >内閣総理大臣を任命するのも天皇です。 憲法にそう書いてあるから。
- aya109
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なんでもいいので大学の講義で使用される類の憲法の教科書の 制度体の保障の部分を読んでみてください。 できれば他の部分も通して読むと理解が深まると思います。 個人的には、芦部信喜先生の「憲法 第4版」がおすすめです。
- russia39
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皇室ネットワークというものをご存知ですか? ヨーロッパで今だ力を持つ王族・貴族たちは、古来から互いに血縁関係を持つことで絆を強めてきました。彼らは権力を追われるとき、しかし莫大な財産は持っていました。この金で彼らはもう一度「資本主義的」権力を手にしました。次に彼らが行ったのは、各国皇室へ金を流し、法的権力の放棄と皇室ネットワークへの参加をすすめました。これがいわゆる「民主化」というものです。 ここからは誰も報道しないので推測になります。日本の皇室に入ってきたのはアメリカの意向ではなく、イギリス王室の金です。それがどう使われているか?私には分かりません。しかし一部政治家も嫌がるアメリカ属国体制が、今でも維持されていることは事実であります。(ちなみにアメリカはイギリスの属国ですよ?)
- hossannpap
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詳しい知識は有りません。 天皇と王との、違いを、歴史の言い伝えから考えてみた時、権威と言う実行を伴う地位ではなく、実効性を伴わない、日本国憲法の条文「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」の意味が理会し易いのではないかと思います。 日本(天皇に対する概念) 天孫降臨の神話の昔から、万世一系、続いてきている日本人の源の様に価値付けられて来た一族!(歴史・学問的見解と言う訳では有りません) 世界(王に対する概念) 歴史経過の中で、その時々の豪族や突然の覇者が、勢力争いを繰り返し、勝ち残った勝者の一族が王家として君臨し、近代に於いて、内部クーデターなどで、抹殺された王族(例=旧ロシア「ロマノフ王朝」/イラン「パーレビー国王」/エチオピア「ハイレ・セラシエ皇帝」/清王朝など・・・)も有るが、国が安定している事で、現在も王としての役割を果している国(イギリス・ベルギー・デンマーク・ノルゥエー・スゥエーデンなど)も存在します。 天皇家が有史以来、今日までの間に、全く争い事が無かったかと言えば、それは違いますが、それでも、例えば、鎌倉時代の源平盛衰にしても、南北朝時代、戦国時代、江戸時代そして江戸から明治への大政奉還・尊皇攘夷に於いても、先頭に立つ役割を果した訳ではないのです。 そして、彼方の仰る >後、GHQの占領により、つまり外国の支配下になって日本国憲法も非常に国内事情を優先したものではなく、支配しやすい内容として施行されたと思う・・・・ でも、国を治めるのに便利に利用されたと言えるでしょうね。 つまり、権力闘争での「錦の御旗」として利用はされてきましたが、自らの手で戦いを勝ち抜いて来た他国の王家とは異質と言えましょう。 そう言う意味から、武力で勝ち取ったものではなく、天皇の親派である事が正義で有った長い歴史の中での暗黙の了解事項になっていると、ご理解下さい。 別な言い方をすると、古来から、天皇で国がまとまり。天皇で利己主義が消せた。そして、天皇で命も投げ出せた。 そんな、時代が、この日本につい60年余り前まで有ったという事です。戦後の日本復興にも天皇の存在は大でした。が、世の中が豊かに成るに連れ、人々の心の中での影響力が希薄化してきたのも事実と言えましょう。 そう言う視点で見た時、過去に於いては、国の大事変等の時に、国民の団結心に大きく寄与し、切り抜けてきた大事な一族であったと言えましょう。 それを、戦争遂行にも利用したと言う歴史も忘れてはなりませんね! 薬と毒の使い分けですかね?? 今後、未来に於いて、日本国民が如何なる考えを持つ様になるのか、又、天皇の役割が変わるのか換わらないのか?その時の国際情勢はこれにどの様な反応を示すのか? 彼方方が政治に歴史に、又、グローバルと個別、自己と他者、など色々な知識の上に立って考えて行って下さい。
>>一言で言えば理不尽です。 その理不尽の根拠は一体なんなのでしょうか? 太古の昔から民主主義があったわけではないので、理不尽は大多数の考えではなく、昔からの伝統・格式をベースに儀礼的政治参加も含め、国民の象徴として存在していると思うのです 理不尽な点といえば、宮内庁を設けてかなりの国税を使っていることでしょう 伝統を維持するのに国家が手間をかけすぎではないでしょうか 人間天皇ですから財産を所有させ、自立をさせて自由な身分にしてあげることが人間として普通です
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