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ので の用法に違和感があります。
次の例文をご覧下さい。 例文 チャイムは鳴らないので,そのままお入り下さい。 わたくしは、この ので にて接続されている文に違和感を感じるの ですが、用法として問題ないのでしょうか。 違和感なく聞こえると思われる文は、ケースによって次のように なると思うのですが、いかがでしょうか。 (行政などが発信する文として) チャイムは鳴らないため,そのままお入り下さい。 (告知の相手がお客様など) チャイムは鳴りませんので,そのままお入り下さい。 理由として、'ので' という接続助詞は、'から' や 'ため'よりも基本的にですます調に続けて使用することに よって自然にやわらかく聞こえるのではないかと思うのです。 ですから、鳴らない ではなく、鳴りません の後に続ける べきではないかと思う次第です。 皆様からのご回答をお待ちいたしております。
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論点が交錯していてどのように論じたらよいか困ります。 単純化して結論の「鳴らない ではなく、鳴りません」について分析します。 否定辞への「ので」の接続を問題にしていますね。 否定辞には「ぬ、ず、ない」があります。 「ぬ、ず」は平安文芸に根拠を持つ正統的なものであります。 一方、「ない」は江戸時代末期に現れた江戸弁です。 さて、後者は未発達なので丁寧語の「です」には「の」を入れて接続させねばなりません。 たとえば頻出していて悪名高き「ないです」は用法違反なのであります。 つまり「ない」に丁寧語をつけるには「のです」しかありません。 そのあとに主題である「ので」をつけると「ないのですので」とするしかありません。 しかし、この形は耳にきわめて違和感を生じます。 つまり上で言ったように、「です」は未発達なので接続できる相手が限られるからです。 翻って、「鳴りません」には「ので」を接続させるにあたって問題はありません。 正統的言葉であるからですね。
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- hiroinfuna
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ご質問のポイントは「ので」を使う時に、動詞を「普通形」(外国人にはこのように教えます)でなく、「ます形」などの丁寧形に付ける方が違和感がなく良いのではないかということだと思います。 確かの「チャイムは鳴らないので、そのままお入り下さい」よりも、「チャイムは鳴りませんので、そのままお入りください」の方が不自然さがなくベターであると思います。 その理由は、文の後半に有る「お入り下さい」が丁寧語で書かれているからだと思います。もし、 「チャイムが鳴らないので、そのまま入ること/入室されたし」 などの表現でしたら、違和感はないと思います。 「ので」の問題ではなく、文全体が丁寧語で書かれているか否かの問題ではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 文の前半後半での表現が統一されていないために 発生している違和感であるという解釈ですね。 非常に参考になりました。 丁寧なご回答を頂戴し感謝いたしております。
- DIooggooID
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ご参考 http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/nihongo/labo/lab_012/body.html (※中盤以降に 「ので」 の解説があります。 )
お礼
早速ご回答を頂戴しまして、誠にありがとうございました。 論点が交錯しましたことについて、お詫び申し上げます。 さて、ご回答の内容ですが以下のとおりと解釈して よろしいでしょうか。 ・例文の チャイムは鳴らないので,そのままお入り下さい。 は、不適切な表現である。 ・わたくしの提案しました表現 チャイムは鳴りませんので,そのままお入り下さい。 は、問題ない。 ・また、もう一つ提案しました表現の チャイムは鳴らないため,そのままお入り下さい。 は、別問題となる。(未決) 以上、いかがでしょうか。 お伺いついでで申し訳ないのですが、上記の未決部分については、 どのように解釈すればよろしいでしょうか。 ご回答にございます「ないです」同様、用法違反となるのでしょうか。