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アンプのアウトプット・トランスの鉄芯について教えてください
以前にアンプのアウトプット・トランスのように直流重畳の場合には、鉄芯の磁束密度が飽和しやすいので磁束密度を低くし、更に磁路に空隙を設けると教えて頂いた事がありますが、この空隙とは鉄芯のどこにどのように設けるかおしえてください願いします。 それから以前に38endoh様に回答頂いた時 締め切りのポイントの発行がどうしてもうまくできません お許し下さい。
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>この空隙とは鉄芯のどこにどのように設けるかおしえてください 低周波用としますと、使用する鉄芯は、積層板かカットコアになると思います。 積層の場合は、EI型が多いと思います。 普通の変圧器では、積み重ねるときに1層ごとにEとIとを互い違いに積み重ねます。 空隙を設けるときは、EはEだけを積み重ね、IはIだけを積み重ね、それぞれブロック状にします。 こうすることで、Eの三つの脚には、断面が3個できますから、この三つの面とIの当たる面との間にクラフトペーパーなどのような使用温度に耐え非磁性体のものを挟めば、磁気的に空隙ができます。 中脚と外の脚とで磁路に対して2箇所になりますから、空隙の長さは、合わせて挟んだ紙の厚みの2倍になります。 巻き鉄芯2個よりなるEI型のカットコアも同じになります。 カットコアのように巻き鉄芯1個をカットした物は、当然突合せ面が2箇所ですから、この突合せ面に空隙を設けます。 なお、鉄芯や空隙は樹脂を含侵させたりプレート類で強固に締めたりしないと振動・騒音が取れません。 ちなみに空隙を設けることで磁気回路が磁性体の部分と空気の部分とが直列に構成されることになります。 鉄芯は、B-H曲線で表されるように磁界と磁束密度の関係が飽和しますが、空気のそれは、直線ですから磁気回路が鉄芯のときよりも空芯のコイルに近くなり曲線の曲がりが弱くなります。 磁束密度を下げないと透磁率が、だんぜん小さくなるので励磁電流が増加します。 >締め切りのポイントの発行がどうしてもうまくできません まったくの推定ですが、そのときは、回答者が、お一人だったのではないですか。 回答者が1名の時には、もう1名を「該当なし」にしないと、うまくいかなかった気がします。
お礼
分かりました 色々と何時も有難うございます