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ドイツ式管楽器について
クラリネットやファゴットに、フランス式ドイツ式とあるようですが、一般にフランス式なのでしょうか?また、それはなぜでしょうか?またどのような差異があるのでしょうか? ということを教えてください。
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クラリネットはドイツ人のデンナーという人がフランスでシャリュモー と 呼ばれていた楽器を改良して作りました。ただ、フランス愛国主義の人は シャリュモーがフランス発祥なのでクラリネットもフランス発祥という ことに(クラリネットはあくまでシャリュモーの一つにすぎないという 考え方)しておかなければ許さない、と言って本家争いが始まりました (その割にはフランスも呼び方はクラリネットに変えてしまいました)。 その後デンナーのクラリネットよりもさらに改良されたものがそれぞれ フランス(ベーム式/1843年)、ドイツ(エーラー式/1903年)で発明 されて今に至ります。 日本に初めて入ってきたのは明治時代初期、エーラー式が発明される前 だったので、日本ではフランス式が主流なこととされているようです。 ただ、プロになるとエーラー式を好む人もいますし、さらにオーストリア型のウィーンアカデミー式というタイプを使う人もいます。 それぞれ音色が異なるので、演奏ジャンルや個人の好みなどで使い分けられています。
お礼
シャリュモーというのは聞いたことがあります。フランスのを改良したんですね。クラリネットはフランスの呼び方でもないのですね。フランス式ベームは古さを感じさせますが、十分ということで今の標準なのでしょう。エーらー識はだいぶ新しさを感じますが、重いのか?普及しませんね。