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発熱のメカニズム
質問です。 発熱すると呼吸数や脈拍数、血圧が上昇するのは何でですか? 詳しいメカニズムを知りたいです! お願いします(>_<)
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基本的には、人は呼吸によって酸素を取り込み、二酸化炭素と僅かな水蒸気をはき出しています。 これを好気呼吸(酸素呼吸のこと)といいます。一応、好気呼吸の反対を書いておくと嫌気呼吸(酸素を使わない呼吸)というのもあります。人間など一般的な動物の多くは好気呼吸です。 酸素そのものは、もともと酸化作用が強いため、生き物からすれば猛毒でした。 しかし、ミトコンドリアという生き物が、酸素を利用してエネルギーを効率的に生み出すことに成功したことで、好気呼吸ができる生き物が生まれたのです。尚、このミトコンドリアは、いつしか別の単細胞生物と合体し、その細胞の一部となりました。 そして、それが進化し多様な好気呼吸の生物が生まれました。我々の体の中には、今でもミトコンドリアという自動車でいうエンジンが体の細胞の一つ一つにあります。 さて、そのエネルギー消費サイクルは脂肪、糖質などを酸化させることで行います。実際にはそれ自体を使うのではなく、アデノシン三リン酸(ATP)を用いた好気呼吸サイクルがあります。 簡単に言えば、酸素と食物から得られたエネルギーを結合させて、その時に生まれるエネルギーを運動エネルギーや熱エネルギーなどに変換するのです。最終的に、不純物として水や酸素が細胞から排出されます。 だから、活発に行動しているときは、酸素が大量に必要となります。 ただし、例外が一つだけあります。突然突発的な運動をしたときには、すぐには息が上がりません。 その場合は、細胞が酸欠になるにも関わらずエネルギーが必要になることがあります。このときには、細胞の周りにある糖質の蓄えを用いて一時的に、エネルギーを生み出す解糖という作業が行われます。それによって、短時間のエネルギーを供給します。 尚、この解糖は疲労物質の乳酸を生み出すため、長時間は使えません。 風邪で寝込んでいるときの発熱は、基本的には運動と同じです。 違うのは、相手がウィルスや細菌感染などによる体内での攻撃に対する防衛や反撃だということだけです。人体に異物が入り込みそれらが増殖した場合、まず人体は体温を上げて代謝を活発にします。体温が上げるには、いつも以上の熱が必要になるため、細胞が活発に酸素を消費します。それによって、代謝が上がり、呼吸数や脈拍数などが上がるのです。 この体温上昇は、免疫系をより活発に動かすための準備となります。体温が上がることで血流も上がり、免疫細胞が全身に行き渡るようになります。 免疫細胞が量産され全身に行き渡らなければ、体のどこかで雑菌が生き残り、細胞を破壊するかも知れません。そのため、体が危険を感じれば体温が上がるように出来ています。もしも、上がらなければ、その部分が壊死し、腐ってしまう可能性もあります。 こんなところでしょうか? 昔は良く覚えていましたが、最近はこういったことを使う機会もめっきりなくなり、あまり覚えていません。Googleなどでクエン酸回路あたりで検索すれば、詳しい過程は出てくると思いますよ。
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- rimurokku
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病原菌などと戦う必要があるときは、体は平常より多くの熱を発しますが、熱を出すためには脂肪を燃焼させます。 激しく脂肪を燃焼するには多くの酸素が必要で、より多くの空気を取り入れるために肺の動きを早め、血液に取り入れた酸素を全身に回すために心臓の動きも早く血圧も上昇します。
お礼
ありがとうございます!! 参考にします!
お礼
ありがとうございます!ほんとに助かりました☆