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ピリジンの触媒
ピリジンを触媒としてアルコールと無水酢酸(Ac2O)を反応させるとき、まず無水酢酸のCOにピリジンのNが攻撃して、AcO-ピリジンができ、カルボニル活性化が起こります。 AcO-ピリジンはAc2Oよりも活性が高いのはなぜですか? 電気陰性度はN<OなのでAc2Oのほうが活性は高いように感じます。 回答よろしくお願いします。
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noname#68993
回答No.1
この疑問には少し悩ましい問題を含んでおります。 それは、ピリジンが塩基として働くのか、あるいは塩基触媒として作用しているかという事です。 そこでアルコールとピリジンの求核性を考えると、ピリジンの求核性はアルコールより優れていますので、アシル化の活性中間体としてAc-Py^+が出来るのです。それにアルコールが反応してピリジンが外れてきます。ですから、ピリジンは塩基触媒として作用しているのです。 AcO-Py^+は間違いですよ。Ac-Py^+です。
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noname#160321
回答No.2
>電気陰性度はN<OなのでAc2Oのほうが活性は高いよう… 脱離能を考えると、Ac-Py^+からピリジンが抜ける方がAc-OAcからAcO^-が抜けるより活性です。 前者はAc^+とPyになるので電荷の変化がないからです、後者はAc^+とAcO^-が分かれなくてはなりません。
質問者
お礼
返事が遅くなってしまって申し訳ありません。 脱離能について考えてませんでした。 回答ありがとうございました。
お礼
返事が遅くなってしまって申し訳ありません。 Ac-ピリジンでした。 この時は塩基触媒として働くのですね。 もう一度よく考えてみます。 回答ありがとうございました。