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トランスや鉄心の発熱のメカニズム
磁性体の話の中で少し出てきたんですが トランスや鉄心といったものが発熱するメカニズムについて教えていただけないでしょうか? よろしくお願いします。
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トランスを考えると、一般には銅損と鉄損に分けられます。 銅損とは銅線の直流抵抗と流れる電流により発生する損失です。 鉄損の主なものはヒステリシス損で、磁性体のヒステリシス特性と磁束密度、重量(ヒステリシス曲線の面積と考えて下さい)により決まります。 ほとんどの場合、物理世界での損失は熱に変換されます。ベアリングによる摩擦損失も熱に、空気抵抗も熱に変換されます。 これらの損失により熱が発生し、例えばトランスの構造や外形による放熱特性との平衡点まで内部温度が上昇します。
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- kaitou-man
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回答No.1
強磁性体は一般に磁界と磁束密度のグラフを書くとヒステリシスを持ちます。 トランスなどで交流を流して磁界を変化させたとき、このヒステリシス分の損失が生じます。 また鉄心の場合にはIH調理器具上の鍋と同じように渦電流が発生しますので、これも損失になります。 これらの損失はすべて熱という形で現れますので、発熱することになります。
質問者
お礼
HPの紹介までありがとうございます^^ とても参考になりました。
お礼
詳しいご説明ありがとうございます。 いろいろな損失が熱に変換されるんですね。