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ダンテ「神曲」に見るヨーロッパの世界観
初めまして。 ダンテの神曲には、彼から見た中世ヨーロッパのキリスト教的世界観が語られていると聞きました。 自分も一度読んでは見たのですが、内容から当時の世界観について推察するのは難しかったので質問させてもらいました。 考察サイトのようなものでも良いので教えていただけると助かります。
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質問者が選んだベストアンサー
もしこれが大学などのレポートでしたら参考にして下さい。 ダンテの「地獄編」は面白かったですが、「煉獄編」や「天国編」は退屈で詰まらなかったです。その後、恵心僧都源信の書いた「往生要集」を読んで、やはり地獄は大変面白かったです。どうも人間の世界観に関して、地獄は洋の東西を問わず余りに現実的であり、幾らでも説得できる描写が可能なのでしょう。 ところが、驚いたことに源信の描いた極楽はダンテの天国と比べて桁違いに知的で崇高で魅力的な世界でした。ダンテの天国だったら一週間もいれば飽きると思いましたが、源信の極楽には是非行ってみたいと思いました。 質問者さんも「神曲」と「往生要集」を両方読んで、天国と極楽の比較をレポートに書いてみたらどうでしょうか。インド人や日本人の認識した極楽に関する知的な世界観と、中世ヨーロッパの天国に関するアナーキーで享楽的なキリスト教的世界観との比較は、大学の先生を唸らせると思います。
お礼
解答ありがとうございます。 ご指摘の通り、大学のレポートです。 確かに神曲の天国篇は地獄篇に比べて物足りない感じがしました。 cyototuさんのアドバイスを参考にしたいと思います。 ありがとうございました。