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尖鋭度の求め方
尖鋭度の求め方を教えてほしいです。 当方現在院受験直前の状態です。 しかし尖鋭度がわからない(講義でやってないので)状況です。 以下の場合の尖鋭度Qの使い方を教えてください。 (ちなみに私の知っている情報は、 直列共振回路のとき→Q=1/W0CR 並列共振回路のとき→Q=W0CR ここでW0は共振周波数です。) 質問は次の4点です。 1、直列と並列が混ざっている回路の場合、直列共振なのか並列共振なのか? 2、回路に複数の抵抗がある場合はどうしたらいいのか? たとえばQ=1/W0CRというのはただのRLC並列回路のときに成り立つのだと思うのですが、RRLCなどの場合はどうしたらいいのか? 3、RLCのどれかが抜けている場合はどうなるのか? 4、R-(L、C) 「LCが並列にあり、それにRが直列につながっている」 場合はどうなるのか? 以上です。よろしくお願いします。
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No1さんの説明で良いと思います。蛇足だとは思いますが、自分なりの感想を一言述べさせて下さい。 >>直列と並列が混ざっている回路は、直列共振なのか並列共振なのか? 難しいご質問ですね。このような場合のQ値の定義もいろいろあり、1つに確定していません。院入試ではまず100パーセントこのような問題は出題されないでしょう。でも、一般的な論点から以下のように、Q値について述べることが出来ます。 (1)回路全体のインピーダンスZを求めます。 (2)|Z|の極値を与えるωを求めます。|Z|^2はωについての有理式ですから、。|Z|^2で考えた方が計算しやすいでしょう。極値はいくつか存在するでしょうが、極小値を与えるωが共振角周波数で、極大値を与えるωが反共振角周波数です。 (3)あとはNo1さんが説明されているように、個々の共振角周波数(反共振角周波数)について極値の半値(1/√2)を与えるωの幅をΔωとします。(このことを個々の共振角周波数について行うのです。・・・面倒くさいですね) (3)共振角周波数(反共振角周波数)をω0とすると、Qは、 Q=ω0/Δω と定義できます。しかし、これを実際に計算するとなると大変(面倒くさい)です。R、L、C等の数値によっては共振優勢であったものが、簡単に、反共振優勢に逆転します。だから、このような回路の共振周波数を求めたり、Qを求めたりするのは計算で求めるのではなく、実験して測定値を求める方法が広く行われています。
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院生さん候補に敬意を表して端折り過ぎたようで、失礼。見るに見かねて #3 さんがサポートくださったのでクリアになりましたね。 蛇足を少々。(一般の回路について、尖鋭度(Q) の厳密な定義が存在するのかどうかは知りません) No.1, 2 の略記したのは、伝達関数の共役な極の対ごとに、局所的 (該当の極のみに着目。他の極は無視) に Q を定義する慣用例です。 直列[S] (並列[P]) のイミタンス (W) から成る 2-ポートを想定し、その伝達関数 T(p) を考える。 T(p) の極 (分母の零点) は実数か共役複素数対だが、L-C-R の共振は共役複素数対に対応する。 直列[S] (並列[P]) の極 (共役複素数対) が、直列 (並列) 共振点とみなす。 ---W--- [S] ------- ---┬--- W [P] ---┴--- 直列[S] (並列[P]) に限らず、複雑な 2-ポートの場合へ拡大解釈して、共役な極対ごとに局所的な Q を勘定することも珍しくありません。
ミスを訂正。 M/2 → 2*M ---------------------------- 伝達関数極の共役対の二次因数、 p^2 + bp + c (p = jω, b^2 - 4ac < 0) について、絶対値の二乗が極小(M)になる角周波数をωm, 絶対値の二乗が 2*M の(角)周波数幅を B として、 Q = ωm/B で尖鋭度(Q) を定義。
一般的な場合も、伝達関数の共役な極の対ごとに Q を勘定するのが普通なようです。 伝達関数極の共役対の二次因数、 p^2 + bp + c (p = jω, b^2 - 4ac < 0) について、絶対値の二乗が極小(M)になる角周波数をωm, 絶対値の二乗が M/2 の(角)周波数幅を B として、 Q = ωm/B で尖鋭度(Q) を定義。
お礼
回答ありがとうございます。 正直よくわかりません。 伝達関数極(?)の共役対の二次因数 またa,b,cとは何なのでしょうか?